人間椅子LIVE TOUR「修羅囃子」IN 福岡LIVEHOUSE CB(2003.2.14)


 ファンになってからはじめての福岡ライヴ。くわえてバレンタインということでもう数日前から緊張でむかえたこのライヴ。会社が終わってからタクシーをとばして(開場時間までだいぶ余裕があるというのに;)会場へ。前にはすでに何人かの人が。開場までの時間そばにいた人たちとお話などしつつ、開場するなり和嶋さんがわへいつものごとくダッシュ(笑)開場してから見てみると、やはり100人はどう見ても行っていない・・・6.70人くらいかな?でも並んでるとき整理番号200番とかのひともいたのに・・・あれ?;;1列半目くらいにきても押されないというのは(というか回りに人がこない)・・・うーん;全体的に見て男性の比率が高かったです。そんなこんなでいよいよ開演。和嶋さんはやっぱりおいらん。鈴木さんは恐らく千葉と同じ着物(でも照明の関係か千葉より黒っぽく見えた)マスヒロさんも顔を黒塗りに金色のタイにパンツ(これも照明の関係か黄緑っぽくみえた)。一曲目は千葉ではやらなかった「蛇性の淫」でスタート。そのあと「みなしごのシャッフル」「インベーダー」と続きます。もう和嶋さんに今回はおさわりバーのごとくさわりまくりで、和嶋さんが前に来るたび着物をつかみーのおみあしをさわりまくりーの(あっ、もちろん着物の上からです;)「みなしご〜」のときはギターのネックの弦に触ってぎゅわんと音を歪ませてしまいました;ひーすいません和嶋さん;このあとはいつものごとく記憶の寄せ集めで曲やMCの順番はばらばらではありますが、散文的にお読みくださいませ。
「福岡に帰ってきました〜」との鈴木さんのお言葉。和嶋さんは「しばらく来ていない間に、わたくしこのように女装にめざめました」・・・もう(笑)以前の「見知らぬ世界」ツアーでは福岡に来なかったので「福岡のためだけにウンモ星人の衣装もってこいって言えばよかったですね。福岡だけで「見知らぬ世界」ツアーやりますか(鈴木さん)」・・・そらぜひやってほしいですわっ。そのために今回は「修羅囃子」と「見知らぬ世界」を中心にやりますとの事。ラジオ番組に出演したときにこれからの抱負はと聞かれ、「福岡に今年もう一度来たい」と言ったとの事。ああ、一回といわず何回でもきてくださいませ。でもそれには現実的な問題がいろいろと・・・うっ。ここでもセルフマネージメントのお話。物販はなにがいいでしょう?との鈴木さんの質問に「SG!」「ウルトラファズ!」との声が。「あ〜、でもちょっと高いかもなあ。では、考えておきましょう(和嶋さん)」マスヒロさんの黒塗りはマイルス・デイビスを意識したと言ったのにも関わらず、DJさんからは「ハナ肇の銅像みたい」といわれまして・・・と鈴木さんが言うなりいきなりマスヒロさん前に出てきてスティックでドラムセットや鈴木さんのマイクスタンドを叩いたりして、おちゃめさんでした。「野球野郎」の仮歌では「ワン、ストライク〜」のところを「おう、さだはる〜」とずっと延々と歌っていたそうで「福岡ってことでダイエーねたをふってみました(鈴木さん)」ありがとうございます(笑)でもってそのあとはやっぱり「野球野郎」「ワン、ストライク〜」のコーラスの出だしをちょっと間違えて舌を出す和嶋さんが可愛かったです。そして、今日は早い順番で「愛の言葉を数えよう」みんな手拍子しまくり、飛び上がりまくり・・・このあたりで和嶋さん早くもかつらを取る!やっぱりおでこにはかつらのあとが(笑)「ここまではのりのりなナンバーが続きましたが、ここからは重い曲で。いわば踏絵のようなコーナーですね(和嶋さん)」「これであたしだめだわ〜って思ったひとは今日だけ楽しんでってください(鈴木さん)」・・・自分からそんなこといわんでください(笑)「羅生門」最後のマスヒロさんのドラがかっちょいいです。