こんばんわ!!○県の○といいます。
HP、興味深く拝見しました。

わたしのセミナーの体験をお話しようと思いましてメールしました。
見ていただけたら幸いです。

私は今から○年ほど前にBe Youに参加していた一人です。
Be Youも例に漏れず他のセミナーと同じ内容の実習を行なっていました。
よって、実習内容を云々いってもご存知の事と思いますので実習内容自体ではなく私が第三段階のセミナー(Be Youではリアライゼーションコース)に居た3ヶ月にあった出来事をお話します。

私がリアライゼーションコース(以下リアライ)に参加したのは平成○年○月の事でした。
Be Youセミナー○センター○期で○RCと呼ばれていました。
トランスフォーメーションコース(第二段階・以下トランス)での勢いが覚めやらぬよう、リアライ参加を決意したみんなでTELで励まし合いながら○月までテンションを保っていました。

リアライは4回のセミナーと2回のミーティングそれとグループのミーティングで成り立っています。
まず、第一回目のセミナーで自分の目標人数を決定します。
参加者には明らかに勧誘であると言う事をカモフラージュするために、体験を分かち合いたい人数を決める、と伝えられます。
だれしもが勧誘であると言う事はわかっていますが、今から自分がやろうと言う事を正当化するためにも勧誘を分かち合い人数と理解するように勤めました。
土日のセミナーがおわり、勧誘がスタートしました。
日曜日の夜、私は高校時代の友達を誘って食事をし、セミナーの話をしました。
 「面白そうだけど、金もかかるし、すぐには返事できないなぁ・・」
 「じゃ、もしそのつもりになったら連絡ちょうだいね!!」
その日はあっさりと身を引いて普段どおりの他愛の無い話に終始しました。
家に帰ると既にPM11:00 いつものようにTVをつけました。
TELが鳴ります。
 「何してんの??」 Aシスタントの声です。
 「ん??TV見てた。」
セミナールームから出てしまっても気にしてくれてるんだなぁ・・と感じました。
 「今日、友達に会ったんでしょ??どうだった??」
 「ん??今、金ないってさ。」
 「で??どうすんの??」
 「で??って・・それだけ・・」
 「じゃ、なんでそんなに呑気にTVみとんの??あんた馬鹿なんじゃない??」
いきなり罵倒され返す言葉も見つかりませんでした。
 「あんた、セミナールーム出るときなんて行ってでてったの??死ぬ気でやるって言って出てったんじゃないの??」
 「ん??そうなんだけど・・もう11時まわってるしさぁ・・」
 「あんたの死ぬ気って11時までのもんなの??今ごろみんな真剣だよ。あんたぐらいのもんだわ、今頃TVみとんの。」
 「ごめんなさい・・」
 「あやまりゃ良いってもんじゃないの。今からエンロールいきゃぁ。」
追い立てられるように服を着て家を飛び出していきました。
しかし・・あても無く、こんな時間に遊びに行っても色よい顔をする友達も居る筈もなく。

結局、帰宅3:00

1回目のセミナーの3日後に全体ミーティングがありました。
コーディネーターが司会を務めます。
 「みなさん。この3日間どんな事がありましたか??色々な変化があったんじゃないかなと思います。」
穏やかに進行していきまいた。と、突然
 「○○君(私)ちょっと前にきて」呼ばれて前に出ました。
 「あんた、自分のやった事みんなにシェアしやぁ。あんた、TV呑気に見とったんだって??」
絶句・・ここまでするとは思いもしませんでした。
何人かが手を挙げてシェアしたいと告げました。
 「私はこの3日間、それこそ寝る時間も惜しんでエンロールしました。怠け者と一緒にしてほしくないです。」
 「私は成果を作りましたが、そんな人が居るとは思いませんでした。ひどいです。」
フィードバックに名を借りた誹謗中傷でした。
私はみんなに詫びて席に戻りました。
もう、とにかくやるしかありません。そうでないとトランス以来の仲間と一緒に居る事ができなくなります。

2回目のセミナー当日途中リタイアが数人居ました。もう既に負け犬扱いです。
理由の如何にしろ途中リタイアは全員の記憶から抹殺されます。
誰もリタイアした者の事は語ろうとしません。
 「途中リタイアだけは出来ない。」そう感じた瞬間でした。

2回目と3回目のセミナーの間に僕の生活に異変が起きてきました。
と言うよりはなるべくしてなった結果なのですが・・
だれにTELをしてもまともに話をしてくれる人が居なくなってしまいました。
一方的にTELを切られる事が日常茶飯事となり、訪ねていっても家に入れてもらえません。
アシスタントに事の顛末を告げると
 「そんなのほっときなさい。聞かない奴等は自分の可能性を自ら捨てちゃったんだから、相手にしなきゃいい。他の人に話すれば良い。そんな奴等、友達の縁きっちゃえ!!」
そう言われて戸惑ってしまいました。しかし、既に洗脳状態にある私にとってその言葉に従う以外道はありません。もう、友達を友達と思えない状態になってきていました。
今までの関係を絶ちきる決意をしました。
このようなセミナーを受講した人は少なからずこのような思いをしたのではないかとおもいます。

