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最終更新日13/08/18

コラム

コラム337

興味

 知り合いと会話をしていたら 地球の話が出ました、

一つ目は地球が丸いのに、何で立っていられるのか?
二つ目は地球が自転しているから足っていられる?

一つ目は、地球に重力が存在している事を知らない話、ボールの上に人形を乗せたら落ちるという発想なので根本が判らない気がします。
二つ目は、話をしているとバケツに水を入れて回すと遠心力で水が落ちない現象の延長で考えていたみたいです。

そもそも地球が丸いのは自分の質量が大きい為に潰れて丸くなったのであって低質量の小惑星は丸く無いし、重力も回転しているからではなく物質がもつ重力の影響に過ぎない筈(たしか・・・)

この会話でふと思ったのは、今回の話は私は天文学が好きなのでたまたま知っていただけであり、興味の無い人は勝手に解釈していた。

またはこの事に疑問に感じなかったと言うことです。

普段の生活の中で与えられた生活と情報をそのまま受入れているのでそれに興味を持ったり、不思議に思ったりしない・・・。

例えば、子供の頃、ロボットアニメを見て自分でもこんな話を作れたらいいなぁ・・・と思い話を考えたり、メカを書いたり、キャラクターを書いたり・・・結果形にならなくても何か自分で出来る事と思ってました。

自分でも「何かを作る、興味をもつ」という発想になる人は本当に少数のようです・・・。

私の場合、趣味でパソコンをしていてたまたま仕事でもパソコンのハードウェアに携わった時期があったのでハード構成やデジタル信号の回路からパソンの構造を多少なり理解して趣味のパソコンに生かしました。

又、車は自分で運転していく中で車に興味を持った事が車構造を理解し自分で部品交換などの作業を行なう事で車を理解し、自分で運転するだけじゃない楽しみを覚えました。

所がそう言う方向性に行く人は一握りで少数であり、与えられた情報以上の事を知ろうとする人は少ないようです。

例えば車でカギを回すとエンジンがかかる、じゃぁ〜何でカギを回すとエンジンがかかるか、まったく説明出来ない人が多い、車の運転が出来る人は沢山いるのに。

しかし、日常で生活する分にはこれらの知識を知らなくても生きていくのに困らない、でも車が壊れた、パソコンが壊れた時などの対処を迫られた時に行動の幅は広がらない。

人間が生きていて生活をする中ですべてのものに興味を持ってそれを理解していく事は難しい事ですが、与えられた情報にすら疑問を持たない、興味を持たない人が多いのは「何故なのだろう?」と思います。

私自身が興味を持つ分野もかなり偏っていますが・・・・子供の頃から何か形にしたいタイプの人に多く出会ってきました(特に音楽系)。なのでその人たちに感化され影響を受けて来ました。

しかし、他人に対して影響を与えるような「形」を作れたといえば疑問ですし、結果としては自己満足の世界だった気もします。

それでも自分らしさの形を追求しているのは今も変わりませんし、これからも続く気がします。ある意味趣味として続いているのかもしれません。

社会の流れを見ていると一個人の個性は社会と言う群生の中では存在すら見えなくなります。

個性が生きるような世の中ではないでしょうし、なので個性を生かすとなると中々難しく、群生として社会に流されている方が楽なのだろうと考えます。

これだけネットなどで情報が入手し易くなってはいますが、興味を持つ、理解する、と言う行為そのものをする人は限定されているのかもしれません。

未だに古くなってしまってビートでぶらっと走らせては楽しんでいる事自体、車に興味を持ち「趣味」として続けている事ですから、何かに興味を持ち続ける事は自己満足でも大切な気がします。

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