「賽の河原」そして、アコギが置いてあったのでもしや?と思って期待してたらやはり「恐山」しっとりとしたギターの音色とボーカルが流れてうっとりです。そのあとも「太陽黒点」「見知らぬ世界」とヘヴィな曲が続きます。「見知らぬ〜」では鈴木さんも来てくれて。来た時「うわっ、でかい!」って思ってしまいました。近くで見ると迫力です。でもってやっぱりおさわりバー状態に;「相剋の家」の前では歌詞の「自讀の汚泥」というのがCDの歌詞カードの打ち合わせの時になかなかOKがでなかったらしく「これはまあ・・・早い話が、マスターベーションのことですね・・・ほら、ひいたっ;;「これはだめですね〜」って話してるの聞いてた時に自分のこと言われてるようですごいやだったです(和嶋さん)」くじけないでください(笑)ちなみに「団地妻の午睡」「長襦袢の契り」というのは日活ロマンポルノを意識したとの事。言われてみればそうかもしれない(^^;)ヘヴィな曲の連続で客席がヒートアップしたあたりで「福岡のひとたちはこんなに一生懸命聞いてくれるのにどうして動員が増えないんですかねえ(鈴木さん)」すんません、がんばりますんで;ちなみにローディーの川端さんは長崎出身で、「やっぱり「おいどん」「ばってん」とか言うの?って聞いたら言わないって言ってましたが、そうなんですか?(鈴木さん)」鈴木さん、それは場所と年代をおもっきり混同した偏見です(^^;)「女性の「おいどん」に当たる言葉はなんですか?・・・あ、反応ない・・・(鈴木さん)」考えてみれば九州には独自の女性の一人称ってないなあ。「東洋の魔女」は、和嶋さんいわく「外国人から見た日本の美女を表現した歌詞」との事。「いわば郷ひろみの「エキゾチック・ジャパン」、もしくはディープパープルの「ウーマンフロムトーキョー」みたいなもんですか(和嶋さん)」そ・・・そうだったんですか;ちょっと「ウーマン〜」の曲をやりかけるも(たぶん;あたしは聞いたことないので)すぐにストップ。聞きたかったのに(笑)そして再び「見知らぬ世界」から「死神の饗宴」、和嶋さんの「長崎にはらしゃめんという人たちがいました。そんならしゃめんの悲しくも恐ろしい曲を、わたくしらしゃめんお駒が歌わせていただきます」との事でかつら復活の「人面瘡」、でもやっぱり途中でかつらがすっぽぬけてました(笑)もうこのあたりではわたくし一列目にかぶりつき状態でした。でもやはり後ろからは押されないんだなあ・・・ってもうそれもどうでもいいくらいに盛り上がりまくり!和嶋さんも前にきまくりでまたしてもおさわりバー状態。でも一瞬あたしの手がやばいとこに触れてしまった・・・ような。ひい〜ごめんなさい和嶋さんっ。そんなつもりで触ったんではないんですっ。つい手が滑ってしまって・・・このとき和嶋さんが下にいるあたしたちに向かって舌を出してにやっと笑ってくれたのにあたしは恥ずかしくて目をそらしてしまいました;汗まで一瞬かかっちゃったりして。とにかくも「地獄」「鬼」と一気にスラッシュナンバーで突っ走りまくって本編終了。「鬼」ではやっぱり和嶋さんにこにこで嬉しいやら恥ずかしいやら(^^;)
そしてアンコールで再度メンバー登場。「ここのライヴハウスはふすまのように戸を開いてステージに入るんですが、和服のうちらにはまあ、あっているというのか・・・(鈴木さん)」確かにはまりすぎです。これでしょうじとかあったらもう最高です。「ところで今日はバレンタインデーですね。あえてその話題には触れずにいたんですが・・・(鈴木さん)」「バレンタインについてどうですか?って聞かれても、はあ、って答えるしかなかったしねえ(和嶋さん)」「あなたたちは、愛の告白もせずに、またされずに、もしくはその機会を犠牲にしてここに来たわけですね」との鈴木さんのお言葉にうおー!と答える殿方たち。