リアライも佳境にはいり、残すところあと1ヶ月を切りました。依然として、目標には達していません。
話が出来る人にはもう、話し尽くしてしまいました。
不毛なエンロールを終えて帰宅したのはAM 1:00をまわっていました。
もう・・疲れた・・寝よう・・と思った矢先の出来事でした。
1本のTEL・・
 「もしもし」
 「ねぇ、あんた成果でたの??」
 「出てません。」
 「じゃ、なんで家におるの??」
 「もう、話に行くところなんかあらへんよ。」
 「また、諦めとる。あんたの悪い癖だわ!」
 「でも考えてみろや。何時だとおもっとるだて!!」
 「今の時間でも動いとる子は動いとるがね」
 「明日、仕事早いんだて!もう寝るでね!!」
一方的にTELを切りました。
5分後にTEL・・アシスタントからでした。
 「あんた・・なにふてくされとんの??」
 「まぁ、いいがや。今日は寝かせてもらうでね。」
5分後また違うアシスタント・・
 「がんばろうよぉ・・あと1ヶ月だがね・・」
延々1時間・・五分おきにTEL・・ たまらずTELのコードをひきぬいて眠りに就きました。
AM4:00・・・ドアを叩く音。開けてみると外にはアシスタントがいました。
 「やっぱり・・居留守やったんやなぁ・・そうだろうと思ったんだわ・・」
大声を出す訳にもいかず、とりあえず部屋に通しました。
 「もう、やめる。」
 「どうして??ここまで頑張ったのに・・」
 「なんでここまでするん??人権なんてあらへんやん。」
 「たった3ヶ月くらいなに??死ぬ気でやるんじゃなかったの??」
 「死ぬ気じゃなくて、死んでまうって・・」
 「まぁ、今日は遅いで、もう寝ても良いけど、明日からまたやりゃぁよ。」
 「何聞いとるんだて、もうやめるって言ったがや。」
 「何言っとるの??やるって言うまで帰らへんよ。」
押し問答は6:00まで続きました。やっとの思いで帰ってもらいました。
しかし、これからも続けるという事を約束させられましたが・・
この日以来、真夜中のTELが恐ろしくなり、毛布を車に積んで、近くの駐車場で眠る日が続きました。
しかし、そんな事、永くは持ちません。からだの調子も悪くなりそうです。
私は最後の手段に出ました。一番仲のよかった友達に頼み込みました。
 「たのむ!名前だけ貸してくれ。金はおれが払っとくから。セミナーにも行かなくって良いから。ここに名前かいて。そうじゃないと俺家で眠る事ができない・・。」
そして、私は目標を達成しました。
その後、僕は途中で止める事もなくエンロールするわけでもなく毎日を過ごしていました。
しかし、相変わらず毎日TELは掛かってきます。
 「あんたのグループの○○ちゃん、まだ成果でてないんだよ・あんた、かわりに成果だしてきてよ。」
そんなTELを避けるように毎日10:00から1:00くらいまでは名前を貸してくれた友達の家に非難するように逃げていました。
まえの様に狂気じみたTELはかかってこなくなりました。
未達成の仲間の家には依然として魔の追い込みは続いていたようです。
最後の1週間、達成者に対してはヒーリングの時期に入るようです。
未達成者にたいしては鬼のように追い込む反面、達成している私たちにはセミナー終了後のパーティ企画など、楽しい時間をあたえます。
なぜか・・それは次期セミナーのアシスタントをさせるために楽しい記憶を作らせるための方法なんだろうと私は思います。
上にも下にも置かないくらいの過保護なまでの待遇です。
確かに達成者は未達成の者に比べれば、質の良いアシスタントになる可能性がありますからね・・

そして、最終セミナー。 全員に対するヒーリングが行われました。
達成者も未達成者も長丁場をリタイアせずに終えた事に対して承認して勧誘ロボットの任務を終えます。
すべての実習が終わりました。
しかし、ここでまたセミナーに引き止めるもう一つの企画がまっていました。
トレーナー氏曰く・・  「皆さんは今日でこのセミナールームを出て行きます。でも、私は皆さんがまたここに帰ってくると信じています。なぜか・・・それは、皆さんにアシスタントの資格が与えられたからです。」
アシスタントが全員前に並び、この3ヶ月の思い出や良かった感想をシェアしました。
感極まった連中が立ち上がり、「○月のリアライのアシスタントやるぞ!!」など、宣言します。宣言があるたびに大きな歓声があがります。ルーム内はまさに興奮状態です。

ひとおおりのシェア・宣言が終わると全員が輪になって目をつぶります。
ルーム内が暗くなり、音楽が流れます。 トレーナー氏の声が聞こえます。
 「あなたがたは、この3ヶ月・・何を感じていましたか?? 恐れや不安・・そういった物に心を痛めた・・そういう事もありましたね・・でも、今・・あなたがたは自分の・・今までの厚い殻をやぶり・・今、大きくはばたいています。
あなたが体験したこの数ヶ月・・そしておおくの仲間たち・・あなたがたは、ほんとに多くの物を手に入れました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・卒業・・ほんとにおめでとう!!」

これで、僕の永かった、Be Youの時間が終わりました・・。

まだ、話し足りない事柄もいくつかあります・・
それほど、強烈で苦い体験でもありました。



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