人間椅子LIVE「電気仕掛けの怪」with犬神サーカス団

(2006.7.8 名古屋 ell FITS All&2006.7.9 OSAKA MUSE)



 さてさて、四ヶ月ぶりの王子様たちとの再会とあいなりました今回のライヴであります。「電気仕掛けの怪」のもとねたの「電気仕掛けの神」とは物語上で収束がつかなくなった時に、突然神のような万能の存在が現れて無理やりおさめてしまうという約束事のことだそうですが、絶妙なネーミングだと思います。わたくし前夜は興奮の余り殆ど寝てない状態で名古屋入りした次第であります。
 今回の戦闘服はこの日のためにお迎えしたヴィクトリアンメイデンのシフォンフリルワンピース、メアリーマグダレンの薔薇と鎖のチョーカー、頭にはメアリのプティローズコサージュでいざ出陣、いや出発。今回の整理番号は五番と言うことで、ELLの階段に早速上がって並びます、がっ・・・あついいっ。ただ立ってるだけで汗がだーらだらだら。まるでサウナ状態。ライヴが始まる前からぐたりそうな暑さ。今回は犬神サーカス団との対バンということで、両バンドのファンという方々も多そう。そしていざ会場内に!わじさま側の右側マイク前をげっとします。馴染みの椅子さん仲間、そして初めてお会いする椅子さん仲間の皆様とお話して開演を待ちますが、お話に花が咲きまくって開演が「えっ、もうはじまったの?」って感じでした(笑)お仲間から東京では王子様の落語イッツアショータイムが開催されたと遠征前から聞いており、心の中で「やってやって〜」とよだれをたらしておりました(お下品)
 まずは対バンの犬神サーカス団の皆様。数年前一度だけ福岡のイベントで拝見済みであります。凶子さんはその時ずっと直立不動で歌ってましたが、今回はしょっぱなから動きまくり。ボーカルスタイル変えたんでしょうか?ショートボブのウィッグ(最初は地毛かと思っていましたが、あとから長い後ろ髪が出てきたので、ウィッグと判明)に赤い牡丹のような花をつけ、赤い着物の上に花柄の長い内掛け姿で、お姫様のようにかわいらしいです。白塗りですけど(笑)ギターの情次さんはガクランを脱ぐとまるでビジュアル系バンドにそのままいてもまんま違和感がないたたずまい。ドラムスの明さんは「おーす!」と大須にかけたねたあいさつをご披露。ベースのジンさんもハーフパンツにしましまソックスがキュートであります。曲は記憶にあったよりポップな感じでしたね。凶子さんの歌い方はオペラ、舞台っぽいな〜とも思いました。最初から機材トラブルで「き)まさしく電気仕掛けの怪ね〜」凶子さんは日帰りで大須に来て着物を買ったりするとか、名古屋に早くついたのでお店で(名前失念)アイスを食べたとか。詳しくは省略しますが、個人的に受けたのは凶子さんの「あたいたちはファンのことを犬っ子っていうんだけど、人間椅子さんは七月一日からファンのことを檀家、チケットをお布施っていうようにしたんだって・・・人間椅子さんって、いっちゃなんだけど、結構長くない?」はい、おっしゃるとおりであります(^^;)「き)檀家の皆さんも楽しんでいってね〜」ありがとうございます(笑)
 犬神さん終了後、スタッフに交じってセッティングするノブさんのお姿。あれっ、ねたばらししていいんですか?最初っから(笑)数年前のOUTRAGEのイベントでの出番前はちゃんと幕かけてありましたが。
 そしていよいよお待ちかね、ご三方のいでたちは以前の瘋痴狂ツアーと同じであります。しかし、わじさまの羽織が今回は深いグリーンだったんですが、二月のえび茶に見えたのはわたくしの目の錯覚だったのでしょうか?四ヶ月ぶりの王子様のお姿に涙が出そうになります。会いたかった・・・それだけです。一曲目は「恐怖!ふじつぼ人間」そうきたか〜(笑)まるで銃弾のように降り注ぐ王子様の笑顔にわたくしの心臓はマシンガン一斉射撃を受けて蜂の巣状態。お顔がまともに見れない・・・続いては「二十一世紀の瘋痴狂」「ろーりんろーりん〜」の部分で手を一緒にくるくる回すのが楽しい。大好きです。最後のギターソロも長めで、まるでギターの音色にむきだしのからだが抱きしめられているようです。ああっ。
