かじかむ指と染まる頬 ~番外編~ |
*かなりエロい(つもり)です。【当社比】 ヒロインが乙女風味です。 中出し等の表現がありますので、苦手な方はブラウザバックをお願いします。
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「え!? そーゆー意味だったんですか!?」
『――赤髪がこの島に着くまで、俺の部屋だ』
耳元で囁かれたのは、数分前だ。いわれているのに自室にこもるわけにもいかず、諦め半分で船長室に向かえば、部屋に入った途端に首筋を舐められた。
「あの状況で、それが思いつかないお前の方が悪い」
確かに、ペンギンもシャチもいるところでキスされたけども!
「えっと……とりあえず心の準備ってモノが必要で……」
「準備なんかさせたら、いつまでたっても来ないだろうが」
この状況になるとわかっていたら、意地でもこの部屋には来なかっただろう。
「でもっ……まだ陽が高い……っ」
「諦めろ」
低く言って、ローはぺろりとの唇を舐める。近くの壁に彼女の背を押し付け、両手を顔の脇につけると、完全に身動きがとれない状況になった。
「ちょっと待っ……!」
唇を塞がれ、舌でなぞられる。それだけで背筋が痺れてしまう。
体が微かに震えたのがわかって、ローは右手を壁から離すと、その指で首元にあるボタンをはずし、器用にツナギをはだけさせていく。ツナギの下に着ていたシャツ越しに胸の形をなぞれば、は小さく喉を鳴らして声を漏らす。その隙に、ローはの舌を絡めとった。
「ん、……んっ、ん」
の手がローの服に縋りつく。彼女の足の間へ片足を入れて落ちそうになる体を支えると、執拗に舐める舌をそのままに、胸をなぞっていた指をシャツの裾から侵入させて下着の上から触れる。
「ん……っ」
胸の形をなぞり、そのまま背中へ移動させた指でホックをはずすと、するりと肩紐をずらしてしまう。
「あ、ん、ん……ふ……」
唇を微かにはずすと、は熱い息を漏らす。またすぐに唇を合わせると、ローはの指を自分の服からはずさせて、自分の首へと回させた。
壁に押し付けたまま口腔内を舐め舌を絡ませて、指は直に胸に触れ、感じて尖りはじめた頂をゆるく撫でる。何度もゆるく撫でていると、の体がびくびくと震えた。
「んっ、あぁ……っ……」
唇を離せば、舌先から銀の糸と嬌声が漏れた。
胸を撫でていた指をの下肢へと滑らせ、ツナギの下にはいていたジーンズの前を寛げてショーツ越しに蜜壺を撫でれば、くちゅりと淫猥な音をたてた。
「指なら入りそうだ」
耳に息を吹きかけ囁き、ショーツの端から中指を忍ばせる。蜜壺の入口を指先で撫でれば、は熱い息を吐き出し体を震わせた。
くちくちと浅い位置を何度も掻き混ぜ音を漏らせると、首へと縋りつく腕の力が強まった。
「んっ……あぁああっ」
「溢れてきた」
耳元で言って、指を奥へと入れてぐるりと中を撫ぜる。そのまま奥を指の腹で擦ると、が体を震わせ啼いた。
「あぁああっ、だめっ、……っあ、んんっ」
「美味しそうに咥えてるな?」
びくびくと震える体は自分では制御できなくて、はただ啼いてローに縋りつく。
目を細めて嬉しそうに言った彼は、体内を弄る指をそのままに、親指で花芽を撫でた。
「あぁぁぁぁっ! ……っ」
浅い息を繰り返しているの体が弛緩する。それを壁に押さえつけたままで崩れ落ちるのを防いだローは、意地悪く口元を緩めて。
「どうしてほしい?」
「……え……、ぁ」
ローはそうに問いかけながら、体内にいまだ存在する指を緩やかに動かす。蜜壺はイった後の余韻でまだひくついていて、緩やかに撫でられただけでも反応を示す。
「欲しいなら求めろ」
緩やかに動かす指はいまだそのままに。
――欲し、い?
は指の動きに体を震わせ浅い息をしながら、言われた言葉を反芻する。
欲しいと求めたことなどなかった。求めても、かなわないとわかっていたから。
――求めても、いいの?
