初級シスアド

 

このページでは、しゅんぜい氏の発行されているメルマガのうち「初級シスアド」について

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リース料(H12.秋 初級シスアド 問63)

 

 次の条件で定価500万円のサーバを導入した。導入後5年間のリース料と
 保守費用を合わせた総額は何万円か。ここで、消費税は考慮しないものと
 する。

 [条件]
 (1) サーバの見積価格は定価の10%引きとする。
 (2) 導入形態は5年間のリース契約とし、毎月のリース料金は見積価格の
   2%である。
 (3) 保守費用は導入後2年目から発生し、毎月の保守費用は定価の1%
   である。


 ア 756     イ 780     ウ 810     エ 840

----------------------------------------------------------------------

 今回は、初級シスアドの問題でしたが、条件を1つずつ考えて計算すれば
 特別な知識はいらない問題でした。今回は、いつもより多くの回答が
 集まったので、そのうちのいくつかを紹介させてもらいます。

>  導入後5年間のリース料と保守費用を合わせた総額は、
> [見積価格の2%]を[5年間毎月]と、[定価の1%]を[4年間毎月]
> 支払うということだから、
> [見積価格の2%]×[5年間毎月]+[定価の1%]×[4年間毎月]
> となる。
>  それぞれ、
> [見積価格]=[定価の10%引き]
> =[500万円の10%引き]
> =[450万円]
> [見積価格の2%]=[450万円の2%]
> =[9万円]
> [定価の1%]=[500万円の1%]
> =[5万円]
> [5年間毎月]=[12ヶ月]×[5年]
> =[60ヶ月]
> [4年間毎月]=[12ヶ月]×[4年]
> =[48ヶ月]
> となるので、
> [9万円]×[60ヶ月]+[5万円]×[48ヶ月]=[780万円]
> 答えは(イ)
> 実際は電卓で、(計算式表示があるので)
> 500x0.9x0.02x12x5+500x0.01x12x4=
> でお終い。(^^;

 このように、導入後5年間のリース料と保守費用の合計を求めれば
 良いですね。計算式表示の電卓は、次回の試験から注意が必要かも!?
 どうもありがとうございました。


> (1)から順番に計算していきます。まずは見積価格の計算です。
> 定価の10%引きなので

> 見積価格 = 5,000,000 * 0.9
>      = 4,500,000

> 次に(2)のリース料金の計算です。毎月のリース料金は見積価格の2%なので

> リース料金(月額)= 4,500,000 * 0.02
>          = 90,000

> 5年間のリース契約なので

> リース料金(総額)= 90,000 * 60
>          = 5,400,000 ・・・(a)

> (3)の保守費用は定価の1%が4年分(1年目はかからない)なので

> 保守費用(月額)= 5,000,000 * 0.01
>         = 50,000

> 保守費用(総額)= 50,000 * 48
>         = 2,400,000 ・・・(b)

> 総額は (a) + (b) なので 5,400,000 + 2,400,000 = 7,800,000

> ということで答はイの780万です。

 ていねいな回答ですね。とってもわかりやすいです。
 どうもありがとうございました。


> 恥ずかしながら「リース」の意味を知らないんですが(-_-;
> 問題の通りに解いてみます!(解くことに意義がある!…よね)

> ★サーバの見積価格
>  (1)より
>  500万円×0.9=450万円
>            ~~~~~~~~~~
> ★毎月のリース料金
>  (2)より
>  450万円×0.02=9万円
>             ~~~~~~
> ★毎月の保守費用
>  (3)より
>  500万円×0.01=5万円
>             ~~~~~~
> 一年あたりに掛かるリース料と保守費用の和は
> [1年目]
>  リース料金 9万円×12ヶ月=108万円
>  保守費用  掛からない         (+ 
>  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>  小計             108万円
> [2年め以降]          ~~~~~~~~~~
>  リース料金 9万円×12ヶ月=108万円
>  保守費用  5万円×12ヶ月= 60万円(+
>  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>  小計             168万円
>                 ~~~~~~~~~~
>  これが4年間続くので、
>   168万円×4年=672万円
>  合計
>   108万円+672万円=780万円
>               ~~~~~~~~~~
>  となり答えは(イ)だと思います。

