はじめましてsakiさん。私は札幌で勧誘され、ゲストイベント・ベーシックセミナー・アドバンスセミナー・GBといういわばフルコースの体験をしました。この時に私が体験した事を話したかったので、メールを送ります。

私が紹介者に勧誘されたのは、○年の○月でした。初めは『ナンパかー』くらいにしか思わなくて。その後のセミナーに参加するまでの経緯は、ほかの方とほぼ同じです。勧誘の仕方は全然怪しく感じられないくらい自然なものでした。後で知った事
ですが、私の紹介者は札幌メディオスでも一目置かれている、とても偉い人でした。
だから勧誘の仕方もプロ。勧誘してセミナーに参加させたのは30人以上、勧誘だけならその10倍以上、道で声をかけるだけなら一日で10人くらいだといっていました。

私が参加してメディオスに払った金額は、合計で25万5千円。それはベーシックで7万5千円・アドバンスで15万円。そしてその一段階上のGBという3ヶ月間に3万円。

GBとは‘Giving Branch’の略で、‘与える枝’という意味です。これは平たく言えば‘皆がこの幸せを自分でつかめる人になれるように手助けをしよう’という事で、つまりは勧誘する事を目的としたものです。
ここでは誰かをセミナーに参加させた人ががんばっている人で、それ以外は怠けているという事になります。この段階までくると、やめたくてもやめられません。「やめる」というと『負け犬だ』『また逃げるのか』『弱いよね』『卑怯だよ』など言われ、参加する前より自分はだめなんだと思ってしまうほどの扱いを受けます。実際私と同期でセミナーに参加した人に、人を信じられなくなってやめた人もいました。

実はGBの上もあって、GBセミナー(3万円)を受けてからじゃないといけません。それはGBの3ヶ月が終わった後にあり、私がいたころはSM(多分Saport Menber)と言われていました。そしてその上には、‘セミナーを受講させた人数’がある数字まで達していないといけません。
自分がセミナーを受講させた人をメディオス用語で‘子供’といいます。自分の子供の子供は当然‘孫’で、紹介者は‘親’。そうやってみんな連帯感を生み、メディオス以外の人はだめだ、という事になっているのです。

私はセミナーに参加して、得たものより失ったものの方が多かった。自分自信を信じられなくなって、人間不信にもなった。初対面の人と話すことが怖くなった、もしかするとメディオスの人なんじゃないかって。そして、大切な友達にひどいことを言っ
て傷つけ、そして信頼を築くどころか友達ですら無くなってしまった。メディオスでは‘大事な事は本当の事を言える勇気だ’としています。それにしたがって人の欠点を指摘してその人を傷つけてしまった事が、一番心に残っています。後悔ばかり。
ずーっと長い間かけて作り、そうやって作れるものが友達であり、信頼で、自分を好きになれる人だとやっと思います。私が勧誘されたときはちょうど彼氏と別れた時で何かにしがみつきたくて、ちょうどそこにメディオスがあったのです。今でも忘れら
れません、あの時期の最低の事をしていた自分を。冷静になって考えてみれば、私のことを考えてくれる大切な人は、彼だけじゃなかったし、メディオスでもなかった。
メディオスに参加して約一年が経とうとしているけど、お金の返済はまだ終わっていません。利子もあるし、GB期間中にかかった経費も合わせて30万以上使いました。借金はあと5万くらい。つらいけど自分で選んだ事だから、今後の人生の教訓に
しています。

今もきっとメディオスは活動しています。一週間(大体水曜日・日曜日の二日)に札幌の施設を借りて。私がいたころと変わっていなければ、<かでる2・7><ホテルサンルート>などだと思います。

<メディオスの被害に遭わないために>
@ 自分に自信の無い人を狙います。目的や、やりたい事など自分を誇れるものがある人には勧誘しにくいです。
A 絶対にゲストイベントに行かないこと。トレーナーと呼ばれる偉い人がいてその人にかかったら逃れられません。さすがに誘導するのは上手!
B 宗教の人や、amway(アムウェイ)などの人は勧誘してはだめ、という決まりがあります。『ヤバイ』と思ったらさりげなく「うちの親がamwayで働いていて…」というように話すといいかも。

長々と書いてごめんなさい。ずっとこの話しを誰かにしたかったんだけど、言えなくて。さっぱりしました。



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