ディアボレッツァ(Diavolezza)展望台と氷河歩き
サンモリッツ駅→(ベルニナ線)→ベルニナ・ディアボレッツァ駅→(ロープウェー)→ディアボレッツァ展望台(氷河歩きスタート)→ペルス氷河(vadret Pers)→モルテラッチュ氷河(vadret moeteratsch)→モルテラッチュ駅→(ベルニナ線)→サンモリッツ
お天気は朝から快晴、ますます快調!
前日のコルバッチュはに対して、反対側の東からベルニナ山群を眺める展望台ディアボレッアに行った。ロープウェーを下りたレストラン前には、ペルス氷河越しに、ピッツパリュ(Piz
Palu、中央峰3905m)、ベラヴィスタ(Bllaviata),マッターホルン風の尖峰クラスタ・ジュッツァ(Crast’Aguzza)とピークが続き、そして最高峰ピッツ・ベルニナ(4049M)が聳えている。展望台から、最高峰ピッツ・ベルニナまでの直線距離は5.5kmだということだ。
この展望台を起点に、ペルス氷河とモルテラッチュ氷河を横断して、モルテラッチュ駅まで下るガイド付き氷河トレッキングツアーに参加した。
この日の参加者は、各国からおよそ50人以上はいる。二つのグループに分かれてスタート。
レストラン前からペルス氷河の氷の上まで下りていく。氷の上にたどり着くまでがれた岩の道を約1時間下る。氷河の氷の上は、結構堅い。それでもざらざらしていてつるつるとすべってしまうわけではない。
途中で、氷河にぽっかり穴が空いたところや、とけだした氷河が川となって流れているところなどを通過、見学して、下っていった。
ランチタイムの休憩も取り、氷河が消えて無くなるところまで下っていった。ここで、ガイドさんとのツアーは終了。
川に沿って、モルテラッチュ駅まで平坦な道を歩いていった。
最近、地球温暖化のためか氷河の後退が言われているが、それを目の当たりにした。
氷河ツアーが終了し、ガイドさんと別れて、氷のない河原の道を歩き出すと、2000年を示す看板があった。これは、2000年の時点での氷河の末端部を示していたのだ。
2002年のこの時の末端部とは既に、5mは、離れていた。2年間で末端部は、5mも後退してしまったということだ。
この後、モルテラッチュ駅まで行く間に、10年ごとに氷河の末端部のあった位置を示す看板があった。
駅の近くまで来て、1900年の末端部を示す看板があった。2000年の看板からおよそ2km弱離れていた。
100年間で、氷河が2km後退してしまったわけだ。このまま氷河の後退が進んだらどうなるのだろう。氷河歩きのツアーも出来なくなってしまうかもしれない。
何年か後に氷河がどうなっているのか、また、行ってみたいと思った。