 最初にお断りしますが、今回名古屋のほうのMCがかなり曖昧です・・・特に後半部分が;大阪のほうのMCと交じってるところも多々あるかと思われますので、あくまで「こんな感じだった」という意味合いで読んでいただければ。あと、毎度のことですがわたくし基本的にわじさましか見てませんので、研ちゃんノブさんについての記述が少なくなることをお許しください;
 「名古屋のみなさんこんばんは、人間椅子です〜」いつもの研ちゃんのごあいさつでMC開始。初めての人も多いだろうということでまずはメンバー紹介。「け)みての通り三人です。あちらにいるのがうちのヒットメーカー、聖徳太子、和嶋慎治です」思わず聖徳太子姿の王子様が脳内に・・・あ、でも似てません?実際。似てませんか?あれ?(^^;)研ちゃんの紹介を受けて王子様、「わ)青森県弘前市出身、今年四十歳、ロック道を邁進していきたいと思います!」はうぅ。かっこいいよ〜(;;)「わ)そして今一番坊主姿の似合う、ふんどしの似合う男、鈴木研一!」個人的に坊さんはちょっとあきてきたので、以前の着物姿に坊主頭でもかっちょいいと思うのですが。でもなんかヤクザっぽく見えてしまうかも(笑)「け)そして人間椅子ならぬ人間ラジオ、ナカジマノブ!」この時のちょっと「え〜っ」って感じのノブさんのおかおがつぼでした。王子様側の人たちにはちょうどハイハットシンバルがかぶさってしまうので、それをどけて顔を見せてくれるやさしいノブさん。思わず手を振ってしまう自分であります。でもって前回の犬神さんと同様、機材トラブル。「音が出ないよ〜」と困っている研ちゃん。うーん、大丈夫かしらん?チューニングしながら、犬神さんの「死ね、死ね、しんじまえ〜」って曲を聞いてびびったというおはなし。「わ)ぼくらなんかまだポップだよね〜。怖さが足りないね!」でも曲のヘヴィさや、歌詞の重さでは椅子さんが勝っていると思いますが。「け)以前は体重が68キロでしたが、今は86キロあります。次は体重が増えてきたあたりに作った曲を・・・」ということで「芋虫」わ〜、これ聞いた事あったっけ。聞いたにしても多分相当前・・・王子様のギターソロが、CDよりも格段にながいっ。険しい顔でうつむき加減に引くその姿はたまらなく妖艶であります。「無言電話」うわあっ、これも多分相当ひさしぶりだわっ。王子様の切羽詰ったボーカルと叫びに早くも達してしまいそうな自分であります。
 四十を迎えて、最近は楽屋などでも死に関する話題が多くなったとのこと。まだ人生を振り返るようなお年でもないでしょうに(^^;)「け)二人とも年金払ってないので六十歳までに死ぬ計画です」ノブさんはちゃんと払ってそうでかつとっても長生きしそうであります。でも研ちゃんもわじさまもできるだけ長生きしてね、ファンの皆様の為にも。
 さて、弘前に東日報という新聞があって、芸能人が載ったりするコーナーで椅子さんが取材をうけたとのことですが、多くの人が読む夕刊なのにインタビューで「最近死を意識するようになった」と答えてしまった王子様。でもそこが王子様らしくて素敵。「け)うちの父親に載るんだという話をしたら、「おめたちあれさでるのか」って言われまして」ここでノブさんが意味がわからなかったらしく「なんていったの?」と質問タイム。ノブさんのために解説してあげる研ちゃん。あとは犬や猫のことを「いぬっこ」「ねこっこ」子供には「こっこ」と呼ぶという、研ちゃんによるぷち弘前弁講座。ああ、弘前弁ってほんとにいいなあ〜。ほのぼのなごみます。そんな研ちゃんが死ぬ時に叫ぶ言葉は「サバス・スラッシュ・サバス」!!うおおー、噂に聞いたとおり、今回はレア曲が多いぞ!にっこにこな王子様がもう、たとえようもなく素敵です。