雪の槍・穂の眺め
GW・蝶ヶ岳(2677m)
2001年5月3日(金)夜行〜5日(日)
上高地→徳沢→長塀山→蝶ヶ岳→蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)→三股
雪を頂いた穂高・槍ヶ岳を眺めに、蝶ヶ岳を目指すことにした。
良い天候の続いたGWの連休だったが、4日だけ、天候が崩れるという天気予報だった。
天気予報も当たらないことも多いが、予報通り、夜行バスが上高地バスターミナル到着時には、雨が降り始めていた。
全ての雨具を身につけての登山となってしまった。
とりあえず徳沢までは、平坦な道を行く。せめてもは、新緑が美しい。
フキノトウのたくさん顔を出していた。
徳沢からは、長塀尾根を長塀山まで急登を行く。登りはじめは雪はないが、標高2000メートルを超えたくらいの地点からは雪の道となる。
長塀山と思われる場所を過ぎてもなお、同じような道を、時々平坦なところも越えながら登っていく。最初は小降りだった雨も、稜線に近づくと本降りとなってしまった。
ヒュッテに近い稜線上は風も強い。稜線上は、強い風にとばされてか、雪はない。
全身びっしょりになって、ヒュッテに到着。この日は、もちろん展望もなし。
明日は、晴れるという天気予報を信じて、雨に濡れた装備をストーブで乾かした。
翌朝、5時前の日の出の時間には、山頂は、まだ一面のガスの中。
それでも、風が強く、雲の流れが速く、時々雲の切れ間から、上高地や反対側には安曇野の町が見えるようになっていた。
8時近くになると、槍・穂の峰々が山頂部にまだ、ガスがかかっているものの、姿を表しはじめた。
それから、ぐんぐん晴れはじめ、穂高・槍の穂先を全て見渡すことができるようになった。展望を楽しみ、写真を撮った後、三股へと下山した。
