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  座長/発表者 内容
オープニング Yannis Haralanbous  
Dynamic Fonts Jaques Andre 活字のあり方の歴史的背景を紹介した後に、デジタルフォントの表現形式を紹介した。
ビットマップフォントとアウトラインフォント
カリグラフィとトポグラフィ
書き順で表現するか形状で表現するか
スタティックフォントとパラメトライズドフォント
制御点が定数なのか拘束条件が入っているのか…ということか?
ダイナミックフォント
  • ベクトルフォントにおいて、ベクトルの向きを乱数で散らす
    • 手書き文字のシミュレーション
  • カーニング
    • 文字間のスペースバリューを計算して配置を決める
    • 文字を出力するときに処理する?type 3 font で?
  • リガチャ
    • 西洋の文章ではスペーシングで両端をそろえる
    • アラビアの文章では最後の文字を引き伸ばす
      • 単純な横拡大では文字が太くなる。アウトラインフォントの制御点を変更して制御しなければならない
    • オートリガチャ
      • 接合すべきような形状が隣り合ったら自動的に接合するようにする
    • 積分記号やΣやハットや括弧を不自然にならないように縦、あるいは横に拡大する
W3C コンソーシアムで定義中。文字を動かすアニメーションも定義しようとしている。smail に使うとか…シネマティックフォント (だんだん描かれてゆく?) というのも定義しようとしている?途中まで描くという指定をしたときの動作の定義が難しい?
Spaces Yannis Haralanbous  一般的ではない事例におけるスペーシングについての分析結果を紹介した。
  • フランス語以外のラテン文字の例
  • フランス語における例
  • アラビア語における例
    • 隣に来る文字次第で異なる
  • タイ語における例
    • ほとんどスペーシングは無し。しかし文字間が空いたときに音節に従うスペーシングが現れる。

 それぞれに関して独自の計算が必要。タイ語の処理においてはタイで開発されたソフトがあるのでそれをオメガの処理に使う?

 段落の最後の数文字しかない行が、ページの先頭来る (オーファン:孤児と表現) のは見にくい。それを避けるようなスペーシングを行ないたい。

 文レベル・段落レベル・ページレベルで見やすくするためのスペーシングを考慮しなければならないが、これはとても大変で繰り返しやってみるしかない…といっていたような気がします。
Digital Philology Ioannis Kanellos  分野が違う方からの発表。わかったようなわからないような。
Multilingual LATEX Frank Mittelbach  多言語処理に必要な要件を提示。LATEX, pLATEX, Ωがどういう位置にあるのかを示した上で今後がどうなるかを予測した。彼は以下の理由でΩの将来に比較的懐疑的だった。
  • コンパチビリティが LATEX2εまで(といっていたような気がする)
  • pdf をダイレクトに出せない
  • 相対的に遅い
Lambda Javier Bezos  多言語環境は Mittelbach 氏が説明したとして、ラムダの実演が中心。フランス語とギリシャ語の混在をデモ。ラムダにはまだバグがあるらしく、うまくいってないところもあった (らしいけどそれがどこかよくわからなかった)。

 この人が使っていたエディタではフランス語環境でくくった部分でもギリシャ文字が見えていたような気がする。以前、Plaice 氏が東大で見せたエディタの状態とは違っていたような…。そのせいか
「文字コードセットが違うんじゃないか?」とかなんとか突っ込まれていたようだ
Progress in the Omega Project John Plaice
  • 文字コードは 24bit (半田氏から、なぜ 32 or 31bit じゃないんだ?という質問あり。残りのビットはタグに使うとのこと)
  • (文字鏡に協力している人からの質問を受けて) unicode にない文字は、UTF-8 上の user defined 領域を使うつもり。また積極的に文字を定義していってもよい
  • 文字の並びの向きをいろいろ変えられる。今は並びの方向が変わる度に独自フォントを使っているが、いずれ同じフォントを使えるようにする
  • OPT (マクロ) の紹介
    • Mittelbach 氏は「マクロ処理があるべき内部フェーズの位置は変えたほうがいいんじゃないの?」といってたような気がする。「まだ変えられる?」という質問に Plaice 氏は「変えられる」と答えていたような気がする

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