
野球は会議室でやっているんじゃなく球場でやっているんだ!
第32編
| 何分の1という視点では見れないのかなぁ・・・−2002.10.31 |
| 私は高校野球は好きですが、どこの高校のファンでもありません。トピックスで取り上げている愛媛の丹原高校や山口の久賀高校が負けても、別段悔しいと思ったことはありません。丹原と久賀には野球のスタイルに共感したのであって、野球部の内実や選手の実態を知らないのですから、好きとかという感情は生まれるはずがありません。だから私にとって、久賀高校は山口60校のうちの1校、丹原高校は愛媛63校のうちの1校に過ぎません。ところで、強豪校や名門校あるいは伝統校が好きな人は、掲示板などで活発に発言されているようです。名もなき高校の話題と違って、多くの同好の士が集結しています。ネタはといえば、監督の手腕や指導方針から選手の評価に関することまで、実に多岐にわたっています。時々危ない内部事情や選手のプライバシーをネット上に公開している配慮に欠けた方も散見しますが、無力な私がどうこうできるわけではないので、心の中で遺憾の意を表明するしかないのですが。強豪校や名門校のファンの人の言動で嫌なのが、「うちの野球部は他とは違う。だから、・・・せねばならないんだ」とか、まだ大会も始まっていないのに「準決勝では、どこと当たるなぁ」という獲らぬ狸の皮算用をしていることなどなど。多分、「自分のところは別格で、他の高校はその他大勢」という優越感と差別感を無意識的に持っているのでしょう。応援している高校が強くても、応援している当人が立派という等式は成り立たないにもかかわらず、優越感に浸り差別的言動をする人を見かけると悲しいです。強豪校が好きな人、それは好みの問題ですから、私がどうこう言える筋合いのものではありません。しかし、「好きな高校も、何々県のXX校のうちの1校である」という意識だけは、頭の片隅にでも入れておいて欲しいです。強豪校のファンでも純粋に応援している人も多いと思いますが、上述したような優越感と差別感を持った一部の心無い人の言動などは、贔屓の引き倒しになりますのでご注意を。まあ詳しい内部事情を知っている関係者や純粋に応援している人は、掲示板などにはあまり登場しないですけどね。 |
| 選抜出場校予想の重要なキーワード、それは「選好」−2002.11.18 |
| 北は北海道から南は九州までの各地区大会はすべて終了しました。神宮大会は開催中ですが、あともう少しで野球のオフシーズンとなります。来春の選抜大会からは「21世紀枠」に加え「希望枠」・「神宮枠」が新設されて、さらに複雑怪奇な大会となるようです。一般選考枠30と前記の特別枠4の計34校が出場することになっています。地区大会が終了するや、毎年恒例の外野雀による独断と偏見にみちた選考会が、夜な夜な多くの掲示板で開催されているようです。地区優勝校や準優勝校の選出にはあまり異論は出ないようですが、自分の贔屓の高校がボーダーライン上にある場合は、贔屓チームに有利なデータを引用あるいは無理やり創出し、「選出は濃厚あるいは確実」との結論を導き出して、独りご満悦の方も多いようです。21世紀枠についても、今年も進学校あるいは文武両道という野球とどういう関係があるのか分らない高野連推奨の理由を持ち出して、熱く語っている御仁もいらっしいます。私はますます複雑怪奇化している選抜にはまったく興味がないので、どこが選考されて出場しようがかまいません。外野雀の予想は我田引水的で読むぶんにはとても面白いのですが、ただ一点欠落している視点があるような気がします。ボーダーラインにある高校の選考予想で、地区大会や県大会の数字的データを持ち出して、理論的に語っても意味がないということ。高野連は秋季大会の成績は参考資料にすぎないと明言していますし、高野連の選考は正しくは「選好」なのですから。実力のある高校を選ぶのではなく、自分好みの高校を選んでいるのです。自分の贔屓の高校がボーダーライン上にあるのなら、贔屓の高校が高野連の好みに合っているのかどうかをまず考えるべきでしょう。もし贔屓のチームが甲子園常連の私立校で、最大のライバルと思われるチームが公立の進学校であれば、形勢は不利と認識した方がいいと思います。たとえそのライバル校がコールド等で大敗していたとしても、安心はできません。過去の選好結果からして、十分あり得ることですので。贔屓の高校の選出を夢見て夜な夜な語るのは楽しいでしょうが、選抜出場校予想の重要なキーワード、それは「選好」であることを念頭においていた方がいいと思います。 |