 計算はしっかり合っていましたね(^^;
 「リース」というのは、料金を取って長期間貸すことです。
 似た言葉の「レンタル」は、短期間で貸すときに使われます。
 どうもありがとうございました。


> 定価の何%になるかを考えるとよいのではないでしょうか。

> (1)見積価格は定価の90%です。
> (2)リース価格は5年間が60ヶ月なので、
> 見積価格の2%×60=120%です。
>   つまり、定価の90%×120%=108%(=0.9×1.2)です。
> (3)保守費用は4年分(48ヶ月)で
>   定価の1%×48=48%です。

> したがって、
>  総額=(定価の)108%+48%=156%
> となります。あとは計算をするだけで、
>   500×156%=780
> となります。(正解はイ)

 これは、なかなかうまい解き方ですね。割合に注目して解いていますね。
 どうもありがとうございました。


> ・月々のリース料金を 500万円×0.02 で計算してしまうと答えがエに
> ・月々の保守費用を 450万円×0.01 で計算してしまうと答えがアに
> それぞれ間違った答えが出てくるんですよね。

 試験本番でこれに引っかかってしまった人もいると思います。
 計算問題で、計算結果が選択肢にあると安心してしまいますからね(^^;
 どうもありがとうございました。


> 確かに5年使うなら買ったほうが安いですよね。(笑)
> これよりも、何年以上使ったら買ったほうが安いかって
> 問題のほうが実用的だと思うのですが...

 さて、今回の問題は計算だけでなく、ここもポイントですね。
 なぜ、「リースで?」という点も見ていきましょう。


> リースのメリットとしては以下のことなどがあげられます。
> ・リース料は、経費として全額損金処理ができる。
> ・導入時の多額な資金が不要。
> ・固定資産税、保険料などの管理、事務作業が軽減できる。

 金銭的な面から見ると、この3点だと思います。簡単に言えば、
 「税金が安く済む」ということです。もちろん、デメリットもあります。
 どうもありがとうございました。


> リースする利点は、いろいろとあるのですが、
> ざっと書き出すと、

>  (1) マシンの入換えが容易
>    年を追う毎に性能が向上するような機器(特にパソコンなど)を
>    考えると、一度買ってしまうと買い換えが困難であるが、
>    リースの場合は、別の機種の入換えも比較的容易。

>  (2) 予算の確保が容易
>    上の問題を例にすると、リースの場合、一年目で 108 万円、
>    二年目以降でも 168 万円の予算確保で済む。買うとなると
>    450 万円の予算を一度に確保しなければならない。

>  (3) リース品は固定資産ではない
>    固定資産税はリース会社が払う。

> もちろん欠点もあって、

>  (1) リース期間が長いと、割高になる場合もある

>  (2) 制限事項がある(改造などが禁止されている場合がある)
>    ヘタをすれば、買い取りなんてこともある。

> こんなところでしょうか。

> 会社でいろいろな機器を使うとなると、この辺りのバランスによって
> 入手方法を考える必要があります。

 特に、学生の方などは始めて知ったという方も多いのでは?
 計算以外の知識も増えましたね(^^; どうもありがとうございました。
 それと、計算の方はもう一度見直しておいてくださいね(^^;>Iさん


> 「機器を買う」というのは,「固定資産を持つ」事になります.
> これには「固定資産税」が掛かります.
> # 10万円未満なら掛からないですが.
> 更に,固定資産には「耐用年数(償却年月)」が規定されており,
> これ以前に捨てるにはやはり税金が発生します.

> これに対して,リースは「必要経費」にできます.
> 固定資産税は掛からないし,所得から差し引くので税金は安く済みます.
> # これが理由その1.

