モレーンレイクから(Morein Lake)
ラーチバリー(Larch Vally)センチネルパス(SentineiPass)


バンフ起点のハイキングコースにも捨てがたいところはたくさんあったが、レイクルイーズ滞在ではハイキングの日にちが丸一日しか取れないので、思い切ってバンフからレイクルイーズに行きこのコースを歩くことにした。

バンフ→(グレイハウンドバス)→レイクルイーズヴレッジ→(モレーンレイクシャトルバス)→モレーンレイク→登山口→エッフェルレイクとの分岐→ミネスパスレイク→センチネルパス(往復)

マウントテンプル(Mount Tenpele)の南側、ピナクルマウンテン(Pinnacle Mountain)、エッフェルピーク(Eiffel Peak)にさえぎられたラーチバリーは、名前の通り多くのラーチ(カラマツ)に恵まれた山上の楽園といわれている。南にはテンピークス(Ten Peaks)がずらりと並んでいる。テンピークスとは、モレーンレイクの南側から西にかけて連なる標高3000メートルを越える高峰群にbPからbP0までナンバーをふり、総称してテンピークスト呼ばれている物である。

このコース、バンフのインフォメーションセンターでパークワーデンに尋ねたところ、「熊出没注意の喚起地域」であるので、最低6人のパーティーで歩かないといけない。と言われた。私たちは二人だったので、“Don't be shy.”“Ask someone.”というアドバイスを受けて登山口まで出掛けてきたのでした。

パークワーデンの話の通り登山口には注意喚起の看板があり、そこに着いたときには、その方面に向かう人はいなかった。近くを何度がウロウロしているうちにカナダ人の女の子一人と日本人の夫婦の三人が、やはり連れを見つけるために登山口に立ったいた。私たちを含めて五人。五人も六人もたいしてかわりはない、出発してしまおう、遅くなってしまう、と思ったが、カナダ人の女の子はどうしても六人にならないと出発しようとしない。通る人通る人に声をかけていくが、モレーンレイク を観光に来た人たちばかりで、ハイキングに出かける人はいなかった。そうしているうちに、7人のオランダ人グループが来たので一緒にいくことになった。

このオランダ人グループの速いこと速いこと。ラーチバリートレイルのジグザクノ登り坂をぐんぐんと登っていく。最初はなんとかついていこうとしたが、いつものマイペースでいかないともたないと思い、マイペースで行くことにした。それでも、全行程バラバラとはなりながらも全部で10人のグループで歩いた。(オランダ人グループの内二人は途中でリタイア)
ラーチバリーのメドウに出ると、まだ雪の残るところもある広々としたお花畑が広がり、ウエスタンアネモネが多く見られた。小さな湖ミネスパスレイクス付近からは、これから登っていくセンチネルパスへのジグザグ道がよく分かる。

センチネルパスへは、所々雪の残る斜面を登っていく。上に着くとラーチバリーノ広がりを前景にした一段と高度感のあるテンピークスが眺められ反対にはパラダイスバリーを見下ろすことが出来、その左端には、グランドセンチネル(センチネルタワー)がそびえ立っている。
この贅沢な展望のなか、しばしのランチタイム休憩。
その後、来た道をモレーンレイクへと下っていった。