黒川語録テキスト起こし 第7話〜第13話

 

第7話 哀の殻

海空来「要するに、マンションからヤクザを追い出せばいいの?」
黒川「らーくちんな仕事だねぇ。てんで楽勝。楽しよう」

原田「あさみちゃんに仕事取って貰うなんて立場ねえっしょー」
黒川「立場なければお座りお手、お客様はカネ様です。じゃ行ってみるかいホタテ貝って、行くかい」
海空来「え?行くって?」
黒川「ビョイーンって病院。クライアントに詳しい事情を聞かなきゃ。でしょうが、ひれしょうが。まずはマネーの話カネ?まぁねぇ〜」

黒川「当社はスピーディーにしてリーズナブルなモルモット、じゃなくてモットーでありますからにしてからに、こんなもんで」
大家夫妻「はぁ・・・」
黒川「んぁ?じゃこんなもんで?」
大家夫妻「はぁ・・・・・・」
黒川「んんっ・・・大家さん、いいですかぁ?これ以上はまけられません、勝つまでは」

黒川「極力経費は抑えること!これ至上命令」
海空来「なにいきり立ってんの?」
原田「かなり値切られたんだって」
海空来「えぇぇ〜〜〜!?ダメじゃん!何してんのよ、オッチャン!」
黒川「いや、一筋縄ではいかんポンカン夏みかんって、あの人達ってエグいのよ」

黒川「原田君行っちゃっていっちゃってなんちゃって」

海空来「(あさみに湿布を貼ってもらい)ぐぁぁ!」
原田「マンショがボロで助かったなぁ〜」
黒川「結局、無茶しちゃったんだ、あちゃーほうじ茶ー」

黒川「持つべきものは昔の同僚、感慨無量っと」

大家「お金は振り込みますので・・・これで契約終了ということで・・・」
黒川「マネーさえいただければ、まぁねぇ、文句はありませんちゅーかねぇ、鬼にカネ棒っちゅーかねぇ。まいど〜って大阪商人か、俺は」

黒川「(あさみの声真マネで)あさみちゃん・・・帰ったの?・・・あさみボイス・・・」
海空来「途中で分かれたよー、寄るところがあるって」

黒川「せっかく自慢の足料理、じゃなくって手料理ご馳走しようと思ったのになぁ」
海空来「そうめん茹でただけじゃん」

黒川「この茹で加減がちょっとゆうでぇー?職人芸っちゅーわけや、俺って関西系?」

黒川「原田君、もう終わった仕事なんだからさ、こっち来て団欒しようよ。ランランランラン胡蝶蘭って」

黒川「うんうん、やっぱ理由はどうあれ幽霊より人間の方がおっそろしいわな。ユ〜ルレイユ〜ルレイ♪ってまぁよー出るわ。この子笑ってくれてる」

 

第8話 相の殻

あさみ「海空来さんがラジオ体操?」
黒川「そう、最近ハマってさぁ大変、ドジョウが出てきて大概にせえよって感じ」

原田「ペアチケット?今、流行りのバーチャルアトラクションの?」
黒川「ばーちゃんがハクションって、なに?」

黒川「じゃあ俺ってもしかしてあさみちゃんの命のオジン?あ、恩人?」

黒川「へぇ〜、海空来ちゃん、こういったのに興味シンシン雪が降るんだぁ」

原田「行ってきま〜っす」
黒川「行ってわっしょ〜い」

黒川「朝はやっぱり香ばしいトースト!パンパカパ〜ンパッパッパッパンだよねぇ〜」

黒川「お返事がないから、あんさぁ〜勝手に入っちゃったりしてま〜す」
原田「誰もいないっすねぇ」
黒川「無用心ちゃあブサイクだよなぁ〜」

原田「どうしてこんなものに!?」
黒川「海空来ちゃん、好奇心旺盛ワッショイだから」

黒川「そりゃあまぁシミュレーションしてみるのもいいかも南蛮十一番ってそうでなくって。
    そうだ!お守り持つってのはどうよ。なんかそれを持ってるだけで自信がつくつくボーシ!なんてのはどう?」

黒川「いや、たまたま。あの、タマ入ったまま渡しちまった、いや、たまたま。まぁでもそのおかげで二人とも無事帰還できたわけだしそれ以上聞かんでくレアー」

黒川「生体実験で儲けようなんてこのくまんバチあたりがぁ!ハチに刺されて頭クラクラお先真っ暗迷い道。ざまぁ海空来の大勝利!ちゃんちゃん」

あさみ「あたし達が出てくるときなんか大騒ぎしてましたけど・・・」
海空来「あ、そう〜。頭ボ〜っとしてたから気がつかなかったなぁ」
黒川「ボ〜〜〜、船が出るぞぉ〜いって俺は汽笛か〜〜〜」