> で,
> この「耐用年数」なのですが,数年前からのパソコンレベル以上の
> 情報処理機器は全て「6年」です.
> 6年前のコンピュータ,まともに使えます?
> 修理するより買った方が安い世界です.

> で,リースにすると
> 「耐用年数10年未満は7掛け,10年以上は6掛け(年未満切り捨て)」の期間で
> 更新することが出来ます.

> これでもコンピュータは「4年」ですから,長いです.
> 期間満了前に「解約手数料」を払って更新したり
> 2年くらいの「長期レンタル」をしたりする場合があります.

> 「4年そのまま使え」と言われれば,買う機器の性能も良くしたくなるし,
> そうすると買い取り額自体がすごく高くなってしまいますからねぇ...
> # これが理由その2.

> 買い取りの方が有利なのは,
> 「耐用年数より長く使えて,同じ性能の物の値段が落ちにくい.」物です.
> # 一部間違っているかもしれませんが...大体こんなものです.

> (余談その1)
> 昨年度,Y2K(2000年)問題対策で「即時償却可能」な(つまり「全額をその年
> の経費として計上できる」)コンピュータを100万円までとした期間がありま
> した.その頃,99万8千円くらいのサーバが各社から発売されていました.

> (余談その2)
> リース品は「借りたときと同じ状態」で返すのが基本...なんですけど,
> 修理すると,買ったときが高かっただけにすごい費用が掛かってしまうこと
> があります.
> で,3年保証がついている奴とか,延長保証契約したりしてます.

 (余談その1)は、覚えてる方も多いでしょう。それを利用して、
 販売を行っていた企業も多かったですね。どうもありがとうございました。

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確立(H12.秋 初級シスアド 問5)

 1から31までの数の中から任意に五つを選び、選んだ数の組合せによって
 当たるくじがある。数の選択順序は自由であるとしたとき、このくじが
 当たる確率は幾らか。ここで、一度選んだ数は重複して選べないものとする。

 ア 1/32
 イ 5/32
 ウ 1/169,911
 エ 1/20,389,320



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■解答■(出典:H12.秋 初級シスアド 問5)
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 ウ 1/169,911

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■解説■
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 今日は、組合せの確率の問題でした。

 「確率の問題で使う公式は覚える必要があるの?」という話ですが、
 「順列と組合せ」ぐらいは、知っていても損はないと思います。
 今は、高校1年生で習います。


 順列とは、

>  n 個のものから r 個を取り出して、取り出したものを順番に並べる

 ことを言います。

 また、組合せとは

>  n 個のものから r 個を取り出す(順番は関係なし)

 ことをいいます。

 今、1から5までの数字から3つを取り出すことを考えます。
 この作業を2回繰り返したら「4, 3, 2」と「2, 3, 4」という順番で
 取り出せたとします。

 順列の話の場合、取り出したものを順番に並べるので上の2回は違うもの
 とみなされます。

 組合せの話の場合は、順番は関係ないので「2, 3, 4」を1つずつ
 取り出したことになるので、2回とも同じものとみなされます。

 このように、順列と組合せの違いは並べる?か並べないか?という点です。


 今日の問題で出てきたのは組合せの話でした。
 また、「 n 個のものから r 個取りだす組合せの数」は nCr と表します。

 問題に当てはめると、31コの中から5コを取り出す組合せは 31C5 と
 表すことができます。計算は次のようにやります。

        31 × 30 × 29 × 28 × 27
 
   31C5 = ──────────────
 
         5 × 4 × 3 × 2 × 1
 


      = 169,911
 

>   組合せは・・・分母:31 から 5 個分の数字の積になる。
>          分子:5 から 1 までの数字の積になる。

 よって、くじが当たる確率は 1/169,911 になります。(正解)


> (参考:順列とした場合)

 参考に順列の計算を見ておきましょう。
 この問題で「数の選択順序が自由でない場合」が順列になります。
 「 n 個のものから r 個取りだす順列の数」は nPr と表します。
 計算は、次のようにやります。


