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最終更新日11/02/01

コラム

コラム306

人格

 昔、赤ちゃんは何も無い真っ白な状態で生まれて来るが、赤ちゃんの家族や回りの環境によって影響を受けてその人の人格が構成されると聞いた記憶があります。

そうすると生まれたばかりの赤ん坊は肉体的なものは親からの遺伝子で引き継がれるが、性格や人格的な事は真っ白な状態で生まれる・・・・。

子供がよく親に似ていると言うのは身近に親からの影響で環境やしつけ等で自ずと親に似てしまうからと言う様な話を聞いて、私は「ふ〜ん」と思ったことがあるのですが。

この話を踏まえて実際の子供を見ていると感じた事があります。

例えば双子で生まれてきて二人の性格が同じかと言うと、結構違うものだし兄弟で姿が似ていても性格はまったく違う人も多く、同じ親や環境で育ったのならウリ二つとは言わなくても似ていてもいいのに性格が似ない人が結構いる場合があります。

私個人が思うに、赤ん坊は生まれた時にすでに人格の基礎を持って生まれてきているような気がします。

人間は私を含めて幼い頃の自分自身の記憶が残っていないので言い切れませんが、
初めから持っている人格に環境や親によって影響を受けて変わることがあっても真っ白な無垢の状態で生まれて来てから人格を書き込んでいるのでは無いような気がします。

子供を育てている人や子供に触れ合う事がある人ならば子供は小さいながらも一つの個であり一つの人格を構成しています。

それが幼児や乳児の時点で個がある事から、ある程度、生まれてくる間に性格的なものを多少なり構成して生まれてきているような気がします・・・。

子供しつけでよく聞いた「三つ子の魂百までも」と言いますがこれはしつけであって人格や性格とは違うと思っています。

私は違うコラムで性格は変えられないが人の接し方や考え方は変わる事が出来ると話した事があり、赤ん坊についても同じ事なのかもしれません・・・。
性格が同じでも人の接し方がおしゃべりと無口で全然人は違う人だと思ってしまいます。

もし、赤ん坊が知識や周りから教えられる事で性格や人格が出来るのではなくて、性格を初めから持って生まれてくるとすると何となく不思議な気もしますけどね。

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