 

第9話 夢の殻

黒川「あ、なんかご機嫌斜めのはす向かいって感じ?おまわりちゃん、いつも悪ぃね」
署長「あんまり派手にやられると困る!その気になればいつだってパクれるんだ」

黒川「そん時は一蓮托生どっこいしょだよ、おまわり君」

署長「他所でやればいいのに・・・なんで私の所轄でばかり。このままじゃあ私の立場も危ういよ」
黒川「ま、がんばっちくれ。君が飛ばされたらこっちもとっても困ったちゃん。ちゃんちゃん、っと」

原田「持つべきものは昔の友人っす!」
黒川「そうっす!しょうゆうこと」

あさみ「黒川さん、お巡りさんだったんだ・・・」
海空来「うん、素行不良でクビになっちゃったの」
黒川「そこぅを言ったらお終いよ!海空来!」

黒川「で、用件は?」
音川「はい、これです」
黒川「どれどれ、ミファソラ」

黒川「(海空来のマッサージを受けながら)効くぅ〜!さいこ〜う!地球最古のアンモナイト!」

黒川「(床屋から出てくる署長を見て)あ?どうしたの?」
署長「はは、最近テレビに出る事が多いからね」
黒川「あ、さっき見た見た。すっかりタレント?能書き足れんと、なんてね」

海空来「じゃ」
黒川「お願いしますよ、我が家の稼ぎ頭!おかしらつき〜」
海空来「行ってきま〜す」

黒川「いってらっしゃ〜い!(原田がポッキーを噛み切る)ポッキー、ぽっきりこれっきり」

黒川「(レオタードを着てエアロビを踊りながら)はい、ワンツーワンツー!俺のこれってありかい?」
黒川「ワンツースリーフォー、放送コードギリだろ、これ?」

黒川「池袋、渋谷、六本木。随分歩いた東海道って感じ?で、明日はお台場?お代は見てのお帰り、なんて」
海空来「原田の言ったとおりだったよ。デートコースを引き回されて『また明日〜』だって」

黒川「海空来ちゃんにそんなつらい仕事させちゃってホントにすまないねぇ。ウルウル。世界ウルウル大変記」

海空来「あれ?原田は?どっか行ってんの?」
黒川「あぁ、あさみちゃんから電話もらってさぁ」
海空来「あさみから〜?」
黒川「僕に仕事を押し付けたまんま出たきりスズメっていうか帰らぬカラスっていうかね・・・」
原田「ふぅ〜〜〜」

黒川「おかえり〜、遅くなってごめんね、って俺が言ってどうすんの」

原田「クロさん、あの親父に相当な恨み買ってるんじゃねえっすかぁ〜?」
黒川「僕と尾真張署長は親友だよ、親友して、あ、信用して」
海空来・原田「親友〜?」
黒川「ベストフレンド、ときたまメル友、なんて」

黒川「今までは殺した相手へのメッセージだった。今度のは誰に対するソーセージ、じゃなくてメッセージだ?」

原田「さぁ〜て、どうします?」
黒川「どうもこうもりアンブレラってな、うちら正義の味方じゃないんだし、そんな挑戦受けて立つ義理もなければ金もないってな」

原田「たくっ!先走りやがって!」
黒川「海空来ちゃん!麦茶はいいけど無茶はダメよ!」

黒川「かなりのイケメン、ジャージャー麺って感じ?」

署長「銃弾がしけてたなんて俺にもわからんよ」
黒川「一人死ぬとこだったんだぞ!」
署長「うっ!お、お詫びと魔碑斗の逮捕協力の礼だ。ほ、ほら・・・いつもの3倍フルセット!今度のは高い正規品だぞっ!」
黒川「ぐっ!!!・・・・・・まぁいいでしょう。今度からは気をつけ休め礼」

黒川「今夜はナポリタンにしようか!あ、ナポリタンってアンポンタン!パスタ切らしてる!
    じゃあ、うどんで決まり!決まり悪いったら。『ま〜た〜麺〜?』って二人のユニゾン聞きたくねえ」

 

