第二回人間椅子倶楽部の集い 2005 IN 高円寺SHOW BOAT(2005.7.3)



 今回は待ちに待った第二回目ファンの集い、もちろんREEYAは初参加でございます。もう数ヶ月前からどんなことがあるのかしらんとない胸を期待にわくわくさせながら待っていました七月は三日の日曜の昼前、前日から東京入りしていたわたくしはいざ高円寺へレッツゴー。今回は五ヶ月ぶりの遠征、東京に来るのは七ヶ月ぶりです。福岡を出るときは大雨だったのでもしかしたら・・・と思いつつも、けしてよいとはいえないお天気ながらもお足元は悪くない様子。今回の戦闘服はヤフオクで手に入れたAngeのワンピースとCLOSEUPのカーデ(ギャルブランドながらも手持ちのロリ服との相性よし)頭にはヴィクトリアンメイデンの薔薇のコーム、手にはライトセーバー(Byスターウ×ーズ)ではなくて雑貨屋で買ったフリルのパラソル(ノーブランド)、足元はあしながおじさんのバレエシューズ。ショーボートに来てみると想像していたよりもまだ人が少ない・・・そしてショーボートから盛大にだだもれるリハの音(笑)ねたばらししていいのかっ?そんなこんなで知り合いの方々に挨拶しつつ、開演時刻も迫ってショーボートの中へ。入り口で銀行の粗品のような(笑)ファンの集い記念グッズのタオルをもらいます。ここで、全く予想すらしてないハプニングが。入り口で盛大にがくっ!と足をひねってしまったのです。その時「ぴっ!」とやな感覚が。まさかそれがのちのちののろいのきっかけだとは・・・しかし、まだその直後は「あ〜あやうくまた捻挫するとこだったよ〜」とさして気にすることなくわじさま側へ。2、3列目ほどですが整理番号からしてこんなもんだろうと。SEの流れる中開演をわくわくと待っております。
 まず、お断りしますがわたくしは洋楽おんちでしかも入り口でかぶったのろいのことで新鮮な記憶が一度ぶっとんでおりますので、曲名の総てを網羅しきれてないこと、記述の順序が正確でない事をご了承くださいませ(それはいつもか)
 最初にまず赤いアロハシャツ?に黒いスーツ姿のノブさんがステージにご登場。いつものようにリーゼントをさかだててみせます。続いては研ちゃん。白塗りなしでおお、なんとちょっぴりのびた髪の毛を茶色に染めている!なんかちょっと栗ようかんみたい、とか思ったのは内緒です(笑)黒い皮ジャンに黒のGパン。そして最後に愛しの王子様。一体どんなかっこでくるのかっ?まさかまたコスプレを・・・というこわい期待を裏切って、物販のTシャツ(黒地に黄色の半跏思惟像をバックに「人間椅子」の赤いロゴ入り)にカーゴパンツ(だったけ)という三人の中では一番シンプルないでたち。五ヶ月ぶりに拝見する王子様に「ああ、会いたかったっ」と脳内で一人でのぼりつめるわたくし。まずは「人間椅子倶楽部」。今日の集いという席で聞くこの曲はまた格別でんな。そして「蛭田博士の発明」「右に左に〜」の時に客席が左右に揺れるのも楽しいです。ほう、ここはこうするのか〜と初めてライヴで聞いたわたくし。まずは会長から開催のごあいさつを、と研ちゃんにいわれて「あ、俺会長か」と今更のように気づく(笑)わじさまのご挨拶でめでたくも集いスタート。「青春の曲コーナー」ということでノブさんはツイステッドシスターの・・・曲名は失念;研ちゃんはブラックサバスやジューダスプリースト(グリーンマナリシ、だったかな。ベトナム戦争に行ってヤクチュウになって死んでしまうという説明はサバスだったかしら)わじさまは柳ジョージとレイニーウッドの「雨が泣いてる」などをセレクト。曲間にノブさんはベストヒットUSAを聞いていたけどわじさまはNHKFMを聞いてて、そこでセレクトした柳ジョージの曲でエリッククラプトン並みのギターソロがあるとか、研ちゃんがサバスを布教してそれなりに反応してくれたのはわじさまだけだったとか(ここでノブさん「俺に配ってくれればよかったのに」と)きわめつけがジューダスのメンバーのつもりでサングラスをかけたのに客席から「はなわ」と言われてしまった研ちゃんとか(笑)あとブルースの曲でわじさまの前のバイト先の人の歌詞をつけた「夜明け前」とか・・・ブルースの曲の最後のとこではわじさまが「これをやりたいがためにこの曲にした」と言ってギターを後ろに回して弾いたり。