   31P5 = 31 × 30 × 29 × 28 × 27

      = 20,389,320

>   順列は、31 から 5 個分の数字の積になる。

 よって、くじが当たる確率は 1/20,389,320 になります。

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AN(H12.秋 初級シスアド 問50)

 図のような LAN に接続されたクライアント A の TCP/IP のサブネット
 マスクを,誤って 255.255.0.0 と設定してしまった。このとき,クライ
 アント A で発生する事象に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ここで,ほかの機器のサブネットマスクは正しく 255.255.255.0 と設定
 してある。

     ┌─────┐
     │プリント │
     │ サーバ │
     └──┬──┘
        │                 LAN 2
  ■━━━━━■━━━━━━━━■━━━━━━━━━━━■                       │
                ─┴─
               /ルータ\
               \   /
                ─┬─
                 │        LAN 1
  ■━━━━━■━━━━━━━━■━━━━━━━■━━━■
        │                │
    ┏━━━┷━━━┓┌───┐   ┌───┴──┐
    ┃クライアント A┠┤モデム│   │データベース│
    ┗━━━━━━━┛└───┘   │ サーバ  │
                     └──────┘
 [IPアドレス]
  クライアント A:10.1.1.10
  データベースサーバ:10.1.1.1
  プリントサーバ:10.1.2.1
  ルーター:10.1.1.254 ( LAN 1 側),10.1.2.254 ( LAN 2 側)


 ア LAN 1 に接続されているデータベースサーバにアクセスできなくなる。

 イ シリアルポートに接続されているモデムを使用したパソコン通信が
   できなくなる。

 ウ ネットワーク関連の設定が無効になるので,すべてのサーバやほかの
   クライアントと通信できなくなる。

 エ ルータを経由してLAN 2 に接続されているプリントサーバに
   出力できなくなる。

----------------------------------------------------------------------

 それでは、みなさんの回答を紹介します。

> サブネットマスクを 255.255.255.0 から 255.255.0.0 に変更しても、
> 有効ホストアドレス 10.1.1.1〜10.1.1.254 は同一セグメントとみなせます
> ┌─────────┬──────────┬───────────┐
> │サブネットマスク  │255.255.255.0       │255.255.0.0           │
> │有効ホストアドレス│10.1.1.1〜10.1.1.254│10.1.0.1〜10.1.255.254│
> └─────────┴──────────┴───────────┘
> 
> > ア LAN 1 に接続されているデータベースサーバにアクセスできなくなる
> 
> ×:データベースサーバは LAN 1 の同一セグメント内にあるので
>   アクセス可能
> 
> > イ シリアルポートに接続されているモデムを使用したパソコン通信が
> >   できなくなる。
> 
> ×:モデムは LAN とは関係ないのでパソコン通信可能
> 
> > ウ ネットワーク関連の設定が無効になるので,すべてのサーバやほかの
> >   クライアントと通信できなくなる。
> 
> ×:ネットワーク関連の設定が無効になることはない
>   (実験しました)
> 
> > エ ルータを経由してLAN 2 に接続されているプリントサーバに
> >   出力できなくなる。
> 
> ○:ルータが LAN 1 の同一セグメント内の機器と判断し
>     LAN 2 側へ接続しない(パケットを投げない)ので出力できない
>   (理由は自信ありません、こじつけてみました)
>   (実験装置をセットできませんでした)

