どうも、始めまして。
自分は札幌の大学4年目3年です。
名前はこの場では一応匿名にさせていただきます。
いきなりですが、本題に入ります。

自分は***のとき、メディオスのベーシックセミナーにいきました。
その時のことを、お知らせしたく思います。
ただ、古い話なので、多少記憶はあいまいです。
また、内容もさきさんも知っていることがほとんどかと思います。
たいして役に立たないと思いますが、読んでいただければ幸いに思います。

○○年■月下旬
 僕が札幌の地下街(オーロラタウン入り口近辺)を独りで歩いている時でした。いきなり、一人の女の子に声をかけられました。その時の会話のやり取りは忘れてしまったのですが、その場は、お互いの名前と電話番号を交換し、翌日、会う約束をしました。
 翌日、僕らは待ち合わせをし、地下街のマックで話をしました。最初は、互いの身の上話をしていたのですが、そのうち、以下のような話につながりました。

彼女(以下M.M):「ねえ、N君(僕)最近自分に疑問を感じることってない?」
僕 :「疑問?」
M.M :「自分の限界とか心の悩みとか」
僕 :「・・・確かに、いろいろあるよ・・・」
   (注:このころ。僕は学校での対人関係がうまくいかず、精神的に参ってた)
M.M :「私もあったんだ、いろいろと・・・(彼女の身の上話が続く)・・・でもね私、変わることできたんだよね。セミナーで」
僕 :「セミナー?」
M.M :「うん、セミナー。メディオスっていうんだけど、そこにいくとね、本当の自分が見つけられるんだー」
僕 :「ほんとの自分?」
M.M :「そう。今の人たちって、ほんとの自分の心の周りにいろいろなものがこびりついていて、本当の自分が出せなくなっているの」
僕 :「ふーん。で、そのセミナーってどんなことしてんの?」
M.M :「それはね、セミナーに実際にこなきゃ、おしえられないんだ。そうだ、そのメディオスの札幌の責任者が近くにきてるんだよね」
僕 :「責任者?」
M.M :「そう。Bさんっていうんだけど、その人すごい人なんだー。(この後、B氏がいかにすごい人かという話が続く)。ねぇ、会ってみてよ。すごい人だからさ」
僕 :「ふーん」
M.M :「そしたら、行こう」

ここで、僕らはマックを出て、僕はそのB氏が待ってる場所に連れて行かれ、彼と対面しました。
その後、僕はB氏と二人で喫茶店に入り、話をしました。
そこでの会話もほとんど記憶にないのですが、B氏の波瀾万丈(?)な身の上話、セミナーがいかがわしいものでなくアメリカで開発され、多くの実績を上げているという話を聞かされたのは覚えています。

そして・・・
B氏:「そうだ、N君も一度、ゲストセミナーにきてみないか?」
僕 :「ゲストセミナーですか?」
B氏:「ベーシックの前に、一度セミナーを体験してもらおうということで、ただでやっているから」
僕 :「でも、それに出たら、そのベーシックのほうにもでなきゃならないんじゃないですか?」
B氏:「そんなことはないよ。ベーシックに行くかどうかはN君が自分で選ぶことだから、強制や無理な勧誘はしないよ」
こうして、僕は、数日後のゲストセミナーへ行くことになりました。

ゲストセミナーの内容の具体的なことは、覚えてないです。
ガラスコップとガラス板に閉じ込められたのみの話、点のパズル、ダイアードを行ったことは覚えてますが・・・。

ここで、少し補足。
当時、メディオス関係者の集合場所は札幌の4丁目プラザの地下入り口近辺でした。そこに行けば常にメディオス関係者がいたことを覚えてます。(今は違うらしいですけど)
M.MとBに関してですが、M.Mに関しては名前は伏せておきます(一応)。ただし、B氏に関しては、当時の札幌メディオスの責任者ということで実名を書きます。
B氏は△と名乗り、九州出身と言っておりました。また、当時の札幌メディオス関係者は、みんな、△氏を尊敬し心酔してるようでした。
(SAKI追記:氏名はプロバイダ側から禁止されたので省略します)

○×年□月上旬
結局、ゲストセミナーで勧誘攻めに負けて、ベーシックセミナーに行くことになってしまいました。

ベーシックセミナー
4日間(木金土日) 9:00〜21:00
参加人数○人 費用5万円
参加者内訳・場所
(SAKI追記:この部分を載せると身元がばれる可能性があるので省略しました)

僕のような学生にはいくらバイトしてても5万円は大金でした。
しかし、セミナー側が言うには、「自分がやろうと思えば、5万円用意して、一括で払えるはずだ。分割なんかにしようと思うのは、君の気持ち(やる気)が足りないからであり、そんなことではセミナーやっても効果はないよ」ということでした。結局僕を含めた数名は、サラ金(武富士)に行くはめになりました。

さて、4日間のセミナーに参加したわけですが、本当にこまかいとこまでは覚えてないです。そこで、覚えてる分だけ書いていきます。

・(最初に)「これから3分間時間をあげます、すきなことしてください」

・ダイアード
 ペアになって、お互いの印象(良いとこ悪いとこかまわず)を正直にぶつけ合う。
 各実習のフィードバック。
 「欲しいものは何ですか」。

・移動の実習
 部屋の端から端まで移動するのにはどういう手段があるか。
 (歩く、走る、スキップ、3段跳び、ほふく前進etc)