ああっこのへん記憶が混沌としておりますっ。お許しくださいませっ。嶋大輔とかツイストもやりたかったけどボツにしたとか。それも聞きたいなあ〜。次の集いでしてください。ちなみに今回一度だけノブさんが「慎治くん」と呼んだのも聞き逃しませんでした。こんなときだけおみみがダンボ。ここではなかったかもしれませんが、研ちゃんが「和嶋くんは新しいバイト先で早速遅刻したそうじゃないですか」とジャブをかました時「そんなこといわないでよ・・・」と素でうろたえてたわじさまを抱きしめたくなってたまらなくなりました。母性本能マキシマム。け)「和嶋と書いて遅刻と呼ぶ」ノ)「チューブと書いて夏と呼ぶ、みたいなね。最近和嶋くんは俺の家によくとまりに来るんだけど、眼鏡の奥の目をきらきら輝かせて「ノブくん、ネバーランドに行ってもいいかな?」って聞くんだよね〜」わじさま、なぜネバーランドなのですか。でも・・・かわいすぎますっ。携帯を目覚ましにしているけどそれくらいでは起きないという筋金入りのわじさまのため、ノブさんは一回起きてから再び寝るのだそうです。ノ)「和嶋くん、って耳もとでささやくとびくっ!!と起き上がってここどこ?」みたいなね」このとき客席から「きゃあっ」という歓声が起きたのをわたくし聞き逃しませんでした。もうほんとにほんとになんてなかよしさん。ちなみにわたくしは自慢でないですが携帯のバイブ音でも目が覚めます(^^;)


ただの妄想です。気にしないでやってください。

 研ちゃんとノブさんがステージを一度はけ、わじさまの放置プレイコーナー(笑)ギター片手にわじさまが持っているのはページもぼろぼろの古ぼけたノート。おお、これがあの雑誌で見た作曲ノートか!!ページをぱらぱらめくりながら「当時は女の子の名前で曲作るのが流行っててねえ・・・僕が流行らせたんだけど。●●に決定、でも○○もいい(詳しい名前は失念)み、み、美佐子とか、はひふへ・・・ふみもすてがたい、なんてこれ絶対ふみちゃんのこと好きじゃないよね。きりがなくなってそれから女の子の名前で曲作るのやめました」なんてみずみずしい青春の思い出話(笑)をまじえつつ、なんとわじさまが中学生の時の処女作「女なんて」をご披露!!「女なんておおばかもんだ〜あんなに運命を誓い合ったのに〜一生そばにいると約束したじゃないか〜しょせん愛なんてありはしない〜(だいたいこんな感じ)」というせつせつたる失恋ソングに思わず笑いが・・・いや涙が。なんて素晴らしいセルフ羞恥プレイ。そしてなんと自分で寸評までつけていた少年時代のわじさま。「プリティ和嶋(なぜプリティなのか不明)のギタープレイは処女作にて素晴らしい才能を感じさせる(こんな感じパート2)・・・すごいよねえこのナルシシズム」一体どんな顔して書いてたのか非常に気になります(^^;)「僕はいもむし〜みんなのきらわれもの〜、こんなみにくい僕なんてあの子は好きになってなんてくれやしない〜」という奇遇にも「芋虫」という曲のワンコーラス。研ちゃんのと基本的なテーマは一緒というのがなんつうか、やはり通じるものがあるのですね。そして先のあんみつ堂でも公開した、「乾杯」や「てんとう虫のサンバ」のような結婚式ソングを狙っているという「二人と一人」わ)結婚式で歌って欲しい時は呼んでください、でもギャラはとります(笑)」一人でいるより二人のほうがいい、世界の終わりは君といたいという内容の歌詞。こういうのを聞くと感動よりもまずまた「なんかあったのか?」とかんぐってしまうさもしいわたくしです。すいません。「僕の兄貴を呼びます!兄貴〜!」ここでノブさん再登場。「和嶋くんが中学生の時の曲をやったということで、僕も中学の時の服を着てみました!」赤いスカーフに白い太目のストライプが入った黒のスーツ「身長がほとんど変わってないことに気がつきました!中学の時はだぶだぶだったけど、今はぴったりです」若干おなかがきつそうに見えたのは気のせいではないはず(笑)リズムボックスのスイッチを入れて「リズムボックスくん、準備はいいかい?」とノブさんが聞くと「いいよ〜!」と裏声でリズムボックス役をこなすわじさま(笑)わじさまのギター&コーラスをバックに「完全無欠のロックンローラー」「俺ってグレイト?」