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最終更新日14/03/01

コラム

コラム343

人のつながり

  私も社会人になってから10年以上経過してみるとその中で 人と人とのつながりが案外薄い繋がりの気がします。

例えば仕事が変わった事で昔の仕事の人と交流を保ってその後も飲み会をしていると言う話が合った時、仕事の接点が消えても付き合いがあるという事はあまりありません。
しかも、それが一ヶ月、半年程度ならともかくお互い数年が経過してそれぞれに新しい仕事をしているのに、昔の職場の人と継続して飲み会でお互い交流が続いているとなると、これは仕事の接点と言うよりは、人と人との繋がりであり家庭や仕事のある立場でそれを続けていくのは中々無い気がします。

私自身が子供の頃、人の交流は周りに溢れていて簡単に友人や友達が出来る物だと思っていましたが・・・遊ぶ相手に限定するならば良いのでしょうが、社会人になって人間性や信頼性などを見て人を選ぶようになると中々難しい事を知りました。

その為、一番人の関係を築き易いのは仕事上の交流で知り合う人達なのですが、それをプライベートまで付き合う、ましてや仕事と言うつながりが無くなってまで付き合うとなると結構無い様に感じます。

気づいて見ると私は人間との接点を完全に使い分けるようになってしまったのです。

昔、会社内で仲良い人達が飲んだり遊んだりしている話を聞いていたので、私のように仕事上の人をプライベートに持ち込まない人にとってはたまに羨ましいと思うこともありました。

しかし、それらの交流をしている人たちも仕事の接点が消える事で疎遠になってしまう。

普通の事ですが寂しい話です。

私は仕事上で知り合った人をプライベートに持ってくるのは数人程度でしたが、それらの人は未だに交流が続いています。
会社上ではめちゃくちゃ仲が良かったわけでもないのですが、グループや誰かに肩入れするような人たちではなく職場で中立に位置していたような人たちと未だに交流が続いて居たりします。

おそらく、仕事の繋がりではなく人と人の繋がりだった事がずーと交流になっているのだと思いますが、何年も経過すると昔の仕事の話も消えて今の仕事や自分の環境の話しをする様になったのですが、その中でお互いグチを言ったり本音を言い合っているので、程よい良い関係になっているのでしょう。

元