ButterFlyWind 作者覚え書き

 

第0話 「わたしとみんなとはじまりのこと」

当初の構想では第一話の冒頭部分だった生徒会室のシーンを拡大したプロローグです。主人公4人が何者かであるかをはっきりさせる為にその部分を描いてみました。
ちなみにこの時点で瑞穂と竹中はそれぞれ3年と2年に進級しています。六合学園の生徒会システムは若干特殊なので、瑞穂はこの後1年間、卒業するまで生徒会長を勤めました。

久しぶりに登場した行商人こと藤田さんがなかなかに楽しかった話ですね。

 

第1話 「入学式とゆきのさんのこと」

雪乃姫バンザイ!な話でしたね。アンケート上位を受けて乾くんと組ませたところ、これまたなかなかの好感触。先が楽しみな逸材です。

なりゆきで登場した感のある御伽凪(姉)こと御伽凪美里もなにげにキャラが立ってきた気がします。姉妹そろって思いつきの登場というのがなんとも
・・・ちなみに彼女、だぶへぶで語られた設定と矛盾していますが、一応それに対する理由は存在しています。たいした理由ではありませんけどね。機会があれば彼女の過去についても書いてみたいと思います。多分書くとしたら「だぶへぶEX」でしょうけども。

それにしても・・・やはり登場人物は女の子ばかりですねぇ・・・本来この回に登場するはずだった秋野&鬼島も出てこれませんでしたし・・・第2話は乾&9メインですのでこっちに絡めていきたいものです。ついでに他の話からのクロスオーバーも実現できたらいいのですが。

 

第2話 「みんなとちからとおともだちのこと」

キャラ紹介の感が強い今回です。乾とナインが同室というのは昔読んだ寮ものの名作、「ここはグリーンウッド」へのオマージュですね。忍先輩はかっこよかった・・・

さて、今回は各キャラクターの種族やら能力やら秘密やらがボロボロと出てきてます。そこのところがメインのプロットだったのですが・・・
書き終わってみれば何故か少女・・・というよりも幼女?大増殖の感が。な、何故!?鬼島は予定通り登場しましたが秋野さんは今回も出てきませんし。うぅむ。

 

第3話 「きじまさんと空手とアザースのこと」

鬼島祭り(笑)

本作「ButtreFlyWind」のメインテーマのひとつに『人と異なるというのはどういうことか』というものがあります。このエピソードはそういう意味でButterFlyWindらしいButterFlyWindであったといえるでしょう。

さて、内容としては使い切りキャラとして出したはずの来栖もなみが妙に気に入ってしまいました。本編では鬼島相手に散々な負けっぷりを披露している彼女ですが実力はそこそこで、初登場時のエレンと同程度です。その辺の格闘系部員には負けません。そのことも在ってさっぱりとした性格の彼女は空手部員の女子(六合学園では男子○○部、女子○○部のようなわけ方をしません)のまとめ役的な立場となっています。ファンも・・・主に後輩の女の子に・・・多いようです。

それにしても、主人公格4人があまり出てきていません・・・

 

第4話 「海とかがみと臨海学校のこと」

臨海学校シリーズ前編。

地味さでは人後に落ちない主人公格、ナインさんが少しだけその正体を現しました。お相手候補のヒライさんも現れて彼の時代は来るのか?

もはやこのシリーズ恒例となりつつある幼女キャラも更に一人追加されてもう・・・こんなはずじゃなかったんですけどねぇ(笑)

そういえば、延々と出演がのびていた秋野さん、今回ようやく登場!でも、名前だけ・・・

 

第5話 「水着とおともだちとこうべさんのこと」

臨海学校シリーズ後編。

初登場は早井翔子さん。カミソリの似合う硬派系お嬢様です。
夏が来ると思い出す〜と読者の方もおっしゃっていた巨大イカ、今年も頑張っています。二年連続で足を落とされてそろそろ隠居かもしれませんが。

神戸由綺とヒライユミ、ちょっと名前の似ているこの二人がメインのお話ですが、ふと気付けば伊成とメイロンのコンビが再度でばっていたり・・・本当は商店街に行くシーンで鬼島君がもなみ先輩にお土産を買いに来てる筈だったのですが、書きそびれてしまって残念です。


 

第6話 「学園祭とめいどさんとあーもうなんでこうなっちゃうんでしょうのこと」

メイドさんです。ええ、確信犯です(笑)。
シリアスなのも好きですが、まったりにょっきりとギャグを続けるのもいいものです。

出すか出さないか迷っているうちに勝手に動き出してしまうのはいつものことですが、今回のメインに水グループ(南・川井・水城)が出てくるとは・・・ほんとは雨宮メインの予定だったんですがねぇ・・・