ローは気付いているのか、の体内を弄りながら額や唇へ触れるだけのキスを幾つも落としていく。
「……」
そっと名前を呼ばれて、は目を閉じていた瞳を開け、ローへ視線を向ける。頬へキスを落としていたローは、それに気づいて顔をあげた。
「ローの……」
躊躇いがちに、小さな彼女の声が聞こえる。掠めとるように唇をキスをして、ローは瞳をやわらげた。
「ローの、好きにしていいから……」
――だから、離さないで。
やわらげた瞳の奥に、色香が混じる。
壁に押し付けていた体を抱き上げソファベッドへおろすと、が抵抗する間もなく服を脱がせてしまう。自分も脱いでしまうと、彼女の手を自分の雄へと引き寄せた。
「責任取れよ?」
「あ……」
すでに勃ってしまっているそれに触れて、自分が煽ったことを今更ながらに把握する。
「ひゃあっ……!」
高い声で啼いたが、ローから与えられる快感を逃そうと腰を引く。だが、それはがっちりと押さえれた彼の手によって阻まれてしまう。
「まっ……まって、……あぁっ」
急すぎる感覚についていけなくなったが途切れる息の合間に言えば、ローはニヤリと黒い笑みを浮かべた。
――この笑みはヤバイ。
そう思ったのも一瞬で、体の奥から蜜が溢れる感覚に啼いた。
「だめ……! それ、ダメ……ッ」
花芽を舐められて濡れていく感触に、彼女はさらに啼いた。
じゅる、とわざと音をたてるように吸われて、びくびくと体を震わせる。
「あぁぁっ……! キャプテン、だめ! それ、やぁ……っ」
「イイんだろ?」
――それと、ペナルティ1つ追加な?
花芽に吸い付くと、は息をつめた。
「はっ……ん、ふ……っはぁっ……」
花芽から顔をあげてを見ると、真っ赤な頬に涙の筋が見えた。それを体を起こして舐めとったローは、息を整えようとするの瞼や額に口づけを落とす。
「んっ……ん、ん……はっ……ぁ」
深く唇を合わせて舌を絡めれば、それだけでの体がびくりと跳ねる。
「もっ……そこばっかり、ヤだっ……!」
花芽を押しつぶすように撫でると、彼女は体を震わせ啼いて、涙をこぼす。
小さくびくびくと体を震わすの蜜壺へ指を挿れたローは、痙攣するように動く内側に目を細めた。
微かに触れる程度に花芽を親指の腹で弄りながら、挿れた中指で内側をなぞる。強い刺激は与えず、ゆるゆると動かすだけにすると、の腰が無意識に揺れた。
今まで強い刺激ばかり与えらえていたから、物足りないのだろうと思う。
「あ……ん、んっ……」
「物足りないか?」
耳に低く囁いて問えば、がぎゅ、と抱き着いてくる。その間も彼女の体はびくびくと震えていた。
「可愛いな」
びくんっ、と彼女の体が大きく震えた。途端に蜜壺の収縮する動きが早くなる。
自分の声でイッたことを承知で、ローはの耳へ熱い息を吐いた。
はくはくと息を吐いて何とか落ち着かせようとするに、花芽をもう一度撫でると、悲鳴のような啼き声をあげた。
「すげェな……」
喉を震わせ放心状態のの目尻に口づける。
「見てるだけでもっていかれそうだ」
虚ろな瞳に、それでも自分が映っていることに満足する。
「も……おねが、……っ、あぁっ」
言葉尻を奪うように、ローはの痴態で既に臨戦状態の自身を蜜壺の入り口に擦りつける。ちゅ、と蜜壺に触れれば濡れた音が響いて、はその度に体を震わせ啼いた。
「あっ、ん、あぁっ! ……も、欲し……っ」
「もっと強請れ……、欲しいって言え」
耳に響く低い声が興奮しているのか熱い。その熱が、の体の奥をひくつかせる。これ以上は耐えられないと、ローの背中に爪をたてた。
「奥に……っ、ローが欲しっ……ひゃあッ!」
「喰いちぎられそうだ」
にやりと意地の悪い笑みを浮かべて、一気に奥まで貫いてローが言うと、感じすぎて彼の意地悪い言葉にすら、蜜壺から溢れさせてしまう。
「はっ……俺に全部寄越せ」
眉を寄せて快感を耐えながら、彼はの最奥を抉る。
「もうっ……ぜんぶ、ローの……あぁっ!」
「なら……っ、俺を、受け止めろ……っ」
「あぁあッ!」
ローの言葉に嬉しいと言いたいが、最奥を攻める動きに言葉が出ない。聞こえるのは、淫靡な啼き声と水音だけだ。
「あぁあっ……だめっ! やぁッ! おかしくな……ッ」
「おかしくなれよ……っ、理性までなくして、俺に喰われろ……ッ」
腰の動きを緩めて、感じる最奥だけをコツリと突くようにして、の耳に熱い息と共に言葉を落とす。
「も、ぜんぶ……ローのものっ……だからッ……!」
「……っ!」
「もぅっ……おかしく、なってるよぉ……ッ」
は涙で潤んだ目をローへ向ける。滲んだ視界に彼を見つけて、快感に脳を侵されながらもふわりと笑った。
「奥に……ッ、出していいか?」
びくん、と彼女の体が大きく震えた。
「想像してイッたのか?」
恥ずかしいと思う思考は既になく、ただローから与えられる刺激を受け止めるだけだ。