 今回の初級シスアドの受験者で、実際に設定したことがある人は
 ほとんどいないかもしれませんね。どうもありがとうございました。


> 回答:エ
> 解説
> クライアント A の IP アドレスが 10.1.1.10 でサブネットマスク
> が 255.255.0.0 であるため、クライアント A はネットワークアド
> レスを 10.1.*.* だと思っています。そのため、送信先 IP アドレ
> スが 10.1.*.* の場合は同一セグメント内に送信先があると考えて
> ルータを越えようとしません。自分のネットワークアドレス以外の
> IP アドレスが送信先の場合に、デフォルトゲートウェイ(デフォル
> トルータ)に行き、ルータを越えようとします。したがって、ルー
> タの先にあるプリントサーバとは通信できないと考えました。
> 
> ■平成8年ネットワークスペシャリスト午前26■
> 
>  同一 LAN に接続されている複数のホストがある。これらが TCP/IP
> で相互に通信できるための設定について,適切なものはどれか。
> 
>  ア 異なるネットワークアドレスを設定する。
> 
>  イ 異なるルーティングテーブルを設定する。
> 
>  ウ サブネットマスクを一致させる。
> 
>  エ 同一のドメイン名を付ける。
> 
>  オ ホスト名を一致させる。
> 
> 回答:ウ
> 
> > 同一セグメント(LAN)内の場合は、問題ないようなのですが、
> 
> 同一セグメント内のみの通信で外に出て行かない設定の場合のみ、
> 通信が可能となるのではないかと考えました。
> サブネットマスクを一致させることが大事なのではなく、IP アドレ
> ス、サブネットマスクによりネットワークアドレスを同じにするこ
> とが、同一セグメント(LAN)内の通信の設定を適切にするのだ
> と思います。
> 
> 感覚的に答えが出ますが「なぜ」と問われると説明できません。
> 今回の回答もずいぶんアヤフヤなところがあります。どなたかフォ
> ローいただけるとありがたいです。

 今日は、他の方の回答をできるだけ載せました。読んでみて、疑問点が
 あったらメールください。どうもありがとうございました。


> サブネットマスクの設定についての設問なので、素直に
> サブネットについて考えてみますと...
> 
> ご存知かと思いますが、通信相手が同一サブネットの場合は、
> 自分自身のいるノード(ここではLAN1)のどこかに通信相手のホストが
> 存在しているものみなして直接通信を行い、
> 別のサブネットであれば、別のサブネットへの出入り口の役割を果たす
> ルータやゲートウエイへ通信の仲介を依頼します。
> (通常は、各ホストのネットワーク設定のデフォルトゲートウエイに
> ルータやゲートウエイのアドレスを設定します)
> サブネットマスクは、自分自身のアドレスと通信相手のアドレスから、
> お互いに同一のサブネットなのか、それとも異なるサブネットなのかを
> 知る手段を提供します。
> 
> 設問によると、サブネットは2つ存在しており、
> LAN1 サブネットは 10.1.1.*
> LAN2 サブネットは 10.1.2.*
> となっています。
> (正しいサブネットマスクが各々で 255.255.255.0 なので)
> 
> クライアントAからプリントサーバへ通信を行う場合、サブネットアドレスは
> クライアントAは 10.1.1.* プリンタサーバは 10.1.2.* であり、
> 異なるサブネットなので、ルータへ仲介を依頼するはずです。
> ところが、サブネットマスクを 255.255.0.0 と誤ってしまうと
> クライアントAは、クライアントAも プリントサーバも 10.1.*.* で
> 同一サブネットであると解釈してしまい、 直接通信を試みてしまいます。
> 実際には、プリントサーバは LAN1に接続されていないので通信できません。
> 
> 上記の理由から、データベースサーバには通常どおりアクセスできます。

