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コラム342
子育て |
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たまたま知人と会話をしていて気づいた事のなのですが、子供が親からの愛情を兄弟で二人いた場合、平等に愛情を貰っていないという話を聞きました。 これは兄弟がいた場合に兄と弟で親から平等に愛情を貰っては居ないということ。 一人っ子の場合は比較が無いのですが、二人以上の場合、一番目の子と同じ愛情を二番目はもらっていない。
私は兄弟が居ましたが同姓ではなかったので兄弟で比較されることがあまり無かった事が、経験的に良かったと思ってました。 そもそも自分の方が兄弟の中で一番優秀ならば気にしなかったのでしょうけど・・・(苦笑)。 躾や勉強などでも兄弟が居れば出来る方と出来ない方を比較してその違いを指摘するので、それに反発して出来るようになる子ならば良いですが、比較される事で意固地になったり、裏目に出る事もあり子供の性格による気がします。 実際にこの手の話を人から聞いていて思うのは、逆に親は自分の子供を平等に育てたと思っていて、不平等に育てた認識が無い場合があります。 親子ではなく他人同士の交流ならば共通点や親しさや恋愛などの様に、何かあれば切れてしまう関係と違い親子の場合は普通は切れませんので非常に難しい問題です・・・・。 結構、これらの差によって親の愛情が欠落した所為で人格に影響を与えたと思える人に何人にも会っていますが、それらの影響の1つに親によるものだと断定できます・・・愛情の欠落が自分の家庭を欲したり・・・人によって何か反動がある様な気もします、しかし本人はそれが親による影響だとはあまり自覚していない人も多いがします。 親によっては、親の言う事を聞く子が「良い子」で、言う事を聞かない子が「悪い子」になってしまうので愛情自体が感情で左右される気がします。 それが生殖と言う本能によるものなので子供を望む、望まない、に関係したりと面倒な事も多いのですが・・・。 おそらく親からの愛情が不平等だったり愛情に欠落した人は結果として自分が親になる過程や親になった時に、少なからず影響を与えており家庭環境による影響は当人が知らなくても大きい問題の気がします。 親自体が子供の頃、やはり親の育て方に影響を受けており、親から子へ引き継がれている様な気もします。
人としてりっぱに育ったとか言う基準も「基準」を何にするかで変わりますし、何でもかんでも優れた人間なんて人は居ないですから、親が子供を育てたと言う事すらなんだか曖昧な気がします。 その中で愛情だけではなくて躾から考え方など良くも悪くも多くの事が親から子に引き継がれて居る事を今更感じます。
親が何気なく言っていた会話が、そのまま自分が真似て日常会話に使っていたりする事からも強く感じます。 でも、親と同じような事を言う為、親は子供がその様な事を言うようになった事に違和感を覚えない。 まぁ・・・・・子供が親の良い所、悪い所を識別するだけの能力が有ればいいのですが、子供なので判断能力が無いので親がやるから自分もやっていたり・・・・自分が子供から大人になって始めて気づく事も多いので、当事者(親になる)の苦労や考えは同じ当事者にならない限り分からないという事をこの頃感じます。 結局、日々の生活の中の経験が蓄積された結果で、子供一人一人の性格が構成されて行くと考えると・・・・恐ろしく大切な気がしますが、子供がどのように育つかを予測する事も確定する事も出来ませんから子育てをしている人達(親)は大変な事をしているのだろうと思いますが・・・・。 |
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