Cocco


●経歴・・・沖縄出身、1977年生まれ。眞喜志智子(まんまこっこという説もあり)というのが本名らしいですが・・・ニックネームは「あっちゃん」(あきっぽいかららしい)将来の夢はクレープ屋さん(???)メジャーデビュー前は表記は“Cocko”でした。(2001年4月のミュージックステーション出演を最後に活動休止)

●ディスコグラフィー

アルバム 「ブーゲンビリア」「クムイウタ(沖縄語で子守唄の意)」「ラプンツェル」「サングローズ(珊瑚細工の薔薇というCoccoの造語だそうですが、サング(「Sang(サング)」はフランス語で血という意味もあり、【「Rose(ローゼ)はちなみに赤とか薔薇色とかいう形容詞】あえて訳すなら「薔薇色の血」「血の薔薇」でしょうか)「ベスト&裏ベスト&未発表曲集」(活動休止後のベスト盤)
シングル 「カウントダウン」「強く儚い者たち」「Raining」「雲路の果て」「樹海の糸」「ポロメリア」「水鏡」「けもの道」「星に願いを」「羽根〜lay down my arms〜」「風化風葬」(沖縄限定発売)「焼け野が原」
ビデオ 「お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集」(これまでの全ビデオクリップを収録、活動休止後発売)

およそ現在のいわゆるR&Bという流れの、横文字もしくは英文字表記の女性アーティストの識別すらろくに出来ず、またあまのじゃくな性質からちょっと斜に構えた視線から(しかし一方ではグニュウツールのFULLが「めちゃくちゃ怖くていい」と言っていたこともあって気になり)「これもどうせ流行りもんだろう」と思って借りてみた「クムイウタ」・・・な、なんだこれは〜!!「強く儚い者たち」「Raining」の衝撃はすごかったです。そのあと購入した「ブーゲンビリア」で更に衝撃アップ(^^;)このアルバム一番最初の曲「首。」は、おそらくREEYAが生まれてからの「最も印象が強烈だった曲(早い話が、ひょえー、いいー!!度数が高い曲^^;)」のベスト10に入ります。なんでこんな詞がかけるんだろう、どうしてこんなにひりひりと心に痛い曲が作れるんだろう、と。生まれてこのかた女性アーティストにはまったことのないREEYAの心の琴線に触れたひとでした。個人的には「クムイウタ」より「ブーゲンビリア」のほうが好みです。このアルバムを聞き終わったあと、入り込んじゃってしばらく戻れないくらいでした。「ラプンツェル」では少しまたヘヴィに、「サングローズ」は活動休止発表後の作品ということで、どこか悟りの境地に入ったような穏やかさを感じます。
彼女の世界のキーワードは「死」「傷(それも自傷的なもの)」「血」そして「癒し(この言葉は余り好きではありませんが彼女に関してのみ特別)」。激情の赴くままに怨念を叩きつけるような曲、一見綺麗なのに実はとてつもなく残酷なことを言っていたりする曲、どこまでも優しく、包み込むような曲。様々ですが彼女の曲の中にいわゆる「捨て曲」はひとつもありません。いずれの曲にも熱い真っ赤な血が息づいています。実はCocco自身ユタ(沖縄の巫女)の家系の末裔だそうです。だからあんなに「超えた」音楽の世界を作れるのかなぁと思ったりしました。
2001年4月付けで活動休止宣言したCoccoですが、「休止」ということは、また再開の予定はあるのでしょうか。でもCoccoのことだからなさそうな気もする・・・残念です(TT)またライヴいきたかったのになあ。


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