みずかべ

メーカー F&C・FC01 発売日 2002年9月27日 価格 3800円
ボイス なし ジャンル アドベンチャー 総合点数  7点
STAFF
原画 ☆画野朗 シナリオ トノイケダイスケ 音楽 おおくまけんいち 
評価
シナリオ ★★ システム ★★★ 音楽 ★★★
萌え ★★★ ロリ ★★★★ エロ

 

■シナリオ

2002年4月に発売された「水月」の外伝的なお話。
言ってみれば「水月」の中で語られていたこうなっていたかもしれないという可能性の一つとして「みずかべ」のシナリオが存在しています。
なので、「水月」本編をやっていない人、またはやっていたとしても「那波編」を攻略してない方は
このゲームをやっていてもチンプンカンプンでしょう。まぁ、そんな人はこのゲームを手に取らないと思いますが。

「水月」では盲目でおとなしい少女だった那波ですが、本編では活発的(「水月」から比べれば)で明るい少女になっています。
そんな那波とゲーム開始直後からラブラブな雰囲気を発する主人公・透矢は、時がたつに連れ、
那波といずれは恋人の関係にならなければいけないという気持ちと
いつまでも幼なじみの花梨や庄一達と今までの関係で仲良くしていきたいという気持ちに板挟みになります。
那波と恋人宣言をしてしまえば、幼なじみである花梨とふざけて抱きついたりすることもできなくなる。
また、那波を優先的に扱ってしまえばその分、花梨や庄一達の扱いが今までよりもおざなりな物になってしまう。
でもそれは嫌だ。いつまでも花梨達とは今まで通り仲良くやっていきたい。でも那波ともこのままではいけない……

 

ってなことをゲームの始まりから終わりまでずーーーーーーっとやってるんですよ、透矢ちゃんは!(ぉ
あー、イライラする!こういういった優柔不断ぶりがものすごく嫌いな自分としてはゲームをしていてとてもつらい。
おまけに妙に訳知り顔をして得意面でいる庄一とワガママ花梨嬢のコンビも非常に腹立たしい限り。
雪さん、またこの女をビンタしてやって!(ぉ

ということで、那波本人よりもそれを取り巻く環境にキレてみました。
お話自体は綺麗にまとまっていますが、そんなメリハリのある展開ではないだけに特に印象はなく。
まぁ、これはあくまで外伝的な話なのでこれはこれで良いのだと思います。

それと、香月姉妹の方ですが、最後の方にちょこっとメインの話があるだけで、完全に刺身のつまにされた感じです。
アリスのあの姿はちょっと衝撃的でしたが……(謎)

■システム

ノベルタイプのアドベンチャーゲーム。基本は「水月」と全く変わりありません。
CG回想モードあり、シーン回想モードあり。音楽再生モードはありません。
テキストログありでメッセージスキップは未読判別で可能。ただしスピードがかなり遅いです。
まぁ、シナリオが一つしかないから、使う必要はあまりないのかもしれませんが。
また、ゲーム本編とは別に豪華作家陣による水月の壁紙が多数収録されています。
自分も☆画野朗さんの鈴蘭&雪さんお眠り壁紙を早速、壁紙に登録しました。
漏れもあの二人の間に挟まれた〜い(;´Д`)

■音楽

「水月」で使われてる音楽と一緒です。なのでここでは割愛。

■萌え

主な登場キャラは普通の女子学生・牧野那波と教会で暮らしている双子姉妹香月アリス・マリア。
那波は水月では見せない明るく可愛い笑顔を振りまいてくれます。にへーっ、と笑うところとかいいです。
また、時にはヤキモチを妬いたりすることもしばしばで那波ファンにはたまらないかと。
那波の場合、「水月」で黙りがちだったあの那波がこんな風に笑うなんて!といったところもあるので
「水月」の方で那波=寡黙というイメージが洗脳されている人であればあるほどこのギャップに萌え死ぬのではないかと。
香月姉妹の方は出番が少ない上に、出番の時はほぼ二人一緒なので萌えるような場面は少ないです。
登場してきてもほとんどアリス怒る→マリアしゅんとなる、の繰り返しだったような。
マリアちゃんだけ、とかアリスだけというようなシーンがあればもっと良かったと思うんですが、
まぁ、那波中心のシナリオなんでそれはさすがにぜいたくでしょう。
この他にも水月で登場していたキャラはみんな出てくるのですが、皆さん特に萌えるようなイベントはほとんどありません。
なので自分のように那波に特に関心のない人には、一歩間違えばかなりガッカリなゲームになってしまう諸刃の剣です。
雪さんスキーにはオススメできない(ぉ

■ロリ

香月姉妹はどこからどう見ても立派なロリです。存分にお食べになってください。
姉のアリスは「水月」以上に性格が凶悪になっており、生意気なお子さんが嫌いな方には抵抗がありますが、
妹のマリアたんは透矢に対してとても従順です。礼儀正しく、優しい上にお姉ちゃん想い。
少々、引っ込み思案なところがあり何をやるにもお姉ちゃんだよりな所もありますが、
Hに対してだけは積極的でキスをするしても自分から舌を絡めてきてくれます。
こんないい娘、どっかに落ちてませんかねぇ……(ぉ

■H

那波とのエッチが2回、双子との3Pエッチが2回。
なぜかこのシナリオライターさんは放尿がえらくお気に入りらしく、「水月」でも全キャラに放尿シーンがありましたが、
今作でも全てのHシーンに放尿が入っております。大変素晴らしい心意気だと思います。
各Hシーンそこそこにボリュームはありますが、那波の2回目のHは
どちらかと気持ちを伝え合うようなテキストが目立ち実用性はあまりありません。
また、双子のHシーンも片方は「水月」と同じもの。もう片方も双子相手でかなりせわしない感じなのであまり良くなかったです。
なのでこのゲームで勝負を賭けるとしたら那波の1回目です。
那波はとても感じやすい体な為、初めてでも感じまくってくれるわイキまくるわでえらいことになります。
てーか次の日の朝、顔を赤らめながら「……しすぎてヒリヒリする」って呟いた那波(・∀・) イイ!
テキストのボリュームもかなりあるので正常な成人男性ならばこの1シーンだけでも十分に一仕事終えられると思います。

■総合 7点

那波さんに萌えを感じるか、感じないかで評価は別れると思いますが、とりあえず自分はこんなところで。
まぁ、あくまでも「水月」の外伝的なお話なのであまり期待をかけず(値段も3800円だし)、
水月の雰囲気を楽しむ感じでプレイするのが良いのではないかと(その結果、話にむかついてるヤツがここに一人いますが)。