2: 大久保町シリーズ(現在全三巻)
        「大久保町の決闘」「大久保町は燃えているか」
        「さらば愛しき大久保町」
                              著者 田中哲弥
        ストーリー  B  独創性   A   読み易さ  S
        笑える    S  挿し絵    C   妄想度   A     

       <あらすじ>
         兵庫県明石市大久保町はガンマンの町である。
         ここでは男達は皆拳銃を携帯しているし決闘で人を
         殺しても罪にはならない。そんな馬鹿なと言われても
         本当のことである。この本に嘘はない。
         受験を控えた高校三年生の笠置光則は勉強に専念
         しようと母の田舎である大久保町にやってきた・・・
         異常環境に放り込まれたどこか抜けてる光則の繰り
         広げるノンストップギャグアクションコメディロマンス
         ウェスタン!  (大久保町の決闘)

       <解説>
         一応シリーズではありますが三巻とも全く違うお話で
         すのでどれから読み始めても全く、全然、これっぽっ
         ちも問題有りません。
         そもそも舞台である大久保町の設定自体がガンマン
         の町(大久保町の決闘)ナチス占領下にある町(大久
         保町は燃えているか)普通の大久保町(さらば愛しの
         大久保町)と、バラバラの無茶苦茶。
         このシリーズの特徴は、その異常に読みやすい語り
         口です。あれは真似できないレベルですね。
         どっかキれてるギャグもふんだんで爆笑必至。最高。
         ちょっと古いから手に入りにくいけど一読の価値有り!


       <出版データ>
         発行:メディアワークス 電撃文庫 各巻 580円