 解答を導くのは、このような考えで良いと思います。
 どうもありがとうございました。


> 説明が長くなりますが,少し細かく解説してみようと思います.
> 
> ・サブネットマスク
> 
> 1.IPのクラス(A〜C)を更に細かいネットワークに分割するための拡張.
>  (IPのクラスは固定的なサブネット.分割が大雑把すぎるので不便.)
> 
> 2.マスクを2進数で表した時の「1」の桁に一致する部分が同じならば
>  同じサブネットに存在すると判断する.(各桁の論理積を取る.)
> # マスクは 11111111.11111111.11111111.11111000 のように
> # 連続する1の後に0が続きます.
> 
> 3.同じサブネットに属さないIPアドレス宛ての通信はルータに送る.
>  送信先ルータのアドレスは予めクライアントに設定しておく.
> # Windowsの設定ではルータは「デフォルトゲートウェイ」になります.
> 
> 4.マスク以外が全て「0」と全て「1」はホストIPアドレスとして使えない
>  ので,分割しない場合に比べて有効IPアドレス数は減る.
> # 全て「1」は全ホスト宛て(ブロードキャスト).
>  「0」は通常は使用されない.
> 
> ...このくらい知っておけば一種レベルでも十分でしょうか.
> 
> 
> で,実際の動きは,
> 
> まず,(通信相手のIPアドレス)&(サブネットマスク)と
> (自分のIPアドレス)&(サブネットマスク)を比較.(&は各桁の論理積)
> 
> 両者が一致するならば,ARP(address resolution protocol)を用いて
> 相手のIPアドレスからMACアドレスを取得し,それ宛てにパケットを送信.
> 
> 一致しない場合は相手のMACアドレスではなく,ルータ宛てに送信.
> ルータはパケットのIPアドレスを解釈し,どのサブネットに属しているかを
> 判断して送信(ルーティング).(この送信先は更にルータである場合もある)
> 
> # ARPリクエストは「ブロードキャスト」なので,ルータで遮断される.
> 
> で,問題を見ると,
> 
> クライアント A:10.1.1.10,サブネットマスク 255.255.0.0
> (サブネット:10.1.0.0)
> 
> データベースサーバ:10.1.1.1とプリントサーバ:10.1.2.1
> 共にこのマスクでは同じ所に属する(10.1.0.0)と判断されます.
> 
> しかし,実際にはプリントサーバはルータ経由で通信しないといけない.
> だが,クライアントAは直接ARPで相手を探すので,見つからない.
> 
> データベースサーバは実際も同じサブネットに属しているので通信できる.
> 
> と言う訳で,「エ」が正解.
> 
> 
> ・サブネットマスクを 255.255.255.0 と設定した場合は,
>  クライアントA のサブネット  :10.1.1.0
>  データベースサーバのサブネット:10.1.1.0(同じ)
>  プリントサーバのサブネット  :10.1.2.0(異なる)
> 
> となり,「プリントサーバはルータ経由で通信しなければならない」
> と(正しく)判断されるので通信できます.

