北 岳
1998.10.10~11


広河原→大樺沢二俣→小太郎尾根→北岳肩ノ小屋
天気が良く、広河原からこれから目指す北岳がよく見えている。大樺沢二俣
まではゆるやかな登りが続く。大樺沢二俣でランチタイム。右岸のコースを小太郎尾根へ、ジグザグに登りながらぐんぐんと高度を稼いでいく。それに伴って、薬師・観音・地蔵の鳳凰三山を見る視線の高さが変化していく。小太郎尾根に出ると、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳がよく見える。ここからは、肩ノ小屋まで、稜線をしばらく行き、肩ノ小屋着。コースタイムよりもだいぶ早く到着した。

甲府駅から広河原まで

甲府でタクシーを相乗りする人を募り乗り込んだ、。ひとりは早川尾根から鳳凰三山を登るという人、もう一組は仙丈岳、甲斐駒ヶ岳を登る人、二組とも広河原発9時の北沢峠行きのバスに乗るっていうので、タクシーの運転手さんは、「よし!」間に合わせてやるっていうんで、あの林道をものすごいスピードで飛ばした。(ジェットコースター並み)他の車をどけ、どけって追い越して、9時ぴったりに広河原到着。私たちは、ここから歩きなのでこんなに急がなくてもよかったのですが。とにかく、すごいスピードだったので、頭がくらくらしたので、一息ついて、登り始めたのでした。

二日目
北岳肩ノ小屋→北岳(御来光)→北岳肩ノ小屋→小太郎尾根→草すべり→白根御池小屋→広河原
前日にAM5:45ときいていた日の出を頂上で迎えるためAM5:00に肩ノ小屋出発。次第に明るくなり、それに従って展望が広がる道を頂上へ。富士山が美しい姿で目の前にどんと聳える。
AM5:45 、素晴らしい御来光。近くは、間の岳、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、そして、八ヶ岳。遠くは北アルプスの峰々まで、見えるべき山は全て見渡せる360度大展望。日が昇るにつれて富士山の影が富士山の形そのままにくっきりと反対側の山に写し出される。
小屋に戻り朝食後下山。草すべりを急降下。御池小屋から見上げた草すべりは紅葉が美しかった。