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さかしょうの
ショートショートストーリー

以下、続々と続きます!!
ショートショート一覧
「ありうべからざる世界」 この世のものとは思えない、ショートショートです。
「愛の世界」 彼女とのかけがえのない世界を綴っています。
「墓参り」 この世とあの世を結ぶ入り口!?がお墓です。














「ありうべからざる世界」

 目の前の男が僕のほうに向くと、ぽつりと言った。
 「あのよ〜」
        (終わり)




「愛の世界」

 僕のかけがえのない恋人。名前を「愛」という。でもこれがオチではない。
 ある時、僕は彼女と一緒に福岡ドームに出かけた。現在ダイエーは熾烈な首位争いをしており、今日勝てば優勝という大事な一戦である。当然観客もかなり多かった。超満員である。
 福岡ドームに来る途中で、二人で話していたのが、「もし今日優勝が決まったらみんなでビールかけしようね」というものだった。
 試合は結局、ホークスが見事なサヨナラ勝ちで優勝した。しかし、二人でビールかけすることはなかった。
 なぜなら、試合途中で盛り上がった観客が持っていたビールが彼女にかかって、彼女はめちゃくちゃ腹を立て、試合途中であるにもかかわらず、帰ってしまったのだった。
 なんともかけがいのない・・・。
        (終わり)




「墓参り」

 お彼岸である今日は、妻と一緒にお墓参りすることになっている。時間はまだ朝の7時。昨晩飲み過ぎたせいか体がだるく、もう一眠りしたいところだ。
 しかしさっきから妻が早く行こうと催促している。
 「うるさいな〜!墓参りだったらぼちぼち行こうよ!!」
        (終わり)




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