人間椅子LIVE―三悪道中膝栗毛― in 名古屋ELL FITS ALL(2004.10.14)



 先日の横須賀ライヴに引き続き、やってきました今回は名古屋!会場としてはおなじみのELL FITS ALL。
 今回の名古屋は17日の渋谷が仕事の休みの関係でいけなくなったため、急遽参加で一般チケットでの入場とあいなったのですが、幸運にもわじさま側の最前をげっとすることができました。今回も戦闘服を装着し、どきどきしながら愛しのひげてんさまの再臨をお待ちします。あ、椅子御一行様ですね(^^;)今回も例によってMCの順番は的確でないことをご承知くださいませ。演奏的なことについての詳しい解説は他のサイトさんにおまかせします;「」の中のけ)は研ちゃん、わ)はわじさま、ノ)はノブさんです。
 そしていらっさいました再び目の前に!衣装については省略(笑)ノブさんの「イエーイ!」で「戦慄する木霊」でスタート。研ちゃんとわじさまのかけあいもばんばん。この曲のわじさまのボーカルはいつも男らしさ満点でかっこいいなあ・・・「人間椅子倶楽部」では「にんげん、いすくらぶ〜♪」のとこでわじさま「ご一緒にー!」とお客をあおります。ついでに今回も2曲目で早くもマントをお外しになられます。
「イエーイでお馴染みのナカジマノブくんです!」と今回も研ちゃんのノブさん紹介でMC開始。「ノ)今日はみんなのためにおろしたてのパンツをはいてきました!いつ見られてもいいように、紺地に紫のストライプです!」しょっぱなから勝負パンツの話ですか(笑)わじさまの今日のパンツも知りたいとか思ったあたしは悪い子ちゃんです。「わ)今30%くらい?」「け)いや、40%くらいかな?」「わ)オレは105%くらいでいくんだけどいつも勇み足で失敗するんだよね〜」・・・そうだったんですか(笑)今20%くらいじゃないの?と聞かれて「ノ)いや、今日は腕がもげてもいいと思ってるから!」「け)でもこの後反省会でダメだしがあるんですよね〜。片付けしながらPAとかから「あそこはよくなかった」とかね」と厳しいお言葉が。「わ)言い過ぎると自分にかえってくるからあんまりいわないようにしてる。反省させてくれてありがとう!」とのこと(^^;)「け)それまで反省ってするって言葉がぼくらにはなかったですからね〜」研ちゃんったらもう(笑)「わ)見てのとおり鈴木くんが出家しましたが、今日は新しい曲盛りだくさんでいきます!」とのお言葉で「新生」に続きます。毎度のことながらなにかあったのねっと裏読みをしてしまう曲ですが、まあノブさんのことを歌っていると考えておきましょう。続いて久々に聞く「審判の日」へ。ヘヴィな音を強調するように真っ赤なライトがステージを彩ります。
 続いてのMCは研ちゃんがくもりガラスに人影を見たという話をしたところ、わじさまとノブさんが青くなったという。ノブさんも同じ体験をしたとのことで、楽器の搬入を待ってる間わじさまがずっとトイレに行きたいと言ってたので「ノ)和嶋くんがうんこしてるのかと思って、「わじまく〜ん、だっぷん?」って聞いたら和嶋くんは事務所のドアから出てきた」ので「じゃああれは一体誰なんだ?」という話になったとのこと。まさかこんなとこでわじさまのトイレ話が聞けるとは思っていませんでしたが(笑)「け)その話には前ふりがあって、横須賀で誰かいるのかと思ってずっと話してたら誰もいなかったっていう・・・hideミュージアムだから、hideがトイレに入ってたんですかね?」「わ)いやあ、ファンの人には失礼な話ですが」hideちゃんが本当に守護霊としてついてきてたりして。わじさまとノブさんはオカルト雑誌「ムー」のファンで、「もうすっかり洗脳した!」というわじさま。もう、本当にこの名古屋ではお二人のらぶらぶっぷりが顕著でした(笑)研ちゃんは車の中で稲川淳二の怪談テープを聞かされるのがイヤで「ファイヤーエンブレム」とかやってるとのこと。「け)普通の会話の部分は我慢できるんですが、ガガガ・・・とか効果音が入るのがどうもね〜」と本当に嫌そう(笑)
 そんなお仲間が増えて嬉しそうなわじさまの宇宙人体験をもとにした「夜間飛行」へ。曲のはじまりで指差すところでは一緒に真似してしまいました。へへ。わじさまといっしょ(ぼがっ)前曲とは対照的に青いライトにステージが包まれます。ギターを弾く時の筒のような指にはめる道具(正式名称がわからない;)をさっと外して落とすと川端さんがそれを拾うのが絶妙のタイミング。今回は横須賀よりはステージへの距離が近く、頑張って手を伸ばしたところわじさまがちょっとギターをこちら側に向けて触れさせてくれたような・・・気がします。またいつもの妄想でもいいんですっ。シールドにもちょっと触れたし。「のれそれ」で程よく身体があったまったとこで「みんなのために歌います!」とノブさんの「道程」「イエーイ!」とノブさんのシャウトもはじけます。わじさまもにこにこのりのりで楽しそう。羽根がはえてそのまま飛んでいっちゃいそう・・・(またも脳内妄想)