第10話 呪の殻

黒川「いや、ハムダラって・・・あのミイラの?」
フラーレ「今回はそのダイヤモンドアイの件について・・・」
黒川「あぃ!?」

フラーレ「仕事は簡単なのです。ダイヤモンドアイの運搬を・・・」
黒川「ふんずってあ〜た〜?は、そんなすごいお宝・・・いやぁ〜、たから、なんでうちなんかに頼むわけ?」
フラーレ「呪い・・・です」
黒川「の、呪い!?」
フラーレ「呪いです」
黒川「早いじゃなくてのろいって・・・」

黒川「なんじゃにんじゃハットリくんって、じゃああれ?呪いを代わりに受けてくれってこと?」

フラーレ「もし仮に初公開の日本で不測の事態が起こりでもすれば・・・」
黒川「うぅ〜ん、巡業計画もパーってことでアッパラパーか」

黒川「僕らっちならなんか起こってもマスコミネタにはなんないし、うまく揉み消せる消しゴムってことね」
フラーレ「左様にございます」
黒川「はっきりちゃっきり言いやがりますこと。僕ねぇ呪いとかオバケとか宇宙人とかパツキンムチムチバディのフェロモン人妻とか
    そういうの苦手なのでダメだって・・・あら!?これって何桁?いっ!?」

原田「しっかしよくまぁ、こんなくだらねぇ仕事ばっか・・・」
黒川「ただの配達でこのギャラは破格三角丸四角よ」

海空来「うっわぁ〜!確かに!ふっふ〜ん♪ミイラの呪いにチャッレ〜ンジ!みたいな?」
黒川「いや、みたいな?ってそういう罰当たりなこと言うのやめてくんないかなぁ。内心ビビりのビビンバクッパな
んだから頼むよ」
原田「なら、なんでこんなの契約しちまうんすかぁ?」

黒川「背に腹は変えられない、せ〜の!って事務所の維持費だけで赤字赤点あかんな、こりゃって、なんだから」

原田「貧乏という理由に勝る理由はここにはねえっす・・・うぅ」
黒川「そうっす、しょうゆうこと。お払いに行こう・・・」

店員「まいどあり!」
黒川「あ、ご苦労さんさん七拍子」

黒川「海空来ちゃんたちまで・・・・・・やっぱキャンセルした方がいいかも南蛮?」

黒川「僕がうどんに当たるなんて靴底・・・じゃなくて屈辱だからね」

黒川「依頼を受けた途端にこうだもんね。素晴らしすぎる効果ってのも分かる気がする旅の蕎麦だ」
海空来「やったろうじゃん!干物のくせにナマモノを舐めんなよぉ〜!」

黒川「だからそのアジの開き直ったような言い方やめようよぉ」

フラーレ「無事のようです」
黒川「寿命が縮んだ安物パンツって。なんまいだ〜なんまいだ〜お菊の皿は何枚だ〜?」

海空来「こら!干し芋!いいかげんにしろ!」
黒川「壊さんで、お願いしますよ!頼む、やめてぇ〜」
海空来「そりゃ!なんか言ってみろよ!」
黒川「やめてくださいませお代官さま〜海空来さま〜オータムウインタ〜」

黒川「あぁ〜なんとか無事にひとつ・・・着きますようにふたつ」

黒川「海空来ちゃん・・・ミイラ様に罰当たりなことしてないか・・・外科耳鼻咽喉科」
原田「いや、もしかしたらしてるかもしれないっすよ〜」
黒川「ぎゃ!?な、なんで?」
原田「ミイラに説教したいとかなんとか言ってましたから」
黒川「説教!?オ〜マイガックリ天津甘栗!」

黒川「どぉ〜か海空来ちゃんがミイラ様に無礼な事を言ってませんように・・・ひとつふたつ・・・みっつよっつ」
原田「んん?でも、クロさん!」
黒川「まだなにかあるっつーの!?スリーのフォーファイブ!?」

黒川「生きてる相手なら怖くねーねー森の子ヤギだぁっ!」

黒川「ミイラ様はご無事か?ミイラちゃん、じゃなくって海空来ちゃん?」

黒川「あんたら誰!?Who are ゆーてみい!」

男「素直に依頼をキャンセルしてくれれば・・・」
黒川「ふん、俺達危険代行業はな、呪いなんか目から、じゃなくってハナから信じねえのよ」

黒川「はっ、罰当たりもここまで来ればミイラ様も許してくれる金くれるってな」

署長「あっ!あいつらっ!」
黒川「ご苦労さんさん七拍子」

黒川「石でもミイラでもいいんじゃないの?お互いお仕事まっとうできた吹き出物、なんてさ」

黒川「ひぃふぅみぃのって向こうのギャラの振込みいつだっけかなぁ?あ、まずはビートル修理して。ビートルズを一本背負い。ヘ〜イジュ〜ド、なんってな。
    ざまぁ〜ミイラって、あ?俺ってなんか変?」