「んっ……だって……っ、あぁッ!」
「今日は……ッ、何でこんなに、感じてる?」
「あ、あ、あ……ッ、んっ」
「」
「あっ、んぅ……ふ、ぁ……」
彼女が達したあとも動きを止めることなく最奥をゆるゆると刺激しながらローが名前を呼ぶと、は小さく痙攣を繰り返しながらローに抱き着く。
「ローの、言葉が……ぁッ……うれし……から……っ」
抱き着く力を強めて、彼女は荒い息の隙間から更に言葉を続ける。
「さっき、の……喰われ、ろ……って……独占、欲……ッ……あぁぁっ……!」
ローの最奥を穿つ動きが強くなって、は背を反らして与えられる刺激を逃そうとするが、彼がそれを阻む。
「ね、だめ……っ、これ以上、だめっ、……また……ッ」
「またって……はッ……今もイッてるんだろ?」
「あぁぁぁっ! イッてる、から……っ……もぅ、おねが……っあぁッ」
ローの声に絶頂へと駆け上がってから、小さく何度も達しているのだろうが、強い刺激を欲して腰を揺らす。
彼女の媚態に耐えられなくなったローが、最奥の、更に奥を目指すように腰を押し付ける。押し付ける力はそのままにその奥をノックするように叩けば、は体全体を痙攣させた。
「……ッ……んっ、あぁッ、あ、……っ!」
に覆いかぶさるように体を寄せると、無意識に逃げようとする体を腕で押さえこむ。
「出すぞ……ッ」
「んっ、い……からっ……おく、に……ッ、あぁあああっ!」
押し付けられたその先から、熱い液体を叩きつけられたのを感じて、が体を硬直させた。それは刹那のことで、ローの背中に回していた腕をぱたりと落として、ぐったりと体を預ける。彼はそれを見下ろしながら何度かの最奥を穿ち、達したあとの彼女の内側の収縮を感じながら、己の欲を出し切る。
腰を引いての中から雄を抜くと、双方の混じりあった液体があふれ出てくるのに気づき、ローが目を細めてにやりと口元を緩めた。
「も、なに笑ってるん、です……か」
はぁ、とが息をこぼす。そのあと、ごほごほと咳き込んでしまう。
ローは体を起こすと、机の上に置いてあった瓶の蓋をあけ中の液体を口に含むと、へ口移しで流し込む。
「ん、……ん」
もう一度同じようにして飲ますと、そっと唇を外した。
「大丈夫か」
「これ、水じゃない……」
「手元にコレしかないしな、また後で持ってきてやる」
ローが飲ませたのは水ではなく、の好きな酒だ。
「もうちょっと……ください」
酒で喉を潤すことはできないだろうが、ないよりはマシだろうとローは求められる通りに、先ほどと同じ方法で液体を流し込む。触れた舌先で戯れるように絡ませれば、は嫌がらずに受け止める。
「さすがにヤりすぎた」
動くことができないの体を簡易的にだが綺麗にすると、裸のままだと恥ずかしいと今更のことを言い出したために、ローは自分のシャツを彼女に被せてベッドへ移す。
「まだ6日あるからな、ここまでヤるつもりはなかったんだが……」
――え? まさかずっとセックスするつもりだったなんてことは……考えてませんよね?
は血の気が引く。この勢いで抱かれ続ければ、体中が悲鳴をあげるのは間違いない。
「さすがに、ずっとはヤらねぇよ。どれだけ鬼畜だと思ってンだ、おまえは」
じろりと見降ろされれば、は明後日の方を向くしかない。
――オレの胸中、読まれてるのが怖い……。
「それに……悪かったな、ヤってる最中に嫌だとは言えなかっただろ」
少しバツが悪そうに視線を外したローに、は疑問を浮かべる。何について言っているのか、見当がつかない。
「ん? ……あ、……えーっと…………だ、大丈夫。危険日じゃ、ないし。……それに……」
きちんと言葉にしないローの行動を反芻して、気付く。中に出してしまったことを言っているのだろう、と。
「ローが嫌じゃなかったら、いい、よ?」
「子供が出来ても、か?」
「……ん」
こくり、とが頷く。
独占欲が優先しのことを考える余裕がなくなっていて、そのことにローが気付いたのは行為が終わったあとだった。
「少し、寝ていい?」
「あぁ」
「ローも」
「俺もか?」
仕方ねぇな、とローはの髪をくしゃりと撫でると、上半身は裸のまま下にいつものジーンズを穿いて彼女の隣に滑り込む。
の額がこつりと胸にあたる。
「?」
「ローが隣にいたら、どこでも眠れるよう、に……なる……か、も」
彼女の声が途切れて、すぐに寝息が聞こえる。
――この状況で我慢させるとか……どっちが鬼畜だ。
ローは喉の奥で笑うと、瞼を閉じた。
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as far as I know様 (お題配布サイト様) |
今回はとても時間がかかりました。執筆はじめてから一か月ぐらいでしょうか……。がっつりエロいのが書きたかったのですが、技量が伴いませんでした。 |