 さらに詳しい解答の導き方です。どうもありがとうございました。


> 自分で質問しましたが、1週間悩み続けて下記の答えを見出しました。
> いかがなものでしょうか?
> 
> この基本が大切だそうです。
> 「相手のPCと通信する場合、自分のサブネットマスクでネットワークアド
>  レスを確認し、双方のネットワークアドレスが同じ場合アクセスできる」
> 
> ア LAN 1 に接続されているデータベースサーバにアクセスできなくなる。
> 
> クライアント A自身のネットワークアドレスは
> 
> クライアント A:10.1.1.10
> サブネット  :255.255.0.0
> ネットワークアドレス:10.1.0.0
> 
> クライアント から見たデータベースサーバのネットワークアドレスは
> 
> データベースサーバ:10.1.1.1
> サブネット       :255.255.0.0
> ネットワークアドレス        :10.1.0.0
> 
> また、データベースサーバ自身のネットワークアドレスは
> 
> データベースサーバ:10.1.1.1
> サブネット       :255.255.255.0
> ネットワークアドレス        :10.1.1.0
> 
> データベースサーバから見たクライアント Aのネットワークアドレスは
> 
> クライアント A:10.1.1.10
> サブネット  :255.255.255.0
> ネットワークアドレス:10.1.1.0
> 
> となり、通信することが可能となります。
> しかし、双方間のネットワークアドレスが異なるために間違いでない限り
> このような設定はしないと思われます。
> 
> イ シリアルポートに接続されているモデムを使用したパソコン通信が
>    できなくなる。
> 
>   IP設定とモデムでの通信は無関係なので、パソコン通信は可能です。
> 
> ウ ネットワーク関連の設定が無効になるので,すべてのサーバやほかの
>    クライアントと通信できなくなる。
> 
>  ア)で説明したとおり、「データベースサーバ」とのアクセスは可能です
> 
> エ ルータを経由してLAN 2 に接続されているプリントサーバに
>    出力できなくなる。
>  
> クライアント A:10.1.1.10
> サブネット  :255.255.0.0
> ネットワークアドレス:10.1.0.0
> 
> クライアント から見たデータベースサーバのネットワークアドレスは
> 
> プリントサーバ:10.1.2.1
> サブネット   :255.255.0.0
> ネットワークアドレス :10.1.0.0
> 
> また、データベースサーバ自身のネットワークアドレスは
> 
> プリントサーバ      :10.1.2.1
> サブネット     : 255.255.255.0
> ネットワークアドレス:10.1.2.0
> 
> データベースサーバから見たクライアント Aのネットワークアドレスは
> 
> クライアント A:10.1.1.10
> サブネット  :255.255.255.0
> ネットワークアドレス:10.1.1.0
> 
> とネットワークアドレスが異なってしまい通信することが出来ません。
> すなわち クライアントAはプリンタサーバが同一ネットワークにいると
> 解釈しARPプロトコルでMACアドレスを取得しようとしますが
> 応答しません。
> 
> サブネットマスクが正しければ、プリンタサーバは別ネットワークと
> 解釈してルータへデータを渡します。
> 
> 注)
> ARP(Address Resolution Protocol):宛先IPアドレスをてがかりにして、
> パケットを次に受け取るべき機器のMACアドレスを知りたいときに利用されま
> す。
> 宛先のホストが同一リンク上にない場合には、次に送信すべきルータのMAC
> アドレスをARPで調べることになります。

 他の方の回答を読んで納得できたでしょうか?
 ポイントは、サブネットマスクの話だと思います。
 どうもありがとうございました。

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NAT・IP(H12.秋 初級シスアド 問47)

 インターネット接続用のルータの購入を検討していたところ、
 “このオフィスには、NAT 機能や IP マスカレード機能が付いているルータ
  が便利ですよ”と言われた。
 NAT 及び IP マスカレードに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア インターネットヘのアクセスをキャッシュしておくことによって、
   その後に同じ IP アドレスのサイトヘアクセスする場合、
   表示を高速化できる。

 イ 通信中の IP パケットから特定のビットパターンを検出する機能
   であり、ウイルスの発見に利用できる。

 ウ 特定の端末あての IP パケットだけを通過させる機能であり、
   インターネットから LAN へのアクセスを制限できる。

 エ プライベート IP アドレスとグローバル IP アドレスを相互に変換する
   機能であり、限られたグローバルアドレスを有効に使うことができる。

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 それでは、みなさんの回答を紹介します。

> ア これは、IEの機能にありますよね。
>   キャッシュに残して次回のアクセスを高速化
> イ これは判らないんですがマスカレードに関する記述じゃないと
>   おもいました。
> ウ 試験の時にはこれと勘違いしましたが、これはファイアウォールの事
>   ですよね。
> エ これが正解です。
>   マスカレードは匿名性のことと思っていいのでしょうか?
>   LAN内でのプライベートIPと外に対するグローバルIPを
>   使い分けるという事でしょうか?
> 
> 初めて回答を送るのでちょっと緊張しています。(笑)

 ほらっ、たくさんの人が見てますよー。
 なーんて、冗談です(^^;
 回答は、添削してもらうつもりで、送ってもらえれば良いですよ。
 この回答は、あやしい部分もあるので、他の方の回答も見てみましょう。
 どうもありがとうございました。