掲示板でいただいたネタ、最終的にオチになってしまいました。だって・・・書いてたら物凄くおもしろかったんだもん(笑)

山名春やんと恭一郎も彼女連れで登場。ちなみに、春彦はややキャラが変わってますね。CherrySnowと同一人物だけど別人、っていう感じで考えるべきかも。


 

第7話 「隼人さんと雪乃さんとたたかうひとたちのこと」

『ButterFlyWind』というより『DiveToHeaven Plus』といった感じのお話でした。

久々に恭一郎の本格バトルを書いてみて、すらすらと筆が進む感覚と際限なくページ数が増えていく現実を再確認しました(苦笑)

主人公4人組は、雪乃=CherrySnow、隼人=DiveToHeaven、ナイン=BloodyOuga(未発表)とリンクしています。愛子はButterFlyWind世界の根幹に関わる人ですので他の作品とはあまり関係がありません。

プロットの段階では特訓シーンで三上友美さんが登場する予定でしたが、恭一郎のインパクトが少なくなる上に雪乃と友美が顔を合わせると厄介なことになるのでラブティーチャー美樹にご出馬願いました。

ちなみに、隼人はこの後『答えよ!隼人ぉ〜!流派!神楽無双は!』などのネタの練習を(主に葵の指導の下)つまされることになりました。

 

第8話 「雪乃さんと万華鏡とはたらくあせはうつくしい!のこと」

ていうか、タイトルにまで出てくるかミスティ・ミラー。

前々から考えていたバイト話。主人公勢の経済力は愛子(仕送りはそれなり)、雪乃(里は現金を持たないので相当に少ない)、隼人(ほぼゼロ)、ナイン(ゼロ。ただし個人持ち資産多し)と言う状況です。

ちなみに途中登場した遠藤嬢は高校(メルマガ配信時は『大学』になっていましたが間違いです)卒業後、例によって龍実大に進学、そのまま龍実町内でバイトを続けています。もはや最強のアルバイターと言っても過言ではないでしょう・・・


 筆者的には今回ようやく『愛子は絵が上手い。っていうか、ほぼ唯一の特技』という設定が使えたのが満足な一回でした。

 

9話 「妖精さんと猫さんとあざーずさんたちのこと」

いろいろあってものすごく発行が遅れた第9話。

もはや開き直った六法さん、幼女を更に二人追加です。そろそろ弥生も再登場?
うすうす気付いている方も居るかもしれませんが・・・弥生、皐月の姉妹はまだ打ち止めではありません。出てきますよ〜。ぞろぞろと・・・

さて、あぶのーまるな話はそれくらいにして、まともな裏話を。メルマガでも書きましたがばたうぃんメンバーはだぶへぶ衆と違い、わりと単独行動します。今回はその空気を重視して書いて見ましたが・・・もっとあちこちでからめたかった気もします。

だんだん接近しつつある白い人こと冬花姉さん(ちぇりすの出演時よりだいぶ大人びました)ですが、雪乃姫との再会はまだ遠い・・・バイト先にはしょっちゅう訪れてるんですが。

一方、今回のメインでもあるトゥエニィ&由綺。妖精の名前をフラニィにしてしまったことを後悔したトゥエニィさんは今回ようやくメインストーリーに参加です。実は結構毒がある人だったんですねぇ・・・我ながら、びっくりです。由綺はどんどん可愛くなっていく〜なんか、ちょっといい。不器用なところが又。案外隼人とはナイスカップルかも。

ラストに出てきた黒い人ですが・・・あの人です。性別は不明です。顔やら骨格やらいじって別人と化して六合学園へ帰還、今は風紀委員会の副委員長のような仕事をしているとか。

ちなみに、みーさんは恭一郎一筋。むくわれないねぇ、君も。

 

第10話 「みるくさんとみすてぃさんとわたしのこと」

長大な休載を経て登場した第十話。

そして初めての愛子メイン話・・・の筈だったのですが、結局幼女一人追加・・・そして愛子は締めに出てくるだけという結果に。

この物語の世界には3種類の異能者が存在します。一つがアザーズ。生物としての変質が発生したもの。一つが具現形質者。周囲と自分の願いや誓いを力に変換する能力者。最後が魔術師。世界の法則を自分の望む形に修正する能力者。

今回のメインに(結果的に)なったみるくとミスティはこの魔術師にあたります。もう一人出てきてはいますが、その人の話はまた今度。

さてさて・・・愛子編第一話にあたるこのお話、次はいつになることやら。