のとこをしまいには「俺ってくどい?いたい?さむい?」と活用させていくノブさん、そしてそれに対して「くどい!いたい!さむい!」突っ込むリズムボックスくんもといわじさま。ああ相変わらずらぶらぶでほほえましいです。曲の終わりでばっちりと終わったリズムボックスに「すごい!」と感動するノブさんなのでした。わじさまが酔った時はあるときを境にがらっと変わるとのこと。居酒屋で飲んでるといきなりわじさまが「ノブくん、今日のお酒はおいしいね!ノブくん、となりにいってもいいかな?」・・・ぷぷぷ、想像するとかわいいやら笑えるやら。ノ)「そしてそのままネバーランドいったりしてね。途中はおぼえてないの?」わ)「・・・いや」このときまるでロボットのように数秒間わじさまの動きが止まっていました。本当にわかりやすいひとだ(笑)本当は酔ったその後のことを詳しく聞きたかったのですが、それは言ったらやばいことなのでしょうか(^^;)聞きたかったのにな〜。
 研ちゃん再登場。ななこちゅわんの等身大パネルも一緒にご入場です。いきなりちゅー(笑)そして演奏するは「ポイズン」なんかもう知らない人が見たら「なんなんだこれは」としかいいようのない、でも一部にとってはおもろくてしゃあないこの光景。研ちゃんはおもっきしご夫君のつもりだったのにノブさんだったかわじさまだったかの「もうはなわにしか見えない」という言葉にやけになったかのようにより激しいキスをぶっちゅ!と(^^;)いやああてられてしかたありません。とかってこれがわじさまが熊田曜子の等身大パネルにちゅーなんぞしようものなら・・・うがああ。パネル相手に嫉妬。「もう畳一畳分くらいになって押入れに入りきらない」エフェクター紹介コーナー。あ〜自分がもっとギターにくわしければなあ・・・と思いつつ。「宇宙シリーズ」で使っているというエフェクターではわじさま、音の違いをわからせるために前の人に弦触らせたりしております。作るのには1日くらいだとか。意外と早くできるのねえ。わじさまがすごい集中力あるのかもしれませんが。後ほど研ちゃんが思ったよりも短かったとわじさまに聞いていたら、専門的なことをあまりながながいっても・・・と思ったとのこと。意外とむずかしいんですね。
 このへんで入場前にもらっていた抽選券をもとに抽選会開始。ノブさんが抽選箱をぶんぶん振るとあらあら、紙が数枚ひらひらと舞い出るではないですか。あわてて拾って箱に入れるわじさま。ノ)「これ(抽選箱)あんまりよくないねえ〜」研ちゃんは手作りのペナント。ひとつの字を切り取るのに30分くらいかかったとか。蚊取り線香のデザイン入り。ノブさんは自作デザイン(だったかなあ。もうだめだ、記憶が・・・)のTシャツ。サイズ別に用意してあるというノブさんにわ)「さすが兄貴だね!」それと日野先生の漫画。「これは絶対泣けるので感想文と涙を拭いたティッシュを送ってください」とのこと。わじさまは自作のエフェクター。名づけてワジマシーン。「くれぐれもヤフオクとかには出さないでくださいね、悲しくなるから」また自虐(笑)そして人間椅子賞として「桜の森の満開の下」ツアーパンフと「無限の住人」の業界向け紹介本(つったらいいのでしょうか)研ちゃんのときはノブさんがかっこよくドラムロールをきめていましたが、ノブさんのときにはわじさまが・・・それはどう聞いてもドラムロールではない(笑)まあいずれもREEYAの手からはすり抜けていったわけでありますがね。でもやっぱりなにかはほしかった、くすん。パネルをこわきにかかえてはける研ちゃんにわ)「ご夫婦で退場です!じゃ、僕もそろそろ着替えます。しばしご歓談を」ここでメンバー全員がステージをはけて中休憩。