ありきたりな言葉でしか表せないのが悔しいくらいです。終盤はブラックサバスの「under the sun」へ続いていきます。そして真っ赤なライトが血のように降り注いで、「相剋の家」始まる前にわじさまが何か前ふりのようなことを言っておられましたが、「〜・・・相剋の家!」しか聞こえませんでした;あーあれはなんだったんだ〜もう一度聞きたいっ。たまらなくヘヴィで、なのにここちよい。まるで子守唄のようにさえ聞こえてしまうのはなぜかしらん。こんなに不安感をあおるような曲と歌詞なのに。もう今回も何度胸の前で手を自然に組んでしまったかわからんのですが、ものごっつうまぬけな顔を王子様にさらしていたんだろうな〜。ほうけまくってたし。
 さてさて、今回一番心待ちにしていた「品川心中」演奏中ずっと「落語やんないかな、やんないかなあ」と念仏のように唱えていた自分。間奏部分に入り、マイクスタンドとギタースタンド、オレンジ色のざぶとんをささっと持ってくる川端さん。ま、まさかっ!と、ギターを外してスタンドにたてかけ、羽織を脱いでちょこんとざぶとんに座るわじさま。きたーーーー(AA省略)「わ)え〜、皆様が立っておられるなか、わたくしはこうして座ってお話ができるという幸せであります。わたくしの尊敬する落語家に三笑亭可楽という方がいるのですが、三笑亭にはまだ笑いが足りないということで、ひとつとって、わたくし二笑亭濁酒と申します。さて、品川には有名な花魁のお染さんがいて、昔はナンバーワンだったけれども今は若い子におされぎみ。とてもお金のかかる衣替えすらできないありさま。こんなことなら死んでしまおう、でも一人じゃつまんないから、誰か道連れを選ぼうと、お得意様台帳を見て考えます。うーん・・・太鼓持ちのノブちゃんはどうかしら?死ぬ時もにぎやかでいいし。でも、ノブちゃんはいろんなとこから引く手あまただから、殺しちゃかわいそうね。お坊さんの研ちゃんはどうかしら?お坊さんだから、死ぬ前にお経とか唱えてもらったら安上がりでいいわ。でも研ちゃんは檀家さんが怖いのよね。あ、このひとがいいわ。本屋の金三さん。ひとりもんだし、けちだし、生きててもろくなやつじゃないわ。このひとにきーめたっと。かつて指名ナンバーワンといわれたそのテクニックでついに心中を承知させてしまいます。さて、金三さんは親分の所へいとまごいに・・・」そして曲の落語部分へ。はー、こんなに長く王子様のお声が、落語が聞けるなんてなんて幸せなのかしら。これだけでも「来てよかった・・・」とひしひしと幸せをかみしめる自分なのでした。「さいほう〜あみ〜だ〜!」のところでせかせかとギターをしょってたつところに母性本能をがすがすくすぐられてしまいます。
 今回の対バンの演奏時間は2バンドなので、とりあえず一時間でいいですか?てな感じで演奏時間を決めているとのこと。意外とアバウトなのね。でもやはり主体のバンドのほうの演奏時間は長めにとってほしいな〜。それなのに今回はただでさえわじさまのギターソロが長くて時間が押していると研ちゃん。今回のノブさんボーカル曲は「ロックンロール特急」不惑の年齢を感じさせない研ちゃんと王子様のダックウォークに「まだまだいけるよ、大丈夫だよ!」って思ってしまった自分でありました。本編ラストは「針の山」王子様の背弾きと歯弾きにいつもながらめろめろであります。あうーまだ早いよ〜。もっと見ていたいよ〜。
