涼宮ハルヒの憂鬱 考察と推察
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 涼しいにお宮の宮ぁぁぁぁっ! \ \  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ∧ ∧ (゚ Д ゚∩ ⊂ / ,ノ  ̄  ̄ 「 _ |~ ウ  ̄  ̄  ̄ ∪ ヽ l オ / ∪ \ / : オ / || . オ \ / | : オ \ / . | . オ | | : . |: . || . |
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この考察は偏っており、実在する文章や資料、挿絵、その他の固有名詞や現象などと関係はありますが、でっちあげです。結果が当たったとしてもそれは偶然の産物です。 |
1.「機関」について
機関は、作中登場する勢力において最も手広く活動している組織である。
長門を含めた端末数体(世界中探せばもっといるようだが、ハルヒに対して具体的に活動しているのは長戸と喜緑さん、朝倉だけの統合思念体や、朝比奈さん大小しか表に出てこない未来人と比べるとキョン達に接する人数も多く、またその活動も具体的だ。
そもそも機関とは何なのだろうか。作中、あまりにもさらっと登場したこの組織は各地に拠点があったり未来人や宇宙人の存在や目的を知っていたりとかなりの力を持っていることが示唆されている。
だがこの組織、設立後最長でも3年しか経っていないのだ。超能力者の発生がそこである以上、彼らと共に現在の世界を管理するという説明の通りの組織だとすれば3年以上の歴史はありえない。あまりにも時間が足りなくないだろうか? 資産家をスポンサーとして迎えたり、下手をすると警察権力にまで根を伸ばしているのだ。(パトカーの偽装は犯罪である)「実は僕たち超能力者でして・・・」などという与太話を元にこのスピードは少々不自然ではないだろうか。
ハルヒの願望により超能力者は生まれたのだから不自然でも構わないという解釈も有りだと思うが、ハルヒの無意識が望んだことは閉鎖空間と神人を処理する存在が必要だという1点のみであり、「超能力者が連携し、普通人と共に組織を作る」などという事は必要でない。何しろ古泉の言葉によれば超能力の使い方や閉鎖空間の発生場所は自動的に頭に入ったというのだ。組織を作らなくても自動的に彼らは閉鎖空間に向かうのだろうし、逆に言えばハルヒ自身が神人を倒させる為に作った存在である以上、彼らがいるところ以外に閉鎖空間は作られない筈だ。
ならば、何故彼らは機関を作ったのか。そして何故宇宙人と未来人に気付くことができたのか。統合思念体にアクセスできる超能力者が存在した以上、時空振を感知する能力者などというものが存在してもおかしくはないのだが、その歴史を踏まえた上で存在するのが未来人である。「機関が存在して、かつそこには時間移動を感知できる超能力者が居た」などという記録があるならば、警戒し存在を秘匿することは可能な筈である。だが、実際に機関はみくるが未来人であることを知っていた。
足りない準備期間。知りえない筈の情報。この二つを埋めるには、やはり時間が必要だ。未来人と機関は連携しており、あるいはこの二勢力は同一である可能性も、ある。
宇宙人と違い超能力者と未来人は同じ人間であり、機関は現状を維持するための知識と力を必要とし、未来人は駐留する拠点と資金を必要としている。目的も現状の維持であるという点で協力できるだけの下地はあるといえるだろう。
それどころか、機関がみくる達の時代まで残っているとしたらどうだろうか? 本質的に、機関=未来人という図式も成立し得るのだ。
そこまで行かないまでも、機関と未来人が連携しているであろう証拠が一つある。『憂鬱』ラストを飾る(そしてシリーズ全体のオチもこれに回帰しそうなネタである)「白雪姫」だ。
『憂鬱』において大閉鎖空間からの脱出につかわれたのがキスで目を覚ますという白雪姫方式なわけだが、古泉は続巻(発表順だと第一作らしいが・・・)『溜息』においてこれを知っているようなそぶりを見せている。
