11月の初めにあった出来事

 率直にいいますと、またセミナー関係者に拉致されたのです。今回は前以上に卑劣な手法で。あまりにもショックでインターネットにも入らないくらいだったのですが、何とか落ち着いてきましたのでいろいろ書こうかと思います。
 事の初めは10月の初め、とある方(以下A氏)からメールで「セミナーに疑問が出てきたので詳しい内容を教えて欲しい」ということ。何回かメール交換していくうちに実際にA氏本人に会っていろいろ話をしました。主な内容は「どうやったらセミナーから抜ける事ができるのか」というものでした。この分野は私の得意分野ではないのでできる限り協力すると約束して、私の自宅の連絡先をA氏に教えました。
 あれからA氏から全く連絡がありませんでした。私としては「抜けられたんだな」と解釈して落ち着いていた矢先に事件がおきたのです。私の自宅の前に男2人「○さん(私の本名)ですか?」「そうですが、何か?」と言った途端羽交い締めにあい、ワゴン車につれて行かれました。その車の中に女性が1人とAさんがいました。
 最初はAさんが抜ける事でトラブルが生じて私の名前を白状させられたのかと思ったのですが、実はAさんもグルで私を拉致してこのホームページを消滅させるというのが目的だったようです。A氏の最初のメールから私の連絡先を聞き出すことが目的だと後で聞き出しました。ただがホームページと普通の人は思いでしょうが、セミナー関係者というのは感情に激しい人が多く、「思ったことは即実行」と後々のことを考えずに行動するという危険な行為をするのです。
 とりあえず車の中なので下手な行動を起こすと殺されると思い、とりあえずは大人しくしていましたが、私はいざというときに備えて録音可能のウォークマンを持っているのでとりあえず目をそらした隙に録音状態にしておこうとゴソゴソしてました。
 一応車の窓はスモークしていなかったのでどこに行ったかはわかりました。とりあえず練馬区内のとあるファミレスといっておきましょう。「ここなら脱出しても最寄り駅はわかる」と判断してとりあえず言うことは聞こうとは思いました。唯一の救いはセミナーの事務所ではなかったということでした。私を含めて5人がファミレスに入り、私はとりあえずトイレへ。トイレの中ではウォークマンを録音状態にしてこれからの内容を記録し、いざというの時に携帯電話をポケットの中に入れて、いつでも警察を呼べるようにしておきました。
 私が座った場所は、はずれの窓際。逃げ出さないようにという事でしょうが、私が騒げば場所が場所だけにいつでも脱出できるのに?と思っていたのですが、やはりセミナー関係者はその場のことしか考えていないなと感じてました。ここからは録音より抜粋です。(誰だかわからないので声で性別判断)

私:まず私を拉致した目的を教えろ。
男:そんなこと言わなくてもわかることだろ。
私:わからねーな。
男:(ガタッ)テメーが載せてるインターネットのあれだよ。あんなもの載せていいとおもっているのか?
私:何でだよ。私ゃセミナーには参加してねーんだから関係ないだろうが。
男:だったらお前にセミナーの内容を教えた奴を教えろ。セミナーのルール違反だろう。
私:(ここで私が載せてるルポがこの拉致したセミナーと同一と確信した)断る。プライバシーの問題だ。
男:ルールを破ったんだからこっちが知るのは当然だ。
私:ほぅー、ルールは破ってないぞ。では聞くけどセミナーのルールってのは・・・・・・・・・・・(この内容は私がセミナーを打破するための企業秘密なのでご了承ください)
男:(少し沈黙があり)そんなことは関係ない。
私:どこが関係ないんだ。矛盾しているだろ。その矛盾についてどう考えているんだ。
  ・・・・この後言い争いになる。
私:別に騒いでもいいんだぞ。私が騒げばここの店員が警察に電話するだろうな。そうなったら困るのはお前らだぞ。「私はここにいる人に拉致されてます」ってな。(回りの視線が集中していたのを記憶してます)
男:わかった。わかったから静かにしてくれ。
私:わかりゃいいんだよ。とりあえずさっきのルールに矛盾している点を説明してくれよ。それができないのなら私のホームページに難癖つけるな。
  ・・・・しばらく雑談。私は当然無視状態
私:ところでよ、私のホームページに難癖つけた奴ってだれだよ。
男:俺だよ。
私:じゃあ、最初に私に相談する役はどうしてAに頼んだんだ?
男:俺がAに頼んだんだ。
私:ふーん、自分でやらずにAにやらせたんだ。いやな部分は格下のAにさせて自分は傷を付けないのか。いい身分だな。Aさんよ、あんた、こいつらに利用されたんだぜ。悔しくないのかよ。
A:いいんだ。自分がやりたかったし、自分で・・・・・(以下聞こえず)
私:こいつが人に頼んだ時点でおかしいとは思わなかったのか。
A:・・・・(沈黙)
男:そんな事関係ないだろ。
私:あんたには聞いてない。黙ってろ

ここから先はテープが悪いせいもあり内容が把握できなかったのですが、私は相手の話など全然聞かずに無視し続けていたと思います。

結局1時間くらいして解放。拉致というショックよりも騙されたという悔しさだけ残った内容でした。この日から勧誘阻止に直接会ったり、相談にのりたいなどで会うことがとても嫌になってしまいました。ホームページの閉鎖も考えました。
でも困っている人をほっとく訳にはいかない。苦しんでいる人もいると思い、引き続き公開していくことにしました。
結局警察に通報はやりませんでした。後が面倒だし。