黒川「待っておくれよ金おくれってこればっかだ」

 

第11話 幻の殻

黒川「(タオルで濡れた頭を拭きながら)ひぃひぃ、ふぅふぅって俺って妊婦か。危うく無理心中させられるところだった。
    あさみちゃんには刺激高すぎヒマラヤ杉ってかわいそうだったね?」
海空来「・・・・・・」
黒川「キツネコンコンって風邪引くよ?」

黒川「あららららら、ハイテク企業の重役さんから通信会社の会長、そうそうたるメンマ・・・じゃなくてメンバーですなぁ」

黒川「あ、あの念のためにお尋ねしますこんにちは。親分さんのボディーガードをうちに頼もうっていうんじゃあ、まさかのまっさかさま?」
大藪「あんた・・・うちを何屋だと思ってんだい?」
黒川「あ・・・・・・ま、ガードマンにこと欠くことはないすガイ、なんてね」

海空来「ファントムって殺し屋、どんな仕掛けしてくんの?」
黒川「単純明快もーいいかい?」

黒川「どんな場所に隠れていても忍び込んで、かつその痕跡を残さないらしいんだわ。ファントム・・・幽霊っつー名前も伊達じゃないっつーか、正宗っつーかなぁ」

黒川「(ラーメンをすすって)ズズー・・・面食いツユも残さず、ゴットさん」

黒川「今日会った若頭はファントムを捕らえるって息巻いてるやつがしらってわけ、あ、若頭ね」

黒川「オトリ役の依頼ってこと」
原田「ダミーのアンドロイドとか使えねぇんすかぁ?」
黒川「あ、それやった人いるんだけど、ダミーの方は全く手付かず、こりゃダミーだ。でもって本人はあっさり撃たれちゃってえらいダミージって、あ、ダメージな」

海空来「くぉら!なに言ってんのよぉ!ここでビビってたら危険代行業の看板が泣くっしょぉ!」
黒川「あっぱれかっぽれ海空来ちゃん!さすがイクラの軍艦巻き!テンション上がった!エビ天イカ天!」

麦ちゃん「お出かけですか?」
黒川「いや、入院するんで、白衣の天使に好印象をね。キュウリもいいけどナースもねって」
麦ちゃん「入院?どこか悪いところでも?」
黒川「いや、検査入院みたいなもんだし」
麦ちゃん「あ、見舞いに行きますよぉ」
黒川「いーやイーエフジー、対したことないエックスワイゼットだから」

海空来「検温の時間でーす♪」
黒川「ゴクロクサン、ごくろーさん」

海空来「寝てるだけだし楽でいいじゃん」
黒川「楽ってあのさぁ、殺されたらどうすんの?」
原田「んなこと言ったら危険代行業の看板が泣くっすよー」
黒川「泣いて花見がズルッっておい!」

海空来「はーい、お熱測りますからお尻出してくださーい♪」
黒川「えっ!?僕のおケツ?シリません?」
海空来「うっ、マジに受け取んないでよ・・・はーい」
黒川「やめてくんないかなぁ、君の場合マジと冗談の段差がないバリアフリーなんだから」

黒川「新入社員、じゃなくて侵入者?早すぎだろ・・・もうかい!」

黒川「で?」
海空来「まだ。誰か分からない?」
黒川「ホント頼むよ〜、殺され屋が死んだら意味ないんダイ。分かるね?」

黒川「ま、海空来ちゃんの慰謝料込みでこれでいい謝料なんて。結構もらえたから後は野となれマウンテン」

黒川「そう考えると不憫だよなぁ。花瓶に花一輪か?」

原田「愛人が自殺したんすかっ!?」
黒川「たんすか、クローゼットって!?」

黒川「ま、こっちもこれ以上の義理もなければチョコもないってな」

黒川「じゃ僕を襲ったやつは僕が替え玉だった事を知らなかった下っ端のアッパラパーてこと?」

 

第12話 因の殻

黒川「お、あさみちゃんガンバるんるん?」
あさみ「はい!」
黒川「強くなるのはいいけども性格まで似てはいけない焼いてもだめ〜」
海空来「こら、ハゲ!どういう意味よ!」
黒川「あ、言っ〜ちゃった、言っ〜ちゃった。そういうこと言わない子になってくれヨン12色、って意味で〜す」

