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コラム315
原発と放射能 |
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私は福島県に住んでいるので太平洋沿いに第一原発と第二原発の二つがあるのは知っていましたが、震災後に初めて第一原発の敷地内に6個の原子炉がある事を初めて知りました。
今まで原発が近くにあっても、これが爆発するとは夢にも思わなかったし原発が近くに存在しても原子炉の数すら知らないで過ごしていました。(どこか他人事・・・・) その為、無知である事から原発が爆発する事を「メルトダウン」だと思っていましたので、原子炉が爆発しないで燃料が融解したことを「メルトダウン」と呼んでいるのであり、建物が爆発しただけでは違う事を知りませんでしたし、今回の第一原発の事故はメルトダウンではなく「メルトスルー」(炉心が解け落ちた)なんて言葉を聞く事になるとは思いもしませんでした・・・・。
七月の読売新聞の記事にて「推定放出量で50億ベクレルの放射能が放出されている」と書かれた記事見ました。 第一原発からの放射能漏れがなくならない限り大気中の放射能は厳密にはなくならない。 そうすると今現在、周辺に住んでいる人は今までに降り積もった放射能だけに気をつけるだけでいいのかとは言えない筈です。
放射能と言えば震災直後は誰もが家を締め切って洗濯物を干したりしていませんでした。 恐らく放射能を正確に把握して「問題ない」と判断しているのではなく現状に慣れてしまい気にしなくなってきているようです(マヒしてきた?)。 それも原発からの距離によって気にしている人の差を感じます。 例えば原発の非難エリアの人がいわき市に来ると窓まで開けて普通に生活しているのを見ると私個人としては「影響ないのだろうか?」と思いますが、私が関東圏に行けば「放射能は大丈夫」と思っても関東圏の人は放射能を気にしながら公園などの土壌を気にしている、または更に遠くに避難している。 それぞれに今住んでいる場所で放射能の影響をそれぞれの立場で考えで気にしている。 所がホットスポットの存在により原発からの距離があまり関係なく、静岡県のお茶ですら放射能が検出されるとなると、ちょっと離れただけでは放射能の影響から完全に逃げることは出来ない。 放射能が広範囲に広がった事が目に見えない事で恐怖が増していると言えます(すでに飛んだ後に情報を発表されても遅いのですけどね)。
放射能は細胞の遺伝子を傷つけ、それにより細胞分裂時にガン化する事が問題ならば細胞分裂の多い子供や乳児でない大人は影響が少ないと思っていましたが、 恐らく安全を取るならば年間1mシーベルト以下と言うのが理想でしょうが福島県ではすでにその値をクリアする地域(中通り、浜通り)は殆どありません。 その為、政府が年間20mシーベルト以下と言う暫定的な規格値にしており、それ以下にするといわき市や福島市を避難エリアになれば数十万人が対象になる為、それを実施する事が困難であることからいわき市(33万人)などは避難対象エリアにしなかったと言う話を周りから聞いたりしています。 放射能が原因でガンになったと言う証明が今の科学では困難である為、今後、原発事故でさまざまな問題が起きるでしょうがどうなのかさっぱり先が見えません。 すでに私自身この異常な状態に慣れて来ていますし気にしなくなっていますが、子供などへの影響は未知数でしょうね。 とにかく、第一原発の外部への放射能流出がゼロにならないと何も始まらないと思いますが先が見えません。 |
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当たり前の風景で綺麗だと思っても、普通に見える景色の中に放射能があって、それを恐れながら生活している・・・・・普通に考えれば異常な事です。 |