シャンピノイ展望台〜セッラ峠サッソルンゴ展望台
前日、ダンデルセピースからのトレッキングの下りで雨に降られたが、その後夜にも降ったり止んだり、雷も鳴ったり。
朝には上がったが、展望がさえないようすなので、天気待ちでセルバの村を散策する。
日曜日のこの日は、村の広場でコンサートがあったので、昼前までそれを見たりして時間を過ごす。
晴れてきたので、ロープウェーでシャンピノイ展望台にのぼる。
シャンピノイ展望台は、サッソルンゴの根元にある。大きな一枚岩が壁のように迫ってくるように見える。
真下には、セルバの村。セッラグループ山群もよく見渡せる。
(ひとり往復 Li.18000 ロープウェーを往復してセルバに戻るつもりで、往復チケットを買ったのだが、天気が良くなったので、サッソルンゴの根元をセッラ峠まで、歩くことにした。)
展望台で持ってきたサンドイッチとコーヒーでランチタイム。イタリアでは、お昼休みにロープウェーが止まるので、昼前に上がった私たちは、展望台を独り占め。
ランチの後、サッソルンゴの根元を右回りにセッラ峠まで歩く。ほぼ水平な道だ。
サッソルンゴ回って行くと、その形がどんどん変わってくる。シャンピノイ展望台からは、一枚岩のように見えていたものが、いくつもの岩が、重なっているような形であることが分かってくる。私たちは、サッソルンゴの外側の根元を右回りにセッラ峠まで歩いたが、この岩の切れ目を、つまりサッソルンゴのど真ん中を、通ってセッラ峠まで行くコースもある。こちらも歩いてみたかったが、時間もなく途中急坂や雪の残る道もあるようなので今回は外回り。
セッラ峠からは、サッソルンゴにかかるゴンドラガある。サッソルンゴの岩の切れ目にある、ヒュッテまで行っている。
このゴンドラは、二人乗りで、縦長の旧式電話ボックスのような形をしている。
乗り方が変わっていて、二人が離れて立ち、速度を落とさず止まらないゴンドラに、ひとり、ふたりと順番に走って飛び乗る。
下りる時は、その逆で順番に飛び降りる。(ひとり往復 Li
19000)
このゴンドラで着いたところは、ラングコーフェル(Langkofel
2685m)
ゴンドラ駅のすぐ隣にあるヒュッテの裏をすすんでいくと、かなり雪が残っている。そして、反対側をみわたすことも出来る。
ゴンドラを使わずゴンドラ沿いに急坂を歩いて上り下りする道も付けられている。
ゴンドラでセッラ峠に下り、バスでセルバに戻る。
このセッラ峠からセルバまでの道は、くねくねとしたヘアピンカーブの連続。いや、ヘアピンカーブ以上に曲がりくねった道の連続。大型のバスが、カーブを曲がる時には、対向車にかなり下がってもらわないとカーブを曲がり切れないほどだった。
このセッラ峠に限らず、ドロミテの全ての峠道、このようなカーブでまあよくも作ったなというかんじ。
だからこそ、峠の全ては素晴らしい景色が楽しめるところとなっている。
そして、この道を自転車でえっちらおっちらこいで登ってくる自転車族やバイクで飛ばしてくるバイク野郎達も多い。
セッラ峠からのサッソルンゴ