海空来「あ、どこ行くの?」
黒川「うどん食いに。俺ってメン食い?」

黒川「だからぁ、ボディーガードなんていらんランラン胡蝶蘭よ」
海空来「最近マジやばいんだって〜。うまく言えないけどさぁ、今までとはなんか違うの〜」
黒川「まっ、そん時ゃそん時よ。今、なんドキって飯ドキ食いドキうどんドキってね」

黒川「勘定はハーフアンドハーフのお愛想払い、なんてね」

海空来「オッチャンを守りたいの、それだけ」
黒川「そりゃあ、ありがたいやらヒラメやらって、だからさぁ」

黒川「今度こそ死ぬかと思った三途の川」

黒川「いや、だからさぁ。買い物を頼まれてくんないかなぁ?新発売のゴーヤヌードル。もうコンビニに出まわってるから。レッツゴーヤ!」

海空来「ゴムヌードルね。じゃ行ってきまーす」
黒川「ゴムでなくてゴーヤ!もーやっ!ゴーヤ!」
海空来「あぁ〜分かってる分かってる〜」
黒川「まったく、いつまでこうしてりゃあいいんだろうか、渡り廊下って」

原田「店の前でおかしな連中とどっか行っちまったって」
黒川「ってことはぁ、何かあったって感じのビビビでしょう。うちでのんびりカウチポテトってわけにはいかんいかん、遺憾に思う」

黒川「ゆっくり話してる暇なし金なしてんで形無しだ」

黒川「ちょい邪魔しちゃってわりぃわりぃ水割りぃって、あっ水差しちゃったな」

黒川「いつもテレビで応援してるよ。キラキラリップス。ちょっとベタって感じ?」

署長「とっとと行ってくれ!この騒ぎをどうごまかすかで頭が一杯なんだ!」
黒川「お友達が借金しに来たってのはどうよ?シャッキーンとせいよ〜!」

原田「うっへ〜、よくこんだけ貰えましたね〜」
黒川「かなりの強引ぐマイウェイよ。今んなこと言ってらんないしぃ」

原田「ボディーガードから排除・・・ってことですか」
黒川「ガード仕事ってさぁ緊張する分、自分一人の時はおも〜いっきし油断のザラ〜ンと伸びたパンツのゴムだよな」

 

第13話 壊の殻

原田「ホントに落ちたんすか?」
黒川「確かに……途中で引っかかってるハンガーマンかなぁ?」

黒川「すぐ戻る!無茶はするなよ。甘茶で待っとれ」

黒川「気の抜けたビール……こりゃマズイわ」

黒川「君が出ばってくるなんて……尾真張君、必死こいてるボートのオールか?」

あさみ「建物が……」
黒川「敵に囲まれた時のためにって、んなことあるわけないがな。冗談ハーフん仕掛けだったんだけどねぇ。
   それも事務所が少し吹っ飛ぶだけのはずだったのに、おもったよりあのビルヤワいんだわ。
   おーい、そのビル!なんとか聖夜!クリスマスのジングルビルって。ワンとか言ってみろって。あ、ニャンか?」

黒川「カン一髪……ブシュと缶ビールって感じ?」

黒川「ああ、本庁勤務の小瀬警部補とこいつの上司の悪堂っつー警部はワルのワル。茶碗もコップも割る割るコップのワルってわけだ。
   金のためなら非合法でもなんでも請け負う汚れコップのワルの上乗り。ワル乗りデカってやつだ」

黒川「オーッス、ボタン押す」

黒川「ニーハチニーハチ、ニヤニヤ」

黒川「君が悪いんでしょうが?ピリッと効いた?」

黒川「俺達も退場退場、レッドカード」

海空来「問題は悪堂だね。絶対あたしら殺す気だよ」
黒川「逮捕する気はなさそうな(聞き取れず)ゲプッっておい」
海空来「今夜の晩御飯、麺類でいいよ。オッチャン」
黒川「メンドウかけソバだ、よし」

黒川「ひぃ…ふうみいって。さすがの海空来。イクラどんぶり。仲間にしといてイカったイカった」

黒川「どっちこっちアッチ!って」

海空来「またうどん……」
黒川「何言っちゃってんのかなぁ。ぽんぽこ讃岐の本場もんよ?」

黒川「ま、こういう平和もたまにはヨイヨイほろ酔い気分って。ここんとこ命削ったカツオブシだったもんな」

黒川「やばいお仕事みくらなんでモシモシ?」

 

 

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