| 希望枠選出基準に関する考察−2002.11.18 |
| 来春の選抜大会から採用されることになった「希望枠」なるものの選出基準をつらつら眺めていたら、いくつか疑問点を抱きました。 まずはこちらをご覧になって下さい。 ■「希望枠」の概要及び骨子 ・希望枠 地区別小委員会で選出された補欠1位校の中から、「神宮大会枠」を得た地区を除く9校を対象に1校を選出。選出基準は守備力を重視し、平均失点など秋の成績を考慮しながら選出される。 <選出基準に関して> 参考データは、秋季地区大会での最終試合を含め直近の5試合を対象とする。 具体的選出基準は以下の通り 1.候補校9校のうち、「被塁打数」(単打1、二塁打2、三塁打3、本塁打4で算出)が多い3校を除外する 2.残り6校のうち、「与残塁と失点」の合計が多い3校を除外する 3.残り3校のうち、最も「失点」の少ない1チームを選出する。 4.同条件のチームが複数あった場合、得失点差の大きい方を選出する。 5.同条件のチームが複数あった場合、過去の選抜大会出場経験の有無などを判断材料にする。 ■以下は私が抱いた疑問点です。 1.直近5試合を対象にするとのことだが、試合が行われた当日の気象条件は勘案されないのだろうか。大雨が降る中で行われた試合の場合、グランド状態が悪いため、内野安打やエラー絡みで失点するチームが多い。大会期間中、ずっと悪天候が続いた地区は不利なような気がする。 2.直近5試合を対象にするとのことだが、各地区大会・県大会でコールド規定が違うし延長戦もあるので、5試合を回数に換算した場合、チームによって相当ばらつきが出るのではないのか。四国大会は大差がつこうとコールド規定はなく、中国大会は決勝以外はコールド規定(5回10点・7回7点)が適用されます。 3.選出基準とする「被塁打数」・「与残塁と失点」の数値は、5試合の総数なのだろうか。もしそうならば、総回数の多いチームは不利になる気がする。 4.選出基準とする「被塁打数」・「与残塁と失点」の数値は、総数を5で割った1試合平均なのだろうか。これでもやはり総回数の多いチームは不利になる気がする。あるいは防御率のように9回を1試合とみなし、数値を算出するのだろうか。これだと数字遊びになるような気がする。5回コールドの試合を9回に換算するわけだから、「被塁打数」・「与残塁と失点」は1.8倍。考えただけでも、まったくナンセンスだ。 5.極論なのですが、延長15回15−14のような大熱戦の試合は、失点・得失点ということからいえば不利になります。選手達が疲労困憊して勝ちとった試合も、選出基準からすればマイナス要因にしかならないのですね。 ■疑問点に関する私論 1は気象条件に関することなので、気の毒ではありますが、運不運で片付けることはできます。しかし、2・3・4は希望枠を設けることを決定した時点で、各地区・各県高野連にコールド規定に関する通達を出して、選出基準の前提となる条件の統一をしなければならなかったのではないでしょうか。たとえば、「選出対象の起点となりそうな県大会準々決勝あるいは準決勝からはコールド規定を適用しない」などなど。選出基準の前提となる条件統一をしないで、「数値による選考の透明性」を主張されても、まったく説得力にかけるだけです。選考基準が不透明かつ不平等だという批判が世間には多いから、数値による選考を考え出したのでしょう。批判をかわす為とはいえ、こういう杜撰な選考方法を考え出すくらいですから、今まで数え切れないほど後ろめたいことをしてきたと自覚はしていたのですね。「懺悔、償い」の気持ちは分らないではないですが、拙速はいけません。5に関しては、感傷に過ぎないので無視してください。でも可哀想だ・・・。 |
