◆絵 画(画 家)◆


※こちらもお気にが増えたら追加していきまーす。

●オーブリー・ビアズリー

 「サロメ」の挿絵のひとだといえばピンとくる方も多いでしょう。イギリス出身、世紀末的な耽美かつ怪奇的な画風で、20代で夭折した、天才画家と言われています。「サロメ」自体もすごく好きな小説なのですが、やはりこのビアズリーの挿絵抜きには語れません。サロメが恋焦がれたヨカナーン(ヨハネ)の首をぐいとつかんで不敵な笑みを浮かべている「クライマックス」の絵は見た方も多いかもしれません。小学生のときこの挿絵を見てすっごく印象に残って、まねして書いてみた憶えがあります(^^;)この「サロメ」用の挿絵には、エロティックなモチーフや、作者のオスカー・ワイルドを皮肉って描いているものとかもあって、なかなかに味わい深いものです。このひとの特徴はなぜか女性が男性的に骨太で、男性がなよやかな女性的な感じに描かれていることですね。耽美好きはやはり避けて通れない道です。

●トレヴァー・ブラウン

 最初このひとの画集を見たとき絶対日本人だと思ったんですがイギリスのひとだそうです(日本在住だとか)とにかくそのモチーフが、いい意味で「そういった系が好きなひと」のつぼをついてくれるんです。傷と血と包帯とガーゼで装飾され、医療器具やボンデージスタイルで拘束された少女や人形(幼女からローティーンまで)の絵が病的かつ倒錯的なエロティックさを感じさせます。初めて見たときはかなりの衝撃で、それからその画集を買おう買おうと思ってたのですがいつのまにか見かけなくなってしまって、今探してる最中です(さっさと買っとけ;;)あまり媒体では見かけない画家なのですが、結構今の時代受けするのではと思うんですがねー。うーん。

●無残絵画集(花輪和一・丸尾末広画)

 その筋では有名な漫画家であるお二方が様々な事件や、物語などを題材にして描いた名の通りの画集です。切り裂きジャック、安部定事件、「八つ墓村」でも登場した大量殺人、赤軍リンチ事件、舌きり雀など、とにかく「どんだけ赤い絵の具使ったんだろう」とかつい思ってしまうほど、血みどろの画集です(^^;)内臓とか情け容赦なく描いてるのは丸尾さんの方が多かった・・・と思います。なんで仮想形かというとこれも買おうと思っているうちに見かけなくなってしまったからです(いつものパターン;;)というか最初この画集を見たのは中学生終わりくらいのときだったんですが、もうその晩は怖くて怖くてふとんのなかでちぢこまってたくらいでした(その時は今に輪をかけた小心者だったので;;)とほほ的に情けない;;でも、怖がりつつも本屋に行くごとに見てたりしてて(笑)これも今探してる最中です。でも買ったら買ったでまたふとんの中でちぢこまってたりして(←ばか;;)


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