ドイツ最高峰・ツークシュピーツェ(2966m)
               


 ガルミッシュ・パルテンキルヒェン登山鉄道駅→(登山鉄道)→アイプ湖→(ロープウェー)→ツークシュピーツェ山頂 オーストリア側ツークシュピーツェ山頂→(ロープウェー)→チロラーツークシュピーツェバーン駅→(バス)→エーアヴェルト駅→(鉄道)→ガルミッシュ・パルテンキルヒェン


ドイツ最高峰ツークシュピーツェは、その山頂がオーストリアとの国境となっている、ドイツ側からは、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンから登山鉄道でアイプ湖まで行き、そこからかなりの傾斜のロープウェーで一気ツークシュピーツェ山頂まで行く方法と、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンから登山鉄道で終点まで行き、(アイプ湖より少し先は岩山をくりぬいて掘られたトンネル内)、そこからロープウェーでツークシュピーツェ山頂に行く方法、そしてもちろん何の文明の利器を使わず麓から自分の足で登っていく方法がある。(断崖絶壁の岩場の道もかなりある)
料金は、山頂までどのようにしていっても、ひとり片道46DM

私たちは、前者の方法でツークシュピーツェ山頂へと行った。

山頂は、大勢の人でいっぱいだった。
私たちが行った日は、今回の旅のフィナーレにふさわしい最高のお天気で、ヨーロッパアルプス中の山々が全て見渡せるくらいだった。
(少しオーバーかもしれないが、ほとんどそんな感じ)

山頂で、ポテトとザワークラフト添えの焼きソーセージをおつまみにビールで乾杯


下りは、オーストリア側ツークシュピーツェ山頂からロープウェーでチロラーツークシュピーツェバーン駅へと降りバスでエーアヴェルト駅に行って鉄道でガルミッシュ・パルテンキルヒェンに戻った。ツークシュピーツェはドイツ最高峰であってもオーストリアにとっては、もっと高い山がたくさんあるからか、オーストリアはとても静かで、閑散としている感もあり、起点のエーアヴェルト駅は、無人駅だった。

そして、例の残してあったオーストリアシリングは、バス代と鉄道の運賃を支払うこの時役に立ったのだ。
鉄道運賃は、駅に人がいなかったので、列車内で車掌さんに支払った。
始めドイツマルクで料金を言われたが、「オーストリアシリングで支払いたい。」と言うと、
一瞬「えっ!オーストリアシリング!」と言う顔になったが、
(でも、そこはオーストリア領内だし、車掌さんもオーストリア国鉄の人だった)
レートを換算して、オーストリアシリングでの値段を言ってくれた。
けれども、運賃全部をオーストリアシリング支払うには、ほんの少しだけシリングが足りなかった。
「シリングでは、支払えないかな。」と思っていると、
車掌さんは、おおかたをシリングでそして足りない分をドイツマルクで取ってくれて、無事支払うことが出来た。

そして、オーストリアシリングもほんのわずかの小銭だけ残して全て使い切ることが出来たのだった。