| ガッツ石松さんでも作意が見抜ける中国大会。そろそろ普通にやりましょう!−2002.11.18 |
| 今年も作意に充ちた組み合わせ・抽選方式で決められた中国大会は、岡山城東が広陵高校を下して優勝し、何事もないかのように幕を閉じました。NHKは準々決勝からラジオ中継しましたが、当然のことながら中国地区特有の非常識な組み合わせ・抽選方式には一切触れないまま。多分、NHK的には放送禁止用語と同様、アンタッチャブルな領域のことだったのでしょう。あるアナウンサーなんか、「準々決勝4試合のうち2試合が奇しくも同県対決となりました」と白々しく語っていたのには、思わず失笑してしまいましたが・・・。野々村真君でも正解が出せるような作意と疑惑に充ちた方式によって、近年になく実力が拮抗していた広島・岡山勢7校のうち5校が壮絶な星の潰し合いをして、準々決勝までに敗退。決勝は予想通り岡山VS広島対決となったわけですが、この組み合わせ・抽選方式を来年以降も採用していいのでしょうか。中国地区と同じ5県16校が出場する北信越地区の組み合わせを見るにつけ、中国人として本当に情けないやら恥ずかしいやら。建前とはいえ、正々堂々を標榜する同じ高野連傘下の組織とは思えません。野々村君ならまだしも「ゴリラよりもゴリラっぽい人間」と評判のガッツ石松さんや、「みたらし団子と安倍川餅の区別が辛うじてつく」輪島功一さんでさえも見抜けるような作意と疑惑に充ちた組み合わせ・抽選方式はもうそろそろやめて、北信越を始めとするほとんどの地区が採用している「フェアで普通の方式」に変更しましょう。「フェアで普通の方式」を採用したならば、多分広島・岡山勢が上位を独占するでしょう。山口・山陰勢の選抜出場は、今以上に厳しくなることは分っています。「秋季大会の成績は選抜の予選ではなく、あくまでも参考資料にすぎない」と総本山が公言しているのだから、こんな作意と疑惑に充ちた方式を駆使してまで、同一県による上位独占を阻止する必要はないと思います。広島・岡山勢が上位を独占したとしても、総本山は地域性とか話題性とか進学校あるいは21世紀枠という飛び道具を出して、好みの高校をきっと「選好」してくれます。96年度から採用された非常識な組み合わせ・抽選方式ではありますが、この方式を考え出した人はイベンターとしては優秀だと思いますし、「広島・岡山勢は相対的にも絶対的にも強くなっていく一方である」ことを見抜いていたという意味では、先見の明があったことは認めます。しかし、「平等と機会均等」を基本的スタンスとせねばならない教育者としては、完全に逸脱しています。あの北朝鮮でさえもしぶしぶ拉致を認め、建前とはいえ謝罪したのですから、中国地区高野連もそろそろ「フェアで普通の方式」に変更しましょう。非を認めなくても謝罪をしなてもいいですから。 甲子園出場という夢と希望を掴み取るチャンスさえ公平に与えられていない中国地区。やっぱりおかしいなぁ。今年の広島・岡山勢7校はどこが優勝してもおかしくないくらい力が拮抗していただけに、本当に可哀想だったよ・・・。 ・野々村真君・ガッツさん・輪島さんでさえ作意であると見抜けること 他地区とはまったく違う方式のトーナメント表にしたのは、同一県の代表校に上位を独占させないためである。 ・野々村真君・ガッツさん・輪島さんでさえ疑惑を感じること A県の位置は本当に抽選で決めたのか。1順目と2順目のA県の位置が3大会目まで同じ順番であるのは確率的にはあり得るが、ここまで偶然が重なると必然であると感じてしまう。もし抽選をしているのなら、四国地区高野連が徳島県高野連のHPに詳細な抽選方式を掲載していたように、所属県高野連のHPに掲載すればいいのではないか。 ・野々村真君・ガッツさん・輪島さんでさえ怒るぞ! 「世界ふしぎ発見!」で9割を軽く超える驚異的な不正解率を誇る野々村真君や、現役時代頭をちょっと打たれすぎてクイズ番組で珍答迷答を連発するガッツさんや輪島さんに、クイズ「中国大会作意と疑惑を探せ!」と題して質問したら、「あまりにも簡単すぎるじゃないか。俺をバカにしているのか!」と怒られるでしょう。 。 〜参考資料〜 〜03年度北信越大会トーナメント表〜 ![]() 〜03年度中国大会トーナメント表〜 ![]() 〜「フェアで普通」の北信越方式ならばこうなります〜 ![]() 〜中国大会トーナメント表テンプレート〜 |