 アンコールは犬神さんより凶子さん、情次さんがゲスト参加の「人間犬」いやー、研ちゃんと凶子さんのツーショット、実際に見るとやはりすごい図ですね(^^;)「け)ちゃんと合図出しますんで」「き)はい、見てればいいですか?」見た目に反してとっても腰の低い会話のお二人。こわほのぼのです。研ちゃんと凶子さんと情次さんは白塗り、対するわじさまとノブさんは眼鏡でとでまるで違うバンドみたいだけど、情次さんは眼鏡をかけているので眼鏡っこグループでも大丈夫だよ!と主張するわじさま。はっ、そういえばそうか。そして歌うは「りんごの泪」凶子さん、ちょっと歌詞があやふやでしたが(笑)なかなかはまっておりました。ラストは情次さん、わじさまのダブル背弾き。情次さんも背弾きできるんですね〜。これってやはり高度なテクなのでしょうか?研ちゃんは後ろから凶子さんをベースとの間に抱きかかえるような体勢になったのですが、これが後日大変なことになってバクロされるのであります(笑)やはりこれは研ちゃんファンの方々にはきーもののジェラシー爆発だったのでしょうか?続いて「地獄風景」あ〜、楽しいけどこの曲やると最後が近いんだって切なくなります。
 セカンドアンコールは研ちゃんがおふんどしどばーん、わじさまがブルーの瘋痴狂Tシャツにもんぺすがた・・・冷静に考えて不惑の殿方がこのお姿・・・なんだか知らんがとにかくよし!(By「覚悟のススメ」より←マニアですみません)犬っ子の皆様は研ちゃんのセクシーショットを見てどう思われたか非常に興味があります。「おーれのあたまはダイナマイト!」ってことで「ダイナマイト」!いやーほんとにこの人たち元気だわ〜。自分も負けないようにがんばらねばのう。ノブさんは最後「ぼくちゃんでした!」なぜいきなり前回ねたを(^^;)←詳しくは06.3の名古屋ライヴレポートを参照ください。最後退場間際におふんどしのおしりをなおしていった研ちゃんなのでありました(笑)対バンということで最初はちょっとどうかな〜と心配でありましたが、それは杞憂であったというくらいに楽しみまくったのでありました。では、次の日の大阪編へと続きます。


 次の日の大阪はおなじみのOSAKA MUSE。今回も整理番号五番で、わじさま側のマイクスタンド前をゲット。本日もメイデンのシフォンフリルワンピースに、名古屋で衝動買いしたメアリのアンジェリカヘッドドレスをまるで突撃のはちまきのごとく頭にしめて参戦であります。
 ELLに比べてステージはやや遠めですが、全体的に広くて、ちょうどわじさまが座って落語をする場所にELLではスピーカーがあって見えづらかったのですが、今日はいい具合に見えそう。開演前に椅子さん仲間の皆様とあの曲が聞きたい、この曲やんないかなあとお仲間とあれこれ推測するのでありました。今日も最初は犬神さん。機材トラブルもなく順調に進みます。最後の曲ではものすごい押されてうげーとなりました;犬っ子パワーおそるべしであります。ちなみにMUSEではセッティング前に幕が下りておりました。
 さて続いて椅子さん。本日は渋谷と同じという「人間失格」でスタート。通常のライヴではまず絶対に考えられない順番だなあ・・・やはりイベントならではってやつでしょうか?わじさま、昨日はしょっぱなかららぶりんすまいる連発でしたが、今日は曲が曲だけあってか、シリアスな色っぽい表情に・・・ああ、まさしく真のえろかわいいとは王子様のことをいうのねと勝手に脳内で認定している自分。続いては昨日と同じく「二十一世紀の瘋痴狂」と続きます。「け)こんばんは〜人間椅子です。昨日は名古屋だったんですが、名古屋は思い出深いところでして。僕は仙台だとどうしても名古屋のみなさんこんばんはっていってしまうんです」「わ)でも仙台だと名古屋の皆さんっていわないね」ん〜なぜなんでしょう。ゴロの関係かしらん?でも3文字は確かに言いやすくてついぽろっと出てしまいがちなのはわかります。しかし仙台の方々にとっては複雑でしょうが(^^;)
「け)ところで和嶋くん、今日もギターソロ長いですね」「わ)はい、大阪はブルースの街ですからね」「け)ギターソロが止まりそうで止まらない、いきそうでいかないところに中年のいやらしさがでてたね」「わ)でてたでてた!」ここでおもっきしふしだらな想像をしてしまった自分は妄想たくましすぎですね。はい、とりあえず謝ります、すみません;
