ソーリオへ( soglio) 

今回は、ヨーロッパアルプス、スイスのベルニナ山群サンモリッツ(St.Moritz)を拠点にしてハイキングを楽しんだ。
マレーシア航空で、成田からコタキナバル、クアラルンプールを経由して、翌日早朝チューリッヒ到着。
何度目かのチューリッヒ空港は慣れたも(?!)、なつかしい(?!)
空港地下にある駅から、列車でチューリッヒ中央駅、クールを経由してサンモリッツへ。クールから先列車は、渓谷に沿うようにして高度を上げながらどんどん山あいへと進んでいく。クールの標高は585m、サンモリッツは1775m。列車は1000m以上の標高差を左右にカーブしながら登っていくわけだ。

到着したときは、小雨。この後二日間、雨に悩まされた。
後で分かったのだけれど、私たちが着いた日より前、一週間ほど雨が続いていたということだ。ドイツなどで歴史的大洪水が起こり、私たちが滞在している間ずっと、テレビのニュースのトップは、洪水のニュースだった。

サンモリッツに到着してまずは宿探し。
サンモリッツは、駅が、湖沿いにあり、インフォメーションのある町の中心は駅から坂を登った上ある。
重い荷物を持ってインフォメーションまで行き、また宿まで行くのは、手間がかかるので、事前に調べておいた駅のすぐ裏、湖沿いにあるホテルに直接行ってみることにした。
駅構内の地下階段を抜けて行くとすぐにホテルの玄関がある、駅の本当にすぐ近くだけれど、静かで湖の眺めも良く、ここHotel Bellavalに一週間滞在することにした。
私たちの部屋は、4階のテラス付きの部屋で、シャワー・トイレは共同・朝食付き。ホテル1階にあるレストランはイタリア料理で安くて美味しく、滞在中3回の夕食をここのレストランで取った。前菜とメインの定食は日替わりで安くて特にお勧め!

宿が決まった後、この日は、サンモリッツの町の中を散策。
エンガディン博物館、セガンティーニ美術館を訪れたりした。


ブレガリア(Bregaglia)峡谷、ヴィコソプラノ(Vicosoprano)からソーリオ(Soglio)

サンモリッツ滞在での初めてのハイキングの日。雨。
雨でも何とかなりそうなコースを選んで出かけることにした。

サンモリッツ→(バス)→ヴィコソプラノ(散策)→(バス)→プロモントーニョ(Promontogno)バス乗り換え→ソーリオ(散策)→(バス)→プロモントーニョバス乗り換え→(バス)→マロヤ(Maloja)散策→(バス)→サンモリッツ

ヴィコソプラノからソーリオまで、ブレガリア山群の眺めがいいブレガリア峡谷の北斜面に付けられたハイキング道を歩く、というのが最初の計画だった。
少々の雨ならば、歩くつもりでいたのだが…。
スタート地点のヴィコソプラノに着いた時、雨がかなり降っていた。ハイキングスタート地点の山道を見つけるために、ヴィコソプラノの集落内を歩くだけでも、びっしょり。
軟弱にも、ブレガリア峡谷の村の中の散策に予定を変更することにした。
ヴィコソプラノで1時間後のバスに乗り継ぎ、マロヤ峠のヘアピンカーブを越え、プロモントーニョ乗り換え、ソーリオ着。
ソーリオ内を散策することにした。ソーリオは、バス乗り換えのプロモントーニョからさらにバスで一段登ったところにあるイタリアとの国境がすぐそこの、中世の面影を残す村。
雨の中、村の中をゆったりと歩き回ったり、手作りチーズの民家で、山羊の乳のチーズを買ったりした。

ソーリオで時間を過ごした後、アルプスの画家セガンティーニゆかりの地マロヤに立ち寄った。
マロヤには、セガンティーニのアトリエがあるが、行った日は、公開日でなく見ることは出来なかった。