人間椅子LIVE「終わらない演奏会」IN 名古屋ell fits all(2003.5.10)


 初めての名古屋行き。あいも変わらぬ和嶋さんへのらぶらぶぱわーで海を越えていってしまいました。今回はライヴだけでなく、その後のたける様主催のオフ会も楽しみのひとつでありました。いったい和嶋さんはどのようないでたちなのかとびくびく、ではなくてどきどきしつつ;3ヶ月ぶりの椅子さんライヴ、バレンタイン後急速に和嶋さんへの思いが燃え上がったこの身に放置プレイはつろうございました(笑)いつも通りわたくしのレポートはひっじょーに和嶋さんに対する妄想らぶ&こわれ度数が強いので、あらかじめご了承くださいませませ;
 会場前に行くと、土曜日ということもあってかちらりほらりと人が。開場になるとかなりの人数。200人くらいは入ったのでは?ちなみにあたしの今回の整理番号は16番で、入場するなり真っ先に和嶋さん側へいつものごとくダッシュ。ライヴ前のSEは和嶋さんのお好みらしく。隣ののびすけ嬢とともに和嶋さんがどのようないでたちなのかあれこれと想像をめぐらせつつ、次第に近づいてくる開演時刻。緊張でおえっとしてしまったりして(^^;)
 そして開演。前回のツアーと同じお囃子のSE。まさか?と思っていたらメンバーの登場で・・・あああ、やはりあなたはおいらんっ。あれこれ想像したわたくしたちは一体なんだったのやら。やや拍子抜けしつつもご本人がそこにいらっしゃることに嬉しいのは変わりないので、もうご登場されるなり和嶋さんコールしまくり(笑)鈴木さんもマスヒロさんも以前のツアーと同じいでたちです。そしてタイトル通り「終わらない演奏会」でスタート。この曲は2月の千葉で聞く以来で、福岡ではやらなかったので嬉しかったです。もう和嶋さんがこぼれるくらいのにこにこ笑顔で、こっちとしては恥ずかしくて、顔を見たいのに見れない状態「ああっ、そんなにほほえまないでっ・・・」てなやつですよ、もうっ。
 「愛の言葉を数えよう」この曲はライヴの最初あたり、もしくは最後でくる確率が高いみたいで。リズムにあわせて手拍子、和嶋さんに対してもう手を差し伸べまくり。「ベッドで、ソファーで〜♪」の客席とのかけあいでは、和嶋さんがとっても嬉しそうににこにこしてて。こっちまで嬉しくなってきます(^^)ちなみに間奏中に和嶋さんと一瞬目があって、舌を出してにやっと笑ってくれた・・・ような気が。てめえの勝手な思い込みでもいいんです。ささやかな夢(妄想?)を見させてください。ううっ。今回も和嶋さんが来るたびに手を伸ばしまくっておさわりバー状態;「もうはなさへんで〜!」ばかりに着物をつかみまくり;そしてこのあたしの熱い思いを受け取って〜!とばかりに(あちらとしては迷惑でしょうが;)手を差し伸べまくりで。ちなみにアドリブで最後のさびの部分も「愛の言葉は〜♪」とやろうとするも鈴木さんとマスヒロさんにうまく伝わらなかったらしく;あたしは一瞬歌詞間違ったのかと思いました;
 「りんごの泪」では「青森発急行津軽・・・」の和嶋さんの語りからボーカルに入るあたりでもう既にわたしのこころはあなたのものよ状態に陥っていました;そんなこんなでMCへ。鈴木さん言うには、以前打ち上げで行ったところがドラゴンズが負けると料理を作ってくれないそう。うーん、福岡でもダイエーが負けると料理作ってくれないとこってあるのかしらん;そんな地元ならではの話題からもう次が読めた「野球野郎」マスヒロさんが真ん中にG(最初ボールのマークかと思った;)のついた野球帽をかぶってお歌いに。「ワン、ストライク〜♪」のかけあいが非常に楽しゅうございます。この曲は恐らく今後のライヴの定番になるんではと。その次の「蟲」ではオリジナルよりも長いギターソロ。確かこの曲をあたしがライヴで聞くのは初めてだったような気が。その後のMCで、ちまたでうわさの白装束団体の話に。白装束で出ようとしたらメンバーから猛反対をくらったという和嶋さん、うーん、それも見てみたかった気が;「愛の言葉〜」でアドリブを入れようとしたのに伝わらなかったことで「リハーサルで言ったことを実行しようとしたんですが、テレパシーがないから伝わらなかったんですね・・・」との事。