 今日も三人の自己紹介タイム。「け)あっちにいる易者みたいなうさんくさいかっこをした男が和嶋慎治です」易者・・・確かにそうも見えるかも。今度そのコスプレしてください。帽子かぶってあの細い竹の棒持って。「わ)僕はタバコ切れるとイライラして、お酒切れるとイライラして、ギターソロできないとイライラして・・・って僕そんなんですか!(笑)」ううっ、かわいいわっ。「わ)そしてあちらにいるのが、見てのとおりの生臭坊主です」「け)はい、ギャンブルと女のことしか頭にありません。しかし、今の季節は僕はねぷたのことで頭がいっぱいです」今年もお里帰りするんでしょうか。
 今日も犬神さんたちの歌詞がこわいね〜というおはなし。「わ)人間失格とかまだ甘いね!」「け)でも楽屋ではすごくいいひとたちなんですよ。凶子さんはリハのときに似てないものまねで場をなごませてました」「わ)それ失礼じゃない?」「け)うーん、でもやはり女の人がいると違いますね。うちなんかノブが一人でしゃべりまくって、しまいには返事するのもめんどくさくなって。「うんこいってくるねー!」とか言われても「いってらっしゃーい!」って言えばいいのかなあって」・・・なんかノブさん、ほんとにやりたいことがストレートに口から出る人なんですね。情景が目に浮かぶようです(笑)ノブさんは犬神明さんとお話してて(飲んでた、だったかな?)「ノ)日野先生がジャケットを書いた地獄の子守唄と赤目も二枚ずつ買いました!」「わ)ノブくんは犬っ子だったんだね!」王子様、今日は突っ込みが冴えてますね。そしてねぷたといえば「屋根裏のねぷた祭り」この曲もあんまりライヴでは聞いたことなかったかも。たった三人しかいないのに、この音の厚みとヘヴィさはつくづく圧倒されます。お次は聞きたいな〜と開演前に話していた「山椒魚」もう、涙が出そうなほどこの曲が好きです。王子様の包み込むようなやさしい声と、ねっとりしたギターの音色に・・・今日も殺されてしまったわたくしなのでありました。
 そしてまたしても四十を迎えて各自の死に方についての話題。「わ)僕が厄年、(研ちゃんとノブさんを指して)前厄、前厄だもんね」「け)ノブは理想の死に方が腹上死だっていうんですよ」ストレートすぎますがな(^^;)ある意味一番恥ずかしい死に方ではないですか?「わ)僕はそばとお酒を飲んで死にたいな〜」なんか飲み屋でお酒飲んでてそのままぐっすり寝入ってたかと思ってたらいつのまにか・・・ってやつでしょうか。いや、なんかほんとにありえそうで(^^;)「ノ)オレいつまでも長生きしてて、ひ孫とかに早く死んでくれって言われそう。にんにく油とかぱーんと身体に塗ってむきむきとかしてるおじいちゃんになりたいな〜」「わ)へんなおじいちゃんです!」にんにく油ってにんにく卵黄のことですか?あれは油を塗るんでなくてカプセルを飲むのでは?(笑)確かにあのCMのおじいちゃんの筋肉はすごいですが。ノブさんだったら本当になりそう。いつまでも元気でいてね、と思っていたら「ノ)オレ夢があってさ、自分の奥さんの名前を呼んで孫のお嫁さんににわーって抱きつくの!」あのー、それただのえろじいさん・・・(笑)「け)ほら、この中で笑ってるの数人しかいないじゃないですか」そんな研ちゃんは死ぬ時にこう叫んで死にたいということで「サバス・スラッシュ・サバス」から「under the sun」続いては「ちゃっちゃっちゃ〜」あああっ、「黒い太陽」!!この曲聞きたかったのよ〜!!曲の最中ではもう笑ってしまうくらいに王子様しか見えませんでした。しかも、途中で涙までじわじわと・・・このライヴが終わったらしばらく会えないんだ・・・って急に気持ちがどわわ〜っとこみあげてきて、たまらなくなって。いかん、王子様に泣いた顔は見せられん!とがまんする自分。そんなじめりんぼな自分にハッパをかけるようにお次は「道程」ああ、三人とも本当にきらきらしてて素敵だなあ、もう、ほんとにこの人たち好きだなあと。「恐怖!!ふじつぼ人間」「地獄」と怒涛のラストスパート一直線な曲群で、もうすっかりぐったりんこな自分。まだアンコールあるのに切なさ全開、本当にどうしちゃったんだ自分。