| 広島と愛媛の論功行賞の違いについて思うこと−2002.12.16 |
| 夏季大会で優勝したチームは甲子園大会に出場するわけですが、それ以外のチームは1・2年生で新チームを編成して練習に励み、練習試合で実践経験を積みます。多くの県では8月中旬から下旬にかけて、秋季大会のシード校を決める新人大会を開催しています。ここで問題となるのが、甲子園に出場したチームの処遇。甲子園での試合日程にもよりますが、早い回戦で負けたとしても、県内の他校に比べてチーム作りが大幅に遅れるのは確実。況や昨年の松山商業や今年の川之江のようにベスト4にまで勝ち残った場合、新人大会と日程が重複してしまう為、新人大会に参加するのは不可能。現に、松山商業も川之江も新人大会には出場していません。愛媛の新人大会は東予・中予・南予の地区毎に新人戦を行い、各地区大会上位4校に秋季大会地区予選のシード権が与えられます。組み合わせ上、シードされると有利であることは間違いありません。今年の川之江は新人大会に出場できなかった為、シード
権を得ることができませんでした。その結果、秋季大会東予地区予選では優勝候補の丹原高校(後日県大会優勝)のいるゾーンに入り、1回戦は快勝したものの、県大会出場をかけた2回戦で丹原に7−11の打撃戦の末敗退。優勝した丹原相手にこのスコアですから、組み合わせ次第では上位に進出できたような気がします。川之江は甲子園大会でベスト4という快挙を成し遂げたことにより、シード権のかかった新人戦には出場できず、しかもチーム作りも大幅に遅れました。こういう特殊な事情がある場合、論功行賞というわけではありませんが、秋季大会地区予選のシード権を特典として与えてもいいのではないでしょうか。東予地区の県大会出場枠は6ですから、シード5校でも別段問題はないように思うのですが。一方、甲子園大会でベスト8入りした広島・広陵高校には、予選リーグを免除しての県大会出場という特典が与えられました。広島の場合新人戦は行われず、8月中旬ぐらいから下旬にかけて、秋季県大会出場をかけた地区リーグ戦が行われます。広陵が甲子園大会準々決勝で敗退したのが19日。県大会は9月14日開幕なので、日程的にはリーグ戦をこなす余裕はありますし、新チーム編成後十分な練習をする時間がないとはいえ、広陵の厚い選手層からみても、リーグ戦に出場することはできたように思います。勿論予選を突破することも。しかし、広島県高野連は広陵に前述したような特典を与えました。私は、この措置は賢明だと思っています。県によって、論功行賞は違うようですね。
---------------------------------------------------------- ■愛媛・川之江高校の場合 ・8/20:甲子園大会準決勝 1-10明徳義塾 ・8/17〜22:東予大会 ※東予大会不出場・シード権得られず ・9/14:秋季大会1回戦 13-5三島高校 ・9/16:秋季大会2回戦 7-11丹原高校 ■広島・広陵高校の場合 ・8/19:甲子園大会準々決勝 2-7明徳義塾 ・8/中旬〜下旬:地区予選リーグ ※地区予選リーグ不出場・県大会出場権を特典として得る ・9/14:秋季大会1回戦 15-1世羅高校 ・9/15:秋季大会2回戦 9-2尾道東高 ・9/16:秋季大会3回戦 13-0観音高校 ・9/28:秋季大会準々決勝 4-2広島商業 ・9/29:秋季大会準決勝 4-2崇徳高校 ・10/5:秋季大会決勝 9-5賀茂高校 |