趣味−読書−フィクション

放ったらかしていても仕方がないので、手元にある、既に読んだ本、あるいは作者のシリーズを並べておきます。時間をかけてなんとかそれぞれの作品について書いてゆこうと思います。覚え書きみたいな断片を書いているのはご容赦ください。

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SF

わが内なる廃墟の断章
フィリップ・ J・ファーマー

短編集の中の一編 (手元に無し)。特定の人物の視点で話が進む時、隠されていた世界の一部・あるいはじわじわと進む残酷な事実ををより強烈に読者の前に示せるのではないでしょうか?たとえば、マンガなら山岸涼子さんの“夜叉御前”、有名な小説なら“アルジャーノン…”といった作品がそれに当たると思います。この“わが内なる…”もまた、じわじわと進む残酷な事実と向き合う主人公の日記という形で話が進みます。作品集の後書きによれば、もともとはスタートレック (TOS) のシナリオとして書かれていたが採用されなかったものを小説化したものだとか。空白の 1 日が生じた TNG の回もありましたが、この話はかなり壮大かつ単調?で作品にしづらいと思います。
その、“アルジャーノン…”ほかいくつかの作品が単行本化されたことをようやく知りました。できるだけ早く買おうと思います。

アイ・シー・ユー
デーモン・ナイト

短編集の一編 (手元に無し)。娘を飛行機事故で亡くした、ある一人の科学者 (技術者だったかもしれない) が時間を超えて風景を見られる望遠鏡を発明してしまう。彼はその装置を公表したも同然の状態に置いたために、冷戦 (そういう時代の作品) が続けられなくなってしまう。平和が訪れた時代に人々は思い思いのものを眺める…この望遠鏡を子供のころの疑問や夢をかなえてくれるような装置として描き、人々もその疑問や夢をかなえてくれる装置として使っている所を微風のように流してゆくのでついついうっとりした、心地よい気分にさせてくれました。

このフィクションのページを登録した後、検索して見たら上記二つの作品は同じに入っていたことが分かりました、というより私はすっかり忘れていました。この短編集は名作ぞろいだと思います。それにしてもだんだん無断リンクが増えてきている。あまりよくないかなぁ。

ジェイムズ・パトリック・ホーガンの作品

ノーストリリア
鼠と竜のゲーム
コードウィナー・スミス

マイクル・クライトン作品

図書館でみた“アンドロメダ(ハードカバー)”が多分最初のクライトン作品です。この作品が映画化されていたとは知らず、実際に防疫服を着た写真が挿絵で入っていたので現実の話かフィクションなのか判断がつきかねてどきどきさせられました。(多分続く)

ヴァンパイア・クロニクル
アン・ライス

ファンには怒られそうですけど、このシリーズは段々“やおいもの”に近くなっているような気がします。もちろん“夜明けのヴァンパイア (インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)”の頃は全然感じなかったのですが、レスタトが話の中心になってからはちょっと…。いつ作者はコミケにブースを構えるのだろうか、と下らないことをついつい考えてしまいます(ファンの方々、すみません)。

ミッドナイト・ブルー
ナンシー・A・コリンズ

(未購入) バイオレンスな吸血鬼もので、とびきり好きではないのですが、タイトルが ELO のかなりロマンティックな曲と同じとなので忘れがたい所があります。

サスペンス

ロビン・クックの作品


推理小説?

マクレアリ シリーズ
T・J・マグレガー

マット・スカダー シリーズ

女には向かない職業
P・D・ジェイムス

スカーペッタシリーズ
パトリシア・コーンウェル


バイオレンス物のようでホラー…でも本当はトンデモ?

餓狼の弾痕
大薮春彦

と学会の「トンデモ本の世界」で紹介されて以来、是非読みたいと思っていたので、地元の書店で見つけた時は小躍りして喜びました。一応、普通のバイオレンスもののはずなんですけど…とてもヘンで読み進めるうちに作者 (既に故人) のことが心配になってくる作品です。

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