> ウ パケットフィルタリングのことですね。
>   IPパケットのヘッダに含まれている情報をもとに、通信を制御する
>   ファイアウォールのもっとも基本的な機能。
>   IPヘッダに書き込まれているプロトコル、送信先IPアドレス、
>   発信元IPアドレス、その他オプションの情報を読みとって、
>   ユーザーが指定したルールにのっとってパケットを通過/遮断する。
>   (アスキー用語辞典より)
> 
> 正解 エ
> ただし、NATとIPマスカレードの違いが今一つよくわかりません。

 どうもありがとうございました。「ウ」については、これで良いでしょう。
 NATとIPマスカレードの違いは、もう少し下で。


> 回答:エ
> 解説
> NAT ( Network Address Translator )
> ローカルなネットワークには、プライベート IP アドレスを設定し
> インターネットへ接続する時には、インターネット全体でユニーク
> なグローバル IP アドレスに付け換えます。
> IP マスカレードは、ポート番号を利用し 1 つのグローバルアドレ
> スを複数のプライベートアドレスで利用出来るようにします。
> 
> ア:プロキシサーバの機能
> イ:分かりませんでした
> ウ:ルータなどのフィルタリングの機能など

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表示機構(H12.秋 初級シスアド 問33)

 パソコンの表示機構に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア CRT ディスプレイの解像度は、VGA などの表示機構とは無関係であり、
   画面サイズによって決まる。

 イ SVGA は VGA を拡張した表示機構で、色数は 256 色からフルカラー
   (16,777,216 色) まで様々な表示規格がある。

 ウ XGA は SVGA を拡張した表示機構であり、色数を 256 色に設定
   しなければならない。

 エ ディスプレイの解像度が高くなるほど、画面に表示できる文字や画像が
   大きくなる。



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■解答■(出典:H12.秋 初級シスアド 問33)
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 イ SVGA は VGA を拡張した表示機構で、色数は 256 色からフルカラー
   (16,777,216 色) まで様々な表示規格がある。

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■解説■
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 引き続き、アーキテクチャの特集です。
 今日は、パソコンの表示機構に関する問題でした。


 選択肢を順に見ていきましょう。

> ア CRT ディスプレイの解像度は、VGA などの表示機構とは無関係であり、
>   画面サイズによって決まる。

   CRT(Cathode Ray Tube) ディスプレイとは、テレビのような
   ブラウン管ディスプレイのことです。

   VGA(Video Graphics Array) とは、元々は PS/2 が出た頃に登場した
   グラフィックシステムです。VGA というと 640×480 ドットの解像度を
   指すことが多いです。もっと言うなら、Windows でチープな青い画面を
   見たことがある人は多いと思いますが、あれは VGA の表示モードで
   表示したものです。

   CRT ディスプレイの解像度は、グラフィックシステムに関係あるので
   この選択肢は誤りです。


> イ SVGA は VGA を拡張した表示機構で、色数は 256 色からフルカラー
>   (16,777,216 色) まで様々な表示規格がある。

   これが正解です。
   SVGA(Super VGA) の S が Super ですので、VGA を拡張した表示機構
   ということです(^^;

   SVGA というと 800×600 ドットの解像度を指すことが多いですが、
   SVGA の本来の規格は、複数の解像度や色数に対応したものです。


> ウ XGA は SVGA を拡張した表示機構であり、色数を 256 色に設定
>   しなければならない。

   XGA(eXtended Graphics Array) は、VGA を拡張した表示機構です。
   色数も 256 色まで表示できますが、設定しなければならないことは
   ありません。

   XGA というと 1024×768 ドットの解像度を指すことが多いです。
   今は、本来の規格の意味とは違った意味で使われています。


> エ ディスプレイの解像度が高くなるほど、画面に表示できる文字や画像が
>   大きくなる。

   ディスプレイの解像度が高くなるほど、画面に表示できる文字や画像は
   小さくなります。

   この話がよくわからなくて Windows をお使いの方なら
   【デスクトップで右クリック】>【プロパティ】>【設定】
   にある【画面の領域】を変えてから【適用】を押してみてください。
   なんとなくわかると思います(^^;

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