マイヤーホーフェンからシュヴァルツゼー


インスブルック→(列車)→イェンバッハ駅【大きな荷物を預ける】→(ツィラタールバーン)→マイアーホーフェン駅→(バス)→ブライトラーナー→アルペンローゼヒュッテ(ランチタイム)→ベルリーナヒュッテ→シュヴァルツゼー→ベルリーナヒュッテ(泊)
                                                                        帰りも同じルート
                                                  イェンバッハ駅で荷物を取ってツェルアムゼーに移動泊

イェンバッハ駅から今度は、ツィラタールへと入っていく。この谷はチロルの谷の中でも明るく開けている。ツィラタールバーンの鉄道が通っていて、夏のシーズンには一日二往復昔懐かしいSLが観光用に運行されている。

歩き出しのブライトラーナーは、レストラン併設のガストホフが一軒ある。
ツェムグルンドゥと呼ばれる谷間の平坦地をツェムバッハが流れている。この流れに沿って谷間の道を進んでいく。すぐにクラウセンアルムの小屋前を通過する。ここでは手作りでチーズを作っている。下山の時には搾りたての牛乳を飲み、チーズを買って帰った。


クラウセンアルムの小屋からは、斜面を登っていく。途中にグラウバンドヒュッテを通り過ぎ、まだ少し登るとアルペンローゼヒュッテに着く。
ここで、ランチタイム。

 

ここから、登山道を30分ほど登ると今夜の宿、ベルリーナヒュッテに着く。
このヒュッテは1879年ドイツとオーストリア山岳協会ベルリン支部によって創設された。石造りの趣のある山小屋で周り風景にもマッチしている。受付を済ませ、シュヴァルツゼーへと行く。シュバイツェンシュタインアルムと呼ばれる草付きの山腹を左上がりに巻いて登っていく。意外と距離があり、左上斜面から流れる何本かの沢を越して最後はジグザグに登って到着する。
湖は、周囲をぐるりと岩山に囲まれていて静かにたたずんでいる。私たちが行ったのは、夕刻だったので人はほとんどいなかった。


  


はじめて泊まったオーストリアの山小屋・ベルリーナヒュッテ

 部屋は個室になっていて、ホテルのツインルームの様、室内・ベッド・クローゼットは木で出来ていて落ち着いた感じがする。
トイレや洗面所は共同、共同で使える男女別のシャワーもある。
宿泊料もとてもやすい、食事は、レストランで好きなものを頼んで食べるか、自分で持ってきたものを食べる。
宿泊料は、一人205シリング(この時のレート、1シリング=8.55円位)だったので、2000円お釣りがくる。(オーストリア山岳協会の会員であるとさらにこの半額くらいだった。)

レストランは、メイン料理以外は、カフェテリア方式で、好きなものをトレイに取ってレジで支払いをする。
味は、町のレストランと同じ。(オーストリアの食事は、どこも塩味が濃かった。ここも例外でなく、かなり塩辛かった。ビールが進む感じ)
レストランの皆さんは、ビールを片手に山談議といったところ、みんなわいわい楽しそう。ここは、万国共通かな。

山小屋内は、もちろん土足だが、みんな室内履きを持参して履き替えていた。私たちは、持っていかなかったので、重い登山靴を履いていつことになってしまった。

山小屋の人は、あまり英語が通じなくて、他のお客さんに通訳してもらったり、数字を書いてもらったり。