すてきです(笑)今椅子さんは事務所がないとの事で連絡とりのために鈴木さんが携帯を持ったとの事ですが(あとの二人は相変わらず持ってないとの事)最近メールにこっているという鈴木さん、「男からのメールは着信拒否です」「それじゃ仕事できないじゃない(笑)」すかさず和嶋さんのつっこみ。「先ほども踏絵コーナーやりましたが、これもいわば踏絵的な曲かもしれません(和嶋さん)」とのことでなにかと思ったら「さよならの向こう側」にこにこでギターを弾く和嶋さんがとっても楽しそうで、こちらもにこにこで身体が思わず揺れてしまいます。「ばいばーい・・・」としっとりとした余韻に浸る間もなく鈴木さんの「ダイナマーイト!」とのかけ声で一気にまたしてもスラッシュの世界へ。ここで和嶋さん、背弾きをご披露。いつもながらすてきです。「また来ますー!(鈴木さん)」メンバー退場。
 セカンドアンコールは鈴木さんが学ランを着てご登場されるも「学ランがきつくなってきました(でも87キロまでは落ちたとか言ってたような?)見たところかっぷくのよさそうな方々も多いようですが、ぜひ学ランを売ってください(鈴木さん)」「そうそう、元ヤンのひととかね(和嶋さん)」鈴木さんいきなりズボンをりっぱなおなかのしたまで下ろして「オレの下半身も燃えてるぜ〜ということで」黒地(紫かも)に炎をあしらったふんどしさまをご披露・・・のわっ(^^;)昨夜はライヴということでラーメンはひかえていたけれど、今夜はラーメンを満喫しますとの事。どこにいったのかなあ・・・。言ったのはここではなかったかもだけど(だいぶ前だったかも)今度はテツ&トモでもやりますか?と話しておられました;うーん、お二人のジャージ姿・・・(^^;)そして恒例の「地獄風景」、ここでまた和嶋さんのかつらが復活。アンコールのあとステージ端においてあったからあれ?とは思っていたんですが。ああ、このときが永遠に終わらなければいいのにっ、と思いながらも、近づいてきた和嶋さんを客席にひきずりこまんばかりの勢いで(笑)盛り上がりまくりました。ここで和嶋さん歯弾きをご披露。うーん、やはりえろちっくでどきどきです(邪念です、すいません;)去っていくメンバーに何度も何度も手をふりまくって、まじで帰りたくなくて。しかしいつまでも残っているわけにもいかず(なにせもうひとつの大きな目的もあるし)とりあえず退場。その前に川端さんにステージ上に落ちていた和嶋さんのピックをおねだりして(^^;)げっと。
 退場後しばらく知り合いになった方々と話してたら、機材の搬出の途中でふらっと出てきた赤いチェックシャツの和嶋さん!あんまり普通に出てきたので最初気がつきませんでした;鈴木さんも出てきて。しかしマスヒロさんは最後までみかけませんでした。別行動で別の出口から出たのかな?お邪魔にならないようにじっと待ち、いよいよ車に乗り込もうとするとき同じ目的の人らとダッシュしてチョコレートを手渡し!「また来てくださいね、待ってます」って言ったら「あ、どうも」って言ってくれて。もう頭のなかがぐるぐるしまくって。他のひとたちのチョコレートを受け取る時に通りすがりに差し出された手を両手で握って(でも緊張で手に力が入らなかった;)手がとっても暖かかったです。チョコを渡されるのは和嶋さんが多かったかな?車が走り去っていった後に思わず涙が出てしまいました;チョコを渡して握手して嬉しいやら、緊張がとけてほっとしたやら、去っていって悲しいやらで。そのあとは知り合いになった方々とお話などしつつ帰路についたのでありました。今回知り合いになった方々はほんとにいいひとたちばかりで。椅子さんファンになってほんとによかったなあ、幸せだなあと思った夜でありました。ぜひ今年はさきほどの言葉のようにもう一度はきてほしいものです(できればまたこのライヴハウスで)そのためには我々地元のファンががんばらねばですね。よっしゃ、まずは地道な草の根運動からだ(笑)


HOME