やっぱりお好きなんですね、こういった方面が(笑)「いろんな病気を患っている千野さんもきっと、いつかはここに行くんでしょうね・・・」との前ふりで「恐山」へ。この曲は福岡でもやってくれましたが、しっとりと響くギターと歌声にじっと聞き入る場内。あたしのいる和嶋さんサイドでは、ほうっとため息の声も。ひげめがねのおいらんなのに、あたしの目には既に光り輝く王子様に見えてしまっている(^^;)愛ゆえのわざというか単なる慣れともいうのか;
 曲が終わって場内拍手。気をよくしたのか和嶋さん、「ところで日本といえば桜ですね、弘前も桜が綺麗なんですが・・・」ととうとうと語りだしたと思ったら鈴木さんがいきなり川端さんのところへ。そして和嶋さんのアンプに貼ってあるセットリストを「これ、これ!」とばかりに指差して、一体何かと思ったら、なんと次の次にやる「涅槃桜」のねたばらしをしてしまった和嶋さん;なんか今日はどうしちゃったんでしょうか;妙にてんぱってるような気が。で、本来やるはずだった「屋根裏のねぷた祭り」。うねうねとうねるギターのヘヴィな音がここちよいです。まさかこれが聞けるとは思いませんでした。ちなみに鈴木さんはいつもねぷたのある8/1から8/8は弘前に里帰りするようですが、「7日の夜に行っても既に祭りは終わっているんで、あれはさぎです。午前中に行ってください。間違っても「ねぶた」には行かないでくださいね」(鈴木さん)・・・よっぽど間違えられるのが悔しいんですねえ;でもあたしも椅子さんファンになるまでちゃんと区別がついてませんでした。ごめんなさい鈴木さん;今後は間違えませんので。そして「ところで日本といえば桜ですね・・・」とまたしても先ほどと同じMCを繰り返す和嶋さん。隣にいた人が「テープレコーダーみたい・・・」という突っ込みを(笑)いいんです、そんなあなたでも大好きなんです;「弘前では三日くらいしか桜が咲かないんですけど、綺麗ですよ。こう、瞬間的な日本的な美学というか・・・」で、ようやっと「涅槃桜」あたしはこの曲は歌詞がすごい好きです。「やりきれなくて〜♪」のあたりはせつなくて、思わず胸がきゅっとなります。「Oh Yeah〜♪」のあたりもどきどき。そして同じ桜シリーズ「桜の森の満開の下で」「この曲はいつも10年くらい前のライヴのラストだったので、これをすると終わった〜って気になります」(鈴木さん)
 ここで鈴木さんと和嶋さんミラージュのベースとギターに持ち替え。「今日のライヴは終わらない演奏会ということでいつもより長いんですが、ここでとりあえず第一部終了です。ここからは休憩・・・といっても別に休むわけではなくて。ここからは第二部になります」(鈴木さん)先日KISSのライヴに行ってきたという鈴木さん、「KISSのコピーをやりたい〜と言ったら二人ともしぶーい顔になりましてねえ、いやだとかははっきり言わないんですけど・・・」(鈴木さん)「でもちゃんとおぼえてきたよ〜」(和嶋さん)てなわけで第二部はKISSのコピーコーナー。とはいってもあたしはKISSを知らないので、ただ曲にあわせて身体を乗らせてたんですが;あとで聞いたとこによると「DEUCE」「BLACK DIAMOND」という曲だそう。2曲目では鈴木さんと和嶋さんが動きをあわせてネックを振ったり、和嶋さんがステージに座りこんでギター弾いたり。きっとKISSを知っている人には抱腹絶倒ものだったのでしょう。