 そしてライヴでもおなじみのSEが流れて、ノブさんは以前のツアーでの忍者姿、研ちゃんは頭をスキンにしてお坊さん、そしてわじさまは工務店の時のような上着にもんぺ姿に雪駄姿。素の椅子さんのレア曲コーナー突入であります。「独裁者最後の夢」「ギリギリハイウェイ」「エイズルコトナキシロモノ」「水没都市」「ダンウィッチの怪」などいずれもライヴでは初体験の曲ばかり。け)「エイズったら僕ら同じマイク使ってるから一蓮托生ですね」とかまた一部の人が喜ぶような発言を(笑)レアな曲は研ちゃんがやりたいなあ〜というとわじさまは「うーん」と言って考え込むのだそうです。そんときはやっぱおひげなでなでしながら?(笑)ファンの集いではノブさんが最初「青森ツアーやろう」と提案してたようですが、最初にあんまり濃いのやると後が続かなくなるということで今回は却下、け)「第五回目くらいにしときましょう」とのこと。東京からは五、六万でいけるとのことですが、九州からだと多分十万はかかるでしょう(泣)次のファンの集いは早ければ一年後くらいにしたいとのこと。今回はノブさんもいるのでそれも現実となる可能性大です。とかいって研ちゃん「このレア曲が次聞けるのは20年後だったりして」・・・20年後はかんべんしてつかあさい(−−;)「水没都市」から間髪いれず「ダンウィッチの怪」へ続くところはぞくっとしていまいました。まさしくレアライヴならでは。ラストあたりの木琴?の音が入るタイミングが若干ずれていたり、研ちゃんのベースが一瞬とまったり、普段やらない曲ならではのハプニングもあったりしましたが。わじさまの語りとの所はおみみをダンボにして聞いてしまいました。ああよいお声。わ)「なんか最後っぽくないですが」え、これでおわり?状態のお客を置いて一度退場。当然起こるアンコールの声。おひとりでギター抱えて出てきたわじさま「10年ぶりくらいにする曲です」と始めたのは「甲状腺上のマリア」おお、まさかこの曲が聞けるとは・・・と感慨にひたっていたらわじさま、ギター間違うわ歌詞間違うわでしまいには「やめとこ!」と前代未聞な演奏中断(笑)じ、自分は今リハの場面にいるのかっ?と錯覚してしまいました。これもFC集いならではのゆるい雰囲気だからこそ許せることというか・・・あらあら、研ちゃんとノブさんまで出てきてしまいました。わたわたのわじさま、「そ、そうだ、椅子あったほうがいいね」ということで椅子に座って「うん、OK!」と気を取り直してスタート。け)「ここでみときますよ」と座り込むお二人。まるで子供のピアノ発表会を見守るお父さんとお母さんのような(笑)改めて聞くとやっぱりこわいなあこの歌詞、多分今じゃ出せないだろうなあ・・・終わったあと「ありがとう」と心を込めて言うわじさまにどきり。このときに限らず、わじさまのひとことひとことにいちいちどきどきしてました。ああ、本当にいいお声だなあと・・・どうしてこんなよく響く声なんだろうって。なんかせつなくなってきましたよあたしゃ。ううう。ラストは「大予言」初めて椅子さんを見たライヴのとき以来です。もっとライヴでもしてくれたらいいのになあ。わ)「今度こそ最後っぽかったですね」ということで、しめは会長のわじさまの「皆様の応援無しでは人間椅子はなりたちません。これからもよろしくお願いします」いやいやこちらこそよろしくお願いしますって感じです。今回、予想していたよりも比較的あっさりかつゆるい感じで行われたわけですが、おっしゃるとおり今後は短いスパンでやっていくというのであれば納得というものです。これでまた10年はお預けよとかいわれたらえ〜って感じですが(^^;)今回はお色直しの関係か研ちゃんは出番が少なく、わじさまはほぼでずっぱりでしたな。わたくしとしては嬉しいんですけど。ちなみにTシャツはいまいち個人的にひかれなかったので購入しませんでした。ごめんなさいメンバー&スタッフ一同様。そして外に出ればまだまだ明るい外に違和感を憶えてしまったのでありました。おしまい。

※追記:入り口でかかったのろいは次の次の日にやってきたのであります。やっぱり捻挫をしておりました。ぺたんこのバレエシューズだったのになんで。幸いにして軽いものでこれを書いている現在はほぼ治っておりますが、火曜日はもう歩くのもつらいくらいにふくらはぎが痛くて・・・ショーボートで捻挫した前代未聞の女となってしまいました。とほほ。てなわけでこのレポート、「ここではこういって(やって)たぞ!」「ここではこんなこといってない(またはやってない)」ということがありましたら遠慮なくおっしゃってくださいませ〜。


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