そもそも未来から来ている朝比奈さん(大)がそれを知っているのは不自然ではない。物語の大オチとしてハルヒが全てを知るという展開が用意されていればそれはもはや秘密ではないのだし、別段そういう展開でなくともハルヒとキョンが付き合うようになった後、何かのはずみでハルヒが昔そういう夢を見た事があると言えば大体の想像はつくだろう。現在はボケキャラをやっているみくるだが朝比奈さん(大)を見る限り将来は覚醒するのだろうし、そうでないのなら今のキャラは演技なのだろうから。
長門に関しても同様だ。未来から過去まで俯瞰できる統合思念体は上記のようなイベントを見逃さないだろうし、デウスエクスマキナたる長門の存在にとってはどのような仮定も有りだ。そもそもオトメ心にうといキョンのこと。3年前に遡った際にしたこれまでの事の説明においてこのことを口にした可能性もありえるのだから。
だが、古泉と機関には『溜息』時点ではそれを知る方法はない。キョンの性格上、必要なしに詳細を古泉に語ることは無いだろうし、『憂鬱』ラストの閉鎖空間において彼自身の干渉はキスするかなり前に途絶えた。
知るタイミングのない彼がその事を示唆できるのならば、その理由には未来からの干渉があったと見るのが自然であると思う。宇宙人勢力とも接触しているのでそちらからである可能性も否定できないが・・・
尚、もう一点気になる記述がある。
みくる達が使用しているタイムマシンであるところのTPPDだが、これは脳内に存在するらしく、またその理論や概念は言葉では説明できないとの事。
そして古泉の持つ超能力もまた彼の脳内へ唐突に現れ、その詳しい事は言葉では説明できないらしい。この二つに共通点を見出すのは無理があるだろうか? あるいは、TPPDは人工的に時間移動能力者を生み出すインプラントマシンか何かではないかと思うのだが・・・
2.キョン妹と朝比奈みくるについて
キョン妹は朝比奈みくるの挿絵とその特徴が似ている。 考えてみると、みくるが主人公への呼び方において「キョンくん」を使っているのはおかしい。みくるがキョンと初めて接したのはSOS団部室(まだこの時点では文学部室だが)であり、ここに集まったのはハルヒ=呼称キョン、長門=呼称無しの二人である。 そもそも「キョンくん」という呼称はキョンの親戚が呼び始め、それが妹に伝わり妹からキョンの友人達へ伝わって今にいたる。おそらく、高校に入ってからも呼ばれているのは国木田あたりが使っていたからだろうが、それはあくまでも「キョン」だ。女子から呼ばれている描写がないのでグレーゾーンだが、「キョンくん」の呼び方は高校では絶滅していてもおかしくはない。(ちなみに、鶴屋さんもキョンくんと呼ぶがこれはみくるからそう聞いたからであろう) |
3.3年前の事件について
3年前に情報フレアの爆発があった。それによって統合思念体はハルヒに目をつけた 全て3年前。その1年のうちに起きた別々の事件だった可能性もあるがこれらが一連の事象だったと仮定すると、なんとなく何が起きたのかの概要が見えてくる。 |
4.長門は誰が為に
「私の仕事は、涼宮ハルヒを観察して入手した情報を統合思念体に報告すること。生み出されてから3年間、私はずっとそうやって過ごしてきた」 「この3年間は特別な不確定要素がなくいたって平穏。でも最近になって無視できないイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた。それが…あなた。」 『憂鬱』において真っ先に自分の素性をあかした長門の語ったこの台詞は、しかし後に明かされた事実を踏まえると単純な字面通りとは言えなくなってくる。 何が言いたいかというと、長門萌え。 |
5.何故朝倉はキョンを殺そうとしたのか
TV版『憂鬱』10話を大いに盛り上がらせてくれた朝倉によるキョン殺害未遂。 これは、ハルヒが発生させる「情報フレア」なるものが何であるかを考えればそれらしき解が導けるかもしれません。 さて、それを踏まえた上で朝倉が取りえた手段を考えて見ます。 さて、キョンを殺さなくてはいけないとなった所で手段についてですがこれはあくまでも常識的な手段でなくてはいけません。たとえば誰もいないはずの教室で八つ裂きになっていたりしたらハルヒはキョンが死んだということよりも何か超常的な現象が起きたという事に注目してしまい、意図が破綻する可能性があります。まあ、妖怪とか旧支配者とかを想像してそれが実現するとかなら問題なさそうではありますが。 故に、ハルヒの目を現実世界に向けさせる事で大きな問題を起こさないように配慮し、
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