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最終更新日12/11/26

コラム

コラム328

今の車

 暫く新車に興味を持たないで居ましたが、久々に新型車カタログを眺めていると車が走る事より電化製品化しているような気がしました。
あまりにも電装装備が増えていて、軽自動車ですら装備がすごい・・・・。

軽自動車がコンパクトカーより値段が高いのも頷ける。

エンジンや走行性能のページが減って装備紹介ばかり、車は走ることから快適性が目的に変わっているような気がします。

私の世代は免許取立ての頃、走るだけと言う車が売られていて、エアコンや集中ドアロック、パワーウインドウが装備されていれば高級と言えた時代です。
その為、キャブエンジン車に普通に乗っていたので寒い朝にエンジンをかけて始動出来て喜んでいました(エンジンかからないで苦労した為)。

それが今では車と言うより家電のような装備。
 電子制御が増えてハイブリット車など車の整備も機械屋ではなく電子屋になりつつあるようです。

その為、今の車は装備の快適で言えば十分合格ですが運転してもそれなりに加速するし、それなりに快適で室内も静か・・・だけど気分が高まるような高揚感は感じない。

単純に自分が歳を取ってしまっただけかもしれませんが運転を楽しいと思うような感覚が無いのです。

例えばハイブリット車に試乗したら信号待ちでエンジンがストップしてアクセルを踏んでもタイムラグが生じてからエンジンがかかって進み出す。 未だにアイドリングストップは慣れません・・・。

私が始めに覚えた車操作と今の車操作は大分違います。

その違和感が運転すると言うダイレクト感がなく感じて・・・車を操作させられているようにも感じます。

自分の知らない所で電子制御しているのが何となく違和感を感じる・・・私が知っている車が無くなってこのままだとガソリンエンジン車自体がなくなりそうです。

すでにキーレスの車が多くてキーでセルを回さない事にも違和感を感じたりしていますけど・・・・。
初めから今の車だけしか知らなければこんな事は感じないでしょうけど。

ガソリン車が電気車に変わったら完全に電化製品の1つでしょうね・・・。
ただし、快適装備が当たり前になっている自分も居ますので人間は便利な方向へ流されやすいともいえます(苦笑)。

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