 「ノ)この曲は研ちゃんが曲を書き、和嶋くんが詞を書いて僕が歌ったわけだけど、レコーディングの時までどんな唄なのかわからなかった」そんなぶっつけ作業だったわけですね。「わ)みんなで頑張りました(はあと)って感じだね!」もうこの言い方がほんとにかわいくてっ。うきゃー。そんなわじさまとノブさんのイッツアラブラブワールド(笑)に割り込んできた研ちゃん「なんかノブくんはDJって感じがしますね。車の中でも「うるさいな〜」と思った矢先に寝てるし」「そうそう、寝るか食うかドラム叩くかしゃべるかのどっちかなの!」とここでも強調するノブさんに「でも人間ぼーっとする時間も必要だよ!」しみじみと言うわじさま。いや、あたしもそう思います。あたしもぼーっとしてる時間に安らぎを感じる人間でありますから・・・「和嶋くんと昨日大須の町をデートしました!ノブくん、もう足が棒になっちゃったよ〜っていわれて、和嶋くんってこんなデートするのかなって胸がきゅん!としました(はあと)」とまたしてもノブさんのおのろけ談義(笑)もうハイハイご馳走様〜って感じです(でもかわいい〜)名古屋での番組に出演することになり収録していたという椅子さんですが、「け)収録のこと知らせておけばよかったですねえ。川端くんに通行人のふりしてガラス越しに手を振ってくれって言ったけどオレは嫌だって断られました」それも見たかったような(笑)そしてプロモの話になり「洗礼」「見知らぬ世界」とヘヴィなローチューニングの曲が続き、ライヴ中盤の「どんよりゾーン」の始まりです。そしてこのへんからREEYAの「禁断の妄想全開ゾーン」とあいなります。」今回のわじさまはあまり腕の露出はなかったのですが、胸元がよりはだけて、むなげの存在もばっちりと確認しましたよ。わほほ。飛び散る汗も艶っぽく・・・いつものことながらたまりませぬ。今回も頭上のヘルメットの関係もあり、わじさまのしぐさや表情全てを脳内冷蔵庫に保存せんばかりの勢いでまじまじと見つめてしまいました。頭振るのも忘れるくらい見惚れていたというのもあるかも。ああ盲愛ギリギリハイウェイ。
 その後もさらに続くわじさまとノブさんのラブラブデート話。「一緒に楽器屋とか洋服屋とかいったんだけど、洋服屋に入ると「お客さん、服わかってますね〜」ってすーっとノブくんのほうに行って、オレはぼーっとしてた」とぼやくわじさまにノブさん「いや、あれはお客を持ち上げる為に言ってるんだよ」すると研ちゃん「金持ってるか持ってなさそうかで判断されたんじゃないですか?」「・・・あっ、そうか!」わじさま、そこで納得しないでくださいな(笑)「ドクターマーチン和嶋くんに知らないって言われたんだけど、みんな知ってるよね?」とノブさんが聞くも客席の反応はあまりかんばしくなかったようで(実はあたしもようしりません)研ちゃんが「ここで僕らはつながっているわけですね」とニヤリ。全体に流れる妙な一体感(笑)「ノ)でも和嶋くんの知らないことは研ちゃんも知らないし、和嶋くんの知ってることは研ちゃんも知ってるんだよね」そしてノブさんの持ち上げコーナー(笑)「ノ)二人ともこっち向いたときすごいいい顔してるんだよ!」「け)またはじまりましたねべた褒めトークが・・・」でも言われてけしてまんざらでもなさげなとこが。
 そんなラブラブな椅子御一行様によるヘヴィな曲はまだまだ続きます。「痴人の愛」はいつもながらわじさまの切迫した歌声がずきんとしみます。「踊る一寸法師」は研ちゃんの坊主頭と相乗効果でちびりそうな迫力。「黒猫」この曲はREEYAにとっては久しぶり。「春の弥生の空に〜」のあたりの甘くやわらかな歌声に無い胸がきゅんきゅん。ちなみにこの曲の最初頃でお客がざわざわしだしたので何かと思ったら、最前の中央のお客がどうもぐったりと倒れてしまったようです。わじさまもそれに気づいて、スタッフに声をかけさせたのにその人はどかなかったようです。しかも二回も・・・うーん、気持ちはわからんでもないですが、わじさまのせっかくのお心使いをむげにするようで、少々失礼ではないかしら?と思ってしまいました。
