OL登山委員会8月定例山行
行者小屋(2350M)泊まりで 赤岳(2899M)阿弥陀岳(280 5M)へ

2003年8月2日(土)〜3日(日)

  

1日目
 美濃戸口ー美濃戸山荘(1時間)ー行者小屋(2時間)
2日目 
行者小屋ー地蔵仏経由赤岳(2時間15分)−中岳(1時間)−阿弥陀岳往復(45分)−行者小屋(50分)−南沢経由美濃戸山荘(1時間40分)−美濃戸口−もみの湯温泉入浴

梅雨明けが8月にずれ込んで、天候が心配されたが、山行当日の朝、空気はクリアな感じではないものの晴れ。天候はこれからよくなってくるような様子。(この日の午後、関東地方の梅雨明けが発表された。)今回参加は13名。10人は5張りのテント泊、3人は行者小屋泊。茅野駅バス乗り場に集合したメンバーのザックはいつものOL山行では見ないような大きさ。1日目は、美濃戸口から、テント場の行者小屋まで美濃戸山荘を経由して南沢ルートを行く。ザックは重いが、沢沿いの苔むした木陰の道を、久しぶりの夏空に心は軽い。(?)
久しぶりの好天でこの日、入山者は多く、私たちが到着したときには、行者小屋のテント場は、既にテントがいっぱい!先にテントを張っていた人達に場所を譲ってもらい、2張りと3張りずつの場所を確保してテント設営。
そのあと、テント毎いくつかのグループで夕食の準備・待ちきれず作りながら生ビールで乾杯!
メニューは、(和風シメジソース&チーズクリームソースのパスタ、ピーマンとキノコのガーリックバター炒め)、(ご飯、麻婆ナス)、(ミネストローネスープ、フランスパン)、メンバーの知り合いで同じ日程で来ていたグループの皆さんや隣でで宴会をしていたグループから、果物やおつまみお酒の差し入れ…サルナシ酒、コケモモ酒、ワイン、トマト、プラム、スイカ、パイナップル、etc…飲みきれず食べきれず、お酒好きのメンバーがお持ち帰りになったり、パイナップルは翌日、阿弥陀岳山頂でおやつに。
明日は早朝から、赤岳・阿弥陀岳へアタックするためそれぞれテントに戻って早めに就寝。

2日目は、4時半出発。3時に起きて準備と朝食(ツナサンド、ジャムベーグル、インスタントポタージュスープ、コーヒー)。
地蔵尾根から赤岳へ。高度をぐんぐん稼いで登る。夜明けを迎え天気は上々。アタックザックだけの軽い荷物なので程なく稜線に出た。風が強く寒さを感じる。天望荘で小休止して赤岳山頂へ。山頂からは360℃の大展望。雲海に富士山も浮かんで見えた。頂上小屋で小屋番の鈴木さんと半年ぶりに再会、昨夜頂上小屋は大混雑で大変だったとか。

  

  

鎖もある岩場を、文三郎道との分岐まで下り、中岳を経由して阿弥陀岳へ。中岳のコルから、岩場の急登を阿弥陀岳へ。今年の3月雪の時に来たときは、急な雪の斜面をピッケル持って、アイゼンを効かせ雪面をけり込みながら登ったなあ。急な岩場の道だけれど、足場を選んで登れば案じたほどではない。
雪の3月には、一面雪に覆われていて山頂の標識すら埋もれていたが、阿弥陀岳の山頂はたいらで広く、展望もいい。この日は北アルプス方面もみえ、大キレット・槍ヶ岳は遠目にも確認できた。

展望を楽しんで、パイナップルを食べ、中岳のコルまで下り、その後、行者小屋まで戻る。テントを撤収し、休憩して、美濃戸口まで下山する。
下山は、今回の山行の一つのテーマ。「山のクリーン作戦」をアピールしながら下る。「ゴミ持ちカエル」のロゴの入ったバンダナをザックにつけて、ゴミバサミを持ってゴミ拾いをする。この辺りは登山者のマナーもよく、落ちているゴミもほとんどなく、「山のクリーン作戦」をアピールすることが大きかった。

梅雨明けが遅れ、花の開花も遅れたのか、コマクサを始めたくさんの高山植物を見ることが出来た。