・赤黒ゲーム

・胎内回帰
 部屋を暗くし、全員目を閉じて座る。そこで、今までにいろんな人(特に親)に対して抱いていったさまざまな感情を思い出していきながら、徐々に母親の胎内にまで帰って行く。(部屋には大音響で音楽がかかっていた)

・死亡実習
 全員アイマスクをつけて、部屋の明かりを落とし、ドアを閉める。
トレーナー:「あなたがたは、みんな洞窟に閉じ込められました。これから○分後、ここの酸素がなくなり、あなたがたは全員窒息死します」
「5・4・3・2・1・・・・はい、あなたがたは死にました」
 その後、明かりを落とした部屋で、音楽が流れる中全員で死ぬ瞬間何を思ったかをフィードバック。
※このとき僕は「冗談じゃない。こんなとこで死んでたまるか。みんな何とか脱出しよう」と言って(めちゃ恥ずかしい台詞だな)、何人かは出口を探そうとしました。その時・・・
トレーナー:「脱出方法などありません。あなたがたはここで必ず死ぬのです」

・選択の実習
 みんな(トレーナー、セミナー卒業者多数含む)で二重の輪を作り、指で1〜4を選ぶ。

・グラデュエーション
 アイマスクをはずすと目の前に紹介者が立っている。
 この実習の2時間ほど前に紹介者にあてた手紙を書いた。
 グラデュエーションのときも選択の実習を行った(もちろんみんな4を出す)。
 そして、最後にみんなで「ダイアモンド」の大合唱。(これに関しては以下の記述参照)
とりあえず、覚えてるだけでもこれだけ実習を行いました。ほかにもやったのでしょうが、覚えてないです。セミナーにおいては、全員「セミナーネーム」を作り、セミナー中はそれだお互いを呼び合い、ネームプレートを胸につけてました。

トレーナーの発言集
(遅刻者に対し)「なぜ、遅刻したのですか?」
遅刻者:「いや、寝坊して・・・」
トレーナー:「なるほど、で、なぜ遅刻したのですか?」(このやり取りが延々続く)
(最後に)「あなたは遅刻することを、自分で選んだのです」

「あなたがたの選択はすべて自分で決めたものです」(セミナーの決まり文句)
(僕に対して)「あなたは他人とまっすぐに向き合おうとしない。自分の気持ちや言葉をまっすぐに伝えようとしない」
(同上)「あなたは常に他人との間に壁をつくって、他人を立ち入らせないし、そこから出てこようとしない」

「あなたがたの心はダイヤモンドです。でも、今までの人生の中でダイヤの周りに石ころがこびりついています」
「石ころを壊すことで、あなたのダイヤは輝きを取り戻します」
(プリンセスプリンセスの「ダイヤモンド」を流して)「彼女たちもセミナーを受けました。そして、自分達のダイヤを取り戻し、この歌を作りました。」
「この曲(ダイアモンド)はセミナーのテーマソングです。さあ、みんなで歌いましょう」

(SAKI追記:プリプリの「ダイアモンド」についてはメディオスが元ではないのが確認されています。彼女たちが「赤坂小町」というバンドの時にライフダイナミックスでセミナーを受けた時に観念のカラでダイアモンドの原石の話をしたのがきっかけです。メディオスはライフから分裂した団体なんですが、勝手に自分たちがやったと言っているんですね。)

(最後に)「このセミナーの内容は他人には話さないでください」

これが僕の体験したメディオスのベーシックセミナーの内容(覚えてる分のみ)です。
このセミナーの参加者のうち、3人は明らかに性格(人格)が変化してました。僕はそんなに変化なかったのですが、それでも、セミナー後しばらくは、一種の躁状態になってました。

ベーシックの数日後、インタビューが行われ、トレーナーの1人と喫茶店で話をしました。
最初の話では次の段階(アドバンスセミナー)の勧誘はしないという話でした。しかし、セミナーの効果、感想などを話しているうちに、話が勧誘に発展しました。
僕が「勧誘はしないはずじゃないか」と聞くと、「あなたはまだ、ダイヤから石が取れただけ。アドバンスでそのダイヤを磨く必要がある。そうしないと、また、石がこびりついてくるよ」という回答が戻ってきました。僕は拒否しつづけたのですが、いっしょにベーシックを受けたうちの2人はアドバンスに行ったそうです。

その後も、勧誘を拒否しつづけていました。そんな中、親にサラ金から金を借りたこと、そして、セミナーに行ってたことがばれ、半月程、バイト以外の外出(学校は春休みになっていた)が禁止され、M.Mとの連絡も絶ちました。

当時のセミナー関係者(参加者もふくむ)が、どうなったかはまったくわかりません。
また、それから半年ぐらいはトレーナーや幹部クラスの人たちを、大通り近辺で目撃してましたがそのうち見なくなりました。
現在、札幌のメディオスはどうなっているのか、まったくわかんないです。

そして、僕はあの後しばらくの間、極度の人間不信に陥りました。(だまされた自分が悪いんですけど)。いまは、何とか人間不信を克服し、また、メディオスのことも単なる記憶の一部、失敗体験として自分の中で処理しています。

さきさんのHPで、また、札幌でメディオスが活動してるらしいと言う話を知りました。
もし、僕が何か情報を得ることがあったら、お伝えします。

乱文で読みにくいでしょうが、ご容赦ください。
では、失礼します。

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