 鈴木さん「ポールスタンレー(ジーンシモンズだったかも;)が紐につかまってステージに下りてくるんですが、普段女性にしか反応しない僕ですが、50越えた筋肉質な彼の身体に反応してしまいました」との事(^^;)「鈴木くんもついにそっちのほうに・・・」(和嶋さん)「和嶋くんもおいらんのかっこで紐につかまって下りて来たらどうですかねえ」(鈴木さん)・・・その光景はまさしく椅子ファンによる「愛という名のもとに」ってな空間ですなあ(修羅囃子千葉レポート参照;)さてここで和嶋さんダブルネックに持ち替えて歌うは「夜叉ヶ池」ドラマチックな展開が生で聞くとまたたまらないです。演奏が終わって鈴木さん、痛そうに顔をしかめて腕を振ってる・・・どうしたんだ?と思ったら「指がつりました。15年バンドやっててはじめてです」そ・・・それって;その後もなんか痛そうだったし、大丈夫かな?とは思いましたが。鈴木さんが文化祭でKISSのコピーをした時「和嶋くんが一番前からやめろやめろ!って言ってて・・・」なんか鈴木さんって自分が悪く言われたことは憶えてるんですね;「でもあのパラノイドはちょっと・・・」一体何があったのでしょうか(^^;)めがねを変えたという和嶋さん「みんなから田代まさしっていわれて・・・いや。僕は好きですよ、盗撮・・・見るのがね(笑)」また赤裸々なカミングアウトを(^^;)ここのあたりで確か和嶋さんがかつらをとって。やはり額にくっきりと残るかつらのあと(今回は突起部分によるけがは大丈夫だったのでしょうか?;)確かにかつらかぶってから白塗りしたのがもろわかり;前髪がいい具合に伸びてて、あと、かつらをとるとよりわかったのですが、あごから首のラインがすっきりして、やせられたのがわかりました。去年11月の渋谷ライヴや修羅囃子のツアー時より若々しく見えて、ちょっと一安心(ほっ)かつらなしの時は女物の着物とのアンバランスさに不思議な色気を感じてしまうあたしですが、この日は妙に綺麗で、ギターソロのときに顔をのけぞらせて目を閉じる表情にどきどきしてしまって。「ああ、そんな顔しないで・・・」とまたしても一人でてれまくり(ほうっといてやってください;)この日の和嶋さんがわはピンクのハートの確率がとみに高かったように思えます。ちなみにこの日は和嶋さん側にも関わらず鈴木さんのふんどしさまを何回も拝見してしまいましたわ;着物のすそのあたりから見えるは、福岡で盛大にご披露してくだすった炎のふんどしさま(笑)
 ライヴでやる曲は歌詞カードを持ってきて誰かがフレーズをひいてそれについてきてくれるかくれないかで演奏するかどうかを決めるそう。今回名古屋と東京では三曲しか違わない、との事。「1曲目は恐山で、2曲目は多分今年はここで、一回しかやらないであろう・・・」って鈴木さんが紹介しようとしたところドラムセットからマスヒロさんの姿が消えている;「マスヒロ次の曲やりたくねえのかなあ」するとそそくさと戻ってくるマスヒロさん。なんかかわいいです(^^)で、その2曲目は「胎内巡り」まさかこれが聞けるとは。もう曲にあわせて勝手に身体が動いている状態。「頽廃芸術展」のなかで「ダンウィッチの怪」とともに、少しもだれず、演奏時間の長さを感じさせない不思議な曲です。最後のお経のあたりはぞくぞくしました。この曲が終わったあとで隣のひとが「素晴らしいなあ、人間椅子って・・・」って言ってたのがすごい印象的でした。「東洋の魔女」では「Baby、Baby〜♪」での客席とのかけあいも息があったもの。変則的な展開が不安感をあおり、和嶋さんの振り絞るようなボーカルが静かな狂気を感じさせる「相剋の家」と続きます。またしても修羅囃子ツアーに引き続きセルフプロデュースのお話。「僕がFC担当です」と和嶋さんが言った途端客席からわーっと拍手。「あ、ありがとうございます」って照れてる和嶋さんが可愛かったです。鈴木さんは電話番、外交担当(だから携帯もってるんですね)マスヒロさんは経理担当との事。しごく理想的な割り振りだと思います。「修羅囃子の時のギャラがもうすぐ入るかな〜ってマスヒロに言ったら「レンタカー用にプールしとくんだ」って財布のひもが固いんですよね。僕に預けてくれたら1週間で(たぶん;)3倍にして返すのに・・・」(鈴木さん)それは運営上極めて危険な橋なのではと;現在はN.I.B改め人間椅子倶楽部として運営中との事。ここでマスヒロさんがドラムセットのあたりでごそごそ。鈴木さん「あ、マスヒロすねちゃった・・・曲はじめたら戻ってくれるかなあ」(このへん最初マスヒロさんが席を外したときと記憶が混同しぎみ;)そして演奏するは「人間椅子倶楽部」!やー、なんかもう会場の連帯感をすっごく感じてしまいましたわ。「奥様、奥様のほうでは・・・」の語りは和嶋さんなのですが、なんか妙な猥雑さを感じてしまうのはあたしの邪念でしょうか;なんかいけない気持ちに・・・っておいおい;そしてあの不安感をあおるようなイントロで始まるは「天国に結ぶ恋」!この曲は前回のツアーでは聞けなかったのでもう本能のままに身体が・・・ああっ。「恋は花開く〜♪」のとこでこれみよがしに和嶋さんに手を差し伸べるおれ;怒涛のままに「針の山」もうどうにでもしてえっ!な前後不覚状態。ここで一旦本編終了です。