 「わ)本当に一寸法師って感じだよね〜」「け)きる途中でいろんな髪型に挑戦して、川端くんみたいにしたり・・・」「わ)マッシュルームみたいな?」「け)あと角刈りとか」うおお、見たい(笑)そこでノブさん「角刈りにすれば高倉健みたいでいいじゃん!研さん!って感じだよ!角刈りのロッカーっていないからやってみれば?」とおすすめするも研ちゃんあっさり「イヤです」(笑)髪を剃ってから「早く髪を伸ばしてください」という手紙たくさんが来て評判が悪いとのことで意外でした。「け)頭洗うときは身体の延長でたわしでこするわけですが、まるで垢のようにふけがとれるのは坊主の人しか味わえないですね」それなんか面白そう。いえ、わたくしはもちろん坊主にするつもりはさらさらないですが(^^;)ちなみに1,2日したらひげそりで剃るそうです。ここで疑問が解決。そうだったのか!研ちゃんは現在携帯の待受けをアンドレザジャイアントにしてるようですが、プロレスラーのようなお決まりのテーマが欲しいとののこと。「け)例えばそこにいるあなたと目があった瞬間、愛のカウントダウンは始まっているのであります・・・」と来れば当然来るのは「発射」そうか、これを今後テーマにするのか、研ちゃん!カウントを取るのが本当に楽しいです。たまに指を間違えそうになりますが(^^;)そして研ちゃんの愛のカウントがこれなら、わじさまの愛のカウントは「愛の言葉を数えよう」!もう手拍子でのりのりで天国にぶっとびそうな楽しさ。目の前のわじさまが天使に見える一曲であります。ブレイク後「イエー!」を何回も強調するわじさま、これはやはりノブさんの影響もあるのかしらん。お約束の場所掛け合いのあと「ありがとう!」と言うわじさま、なんか普通のロックバンドみたいじゃないですか(笑)そして本編ラストは「針の山」ギターであおるわじさまに必死で手を伸ばしまくり。ちなみのこのときあの最前で倒れてたひとはふらんふらんで倒れそうになりながらもヘドバンしてました(あの後どうしたのかしら)歯弾きのわじさまにいつものことながら身体が熱くなり、本編は終了。途端にぐったりと身体を襲う疲労。でもヘルメットはやっぱり死守。
 アンコールではまたもわじさまとノブさんはペアルック(笑)皆に見えるようにとノブさんはドラムの椅子の上に立つも「わ)ただの黒ズボンだよね」「ノ)これ股引っていって和嶋くんとおそろいなんだけど、和嶋くんすごい似合ってるよね!」「わ)オレ昔の人の体型だから似合うんだよね」とあっさり認めるわじさま(笑)「ノブくんはほんとにいっつもしゃべってて、リハ中でもしょっちゅう「あ、もしもし?」って携帯に出てるんですよ〜」とふりつきでチクる研ちゃんに「オレなんかすげえやなやつみたいじゃん!」とノブさん(^^;)あとわじさまは車でなぜか隣に座ってるのにノブさんに携帯でかけるとのこと。なんでですか(笑)でもそんなよくわからんとこも大好き。そんなこんなでアンコール第一曲目は「人面瘡」たとえTシャツに股引姿でも王子様に見えます。お次は横須賀本編でラストだった「地獄」このときぐぐうっと手を伸ばしてわじさまのおみあしにたっちしました。ちょっと腕がぴきっといきかけましたが(^^;)背弾きも相変わらずすてきっ。アンコール2回目では研ちゃん、白い着物を太腿までたくしあげて裸足で走ってきます。当然ながら白いどしふんさまもろみえ。ついでにその周辺の毛も・・・「わ)死人が来ました!かっこいいけど、怖いよね〜」そして横須賀と同じラスト「ダイナマイト」最後の「にれんちゃん、さんれんちゃん〜」のとこはわじさまがわのマイクに研ちゃんが来て片足をあげつつどしふんをもろみせにしつつ(笑)はあはあ、目の前で見るとやっぱり強烈だわ(^^;)最後は研ちゃんの汗に濡れた頭を触ってしまいました(のびかけなのかちょっとちくちくしてた)でもってノブさんの投げたスティックもげっと!すっごいぼろぼろににささくれだっていました。そして去っていくわじさまに必死で「わじまさーん、わじまさーん!」と叫んだところ、偶然にもわじさまが手を握ってくれたのです。ああありがとうひげてんさま。そして夢のような時間はあっという間に終わってしまったのであります。この瞬間がほんとに切なくて涙が出そうになります。ああ、これであたしにとってのツアーは終わりなのか・・・とさびしくなってしまいましたが、また次に再臨されるその時を夢見て・・・横須賀との参加で今回は結局アルバムからの「野垂れ死に」「意趣返し」「悪霊」「与太郎正伝」が聞けなかったのが少々残念ではありました。まあ、次の楽しみとしておきましょう。
 そしてその夜、なぜかサラリーマンのようなスーツ姿でステージで演奏するわじさまを夢見てしまったのでありました。なんでやねん。


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