 アンコールでやるのは珍しい?イントロは三遊亭圓生師匠の出囃子にのせての「品川心中」今日は前述の通りスピーカーで視界が遮断されることなく、ざぶとんにおすわりしたわじさまのお姿が拝見できます。でもあんまり前に座りすぎてころんと転がりそう(笑)いやいや、そのまま小さくしておててにのっけて持って帰りたいくらい。いつもぽっけに入れてて、聞きたいときにぽっけから出すと落語を聞かせてくれるみに濁酒師匠・・・あああっ(ぷるぷる)←バカ 後ろで座って見ている研ちゃんが、まるで我が子の作文の発表会を見守るお父さんのようです。あ、去年のファンの集いのことを思い出してしまったわ。
 曲終了後、「首の角度が段々小さくなってきたね!」とノブさんのおほめのおことば。上手い落語家ほど会話を表現するときの首の角度が小さくなるとのことです。この落語コーナーは今後のお約束になるんでしょうか。なってほしいなあ。
 続いては前日に引き続き犬神さんより凶子さんと情次さん登場。2バンド合体の「人間犬」をノブさん「うなぎ犬みたいだね!」例えが絶妙ですね(^^;)「人間椅子は粗相をしませんでしたか?」と研ちゃんが問いかけると「き)鈴木さん、昨日おっぱいさわったんですよね」な、なんですとっ!!あのベースの間に凶子さんをはさんだあのときかっ。あれまあ〜研ちゃんったら。「け)あれはとっさのことで・・・すみません」平謝りの研ちゃんに「き)いいんです、あたい、おっぱいなんてさわられてないわっ」凶子さん寛大だなあ(笑)それに油を注ぐかのように「け)そういえば大阪に着いたときに失礼なことをしてしまいまして、搬入の時にスタッフかと思って「車出してください」っていったひとがノーメイクの情次さんだったという」研ちゃん・・・(笑)対バンしたのってしかも初めてではないのに;今回の一件で犬っ子の皆様が研ちゃんを嫌いにならないことを祈ります(^^;)さてお二人を加えて演奏するは「針の山」うおお〜これはめったに見れないものをっ。ぴょんぴょん飛び跳ねて歌う凶子さんがキュートです。ギターでやりあうわじさまと情次さんがかっちょいい!!今日もお二人でダブル背弾きです。情次さん、普通にロッカーでかっこいいなあ。いやでも、いかにギター持ってなかったら普通のひげのおじさんでもわたくしはやっぱり王子様が一番です。
 セカンドアンコールでは前日と同じいでたち、同じ「ダイナマイト」ん〜これはちょっと変えて欲しかったかなあ。でも目の前で演奏してくれるだけで幸せです。段々と終わりが近づいているのを感じつつ、もうできないというくらいに手を伸ばして、わじさまコールしまくる自分。周りの方々はさぞうるさかったでしょう、すみません。最後はノブさんが客席にかがんできて、自分はノブさんの肩をつかみました。あと王子様のおててにちょっこりふれました。手を振りながら去っていく王子様たち。ああ、いかないで・・・今回の夢の時間もあっという間に終わってしまいました。またさびしさが津波のように押し寄せてきて、思わず椅子さんお仲間にすがってしまった次第であります。
 何度も繰り返していることなのに、お別れはいつも本当に寂しくて切ないです。けれども、「上手くいえないけど、自分の胸のなかにはいつも王子様が燃えている!これ以上何を望むか!」(また「覚悟のススメ」ねたですみません)いや、でもほんとにそのとおりです。次はいつあえるかわからないけれども、その日を楽しみに、また日々を頑張ることといたしましょう。椅子さんと、お会いした全ての椅子さん仲間の皆様へ、心からの感謝と愛をこめて。ありがとう&あいしてる!!であります。



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