 アンコールでは一番に和嶋さんが登場。「一休みして帰ってきました!」8月末にやるガーゴイル(対バンイベントで何度か見たことあり)電脳オブラアト(これも対バンで一度見たことあり)との対バンイベントでは「ビジュアル系の若い女の子ファンもほしいですからねえ・・・」と鈴木さんが言った途端「えーっ」と客席のご婦人方から大ブーイング(あたしもそのなかの一名;)ファンを敵にまわしちゃいけません(^^;)そんなこんなでアンコール一曲目は「九相図のスキャット」「ちゅっちゅる〜♪」のとこでは客席から手拍子。真っ赤なライトに照らされて妖しく倒錯的な歌詞を歌う和嶋さんを見てもうどっぷり恋心につかっているわたくしでございました。途中のギターソロではこれまたやばい気持ちになってしまいます・・・って今回こんなんばっかだなあたし;そして「鬼」へ。もう考えることなく首振りまくり、こぶしつきあげまくり。最後に和嶋さんが歯弾きご披露。熱い恋心にまみれたわたくしは「和嶋さん、だいすき〜!愛してる〜!!」ともはや赤裸々な魂の叫びを;もう周りの目も何もあったもんではなかったです(あとから思い出して恥ずかしかったけど、その時はもう;)セカンドアンコールは恒例の「地獄風景」鈴木さんの学ランのボタンがとまってたので少しやせられたのでしょうか(^^;)このまま終わらなければいいのに・・・と願いつつも無情に訪れる終わりの時。手を振って去っていくメンバー(ここでも大好きー、愛してるー!と;近くの人はなんだこの女と思われたでしょうねぇ(和嶋さんも;)この場で謝っておきます、すいません;)この日でははじめて拝見した和嶋さんのなまのおみあし(そういうとこにめざとく目がいく;)ちらりずむがせくしー。それに対して鈴木さんは・・・もろりずむ?(^^;)でもふんどしさまこんにちははちらりずむの美学ですね(だんだん自分で何を言及したいのかわからなくなっている;)和嶋さんは去り際にピックを客席に手渡し(のびすけ嬢は手渡しでピックをげっと)鈴木さんは「おなかを触って妊娠したひとは報告してください〜」とのこと(笑)名古屋では恒例というしめの三本締めをしたのち(いつも主導の方が今回はいらっしゃらなかったようで、代理でたける様がなさっていました)グッズ売り場で以前から切望していた頽廃のステッカー(この写真の和嶋さんが最高にキュートでおきにいりです^^)と二十世紀葬送曲のポスカを購入(このポスカのみのスリーショットのメンバーがかっこいいです)気のせいかこのあたりは売れ行きが多かったようです。やはりみんな欲しかったのかな?和嶋さんへのプレゼントのTシャツをおことづけお願いしたあと、階段を降りたら足ががくがくで地面にへたりこんでしまうありさまのわたくし;その後はたける様主催の手羽先オフ会へと足を運んだのでありました。しかしこれでまた不毛な片思いの道は当分終わらなさそうです;はああっ。今度お会いできるのはいつのことになるやら・・・9月は福岡にはきてくれないかなあ。でも今年あと一回は福岡に来たいと鈴木さんが言っていたので、それを信じて待ちましょう。もし来てくれなくても可能な限りは和嶋さんに会いに行きますっ。その日まで放置プレイに耐えるとしましょう(笑)

追記:今回のライヴレポートは同行のO君、のびすけ嬢の協力なしでは成り立ちませんでした。二人とも多謝!!


 

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