バルム峠(Col de Balme)

シャモニー→〈バス〉→ル・トゥール(Le Tour)→〈テレキャビン〉→シャラミオン(Charamillion)→〈リフト〉→山上駅→バルム峠→テート・ド・バルム(Tete de Balme )→ポゼット峠(Col des Posettes)→ポゼット小針峰(L'Aiguillette des Posettes )→ル・トゥール

  

草原状のなだらかなバルム峠は、シャモニーの谷の一番奥にある。ここは、スイスとフランスの国境になっていて、見晴らしが素晴らしい。シャモニーの町の谷が全て見渡せ、その谷を挟んで、左手には、モンブランやドリュ(Les Drus)、シャモニー針峰群、右手には、赤い針峰群(Les Aiguilles Rouges )が、眺められる。スイス側に目をやると、エモソン湖(Lac d'Emosson)の山上ダム等を見ることが出来る。
コルには、赤い窓枠のこじんまりとした、素朴な山小屋がある。

私が行った日、朝、時間が早かったせいか、朝靄がシャモニーの谷全体を覆い尽くしていて、眺めは、あまりよくなかった。そこで、コルにある山小屋でコーヒータイムしながら、時間を過ごし待っていることにした。そのうちに、谷を埋め尽くしていた靄が、バルムのコルを通り道にして、強い風に吹き飛ばされていき、大展望が広がっていった。

バルム峠から幅の広い高原状の稜線を辿り、ポゼット峠(Col des Posettes)(1997メートル)を経て、ポゼット小針峰(L'Aiguillette des Posettes )(2201メートル)の頂上までハイキングを楽しんだ。

ポゼット小針峰の頂上で、モンブラン山群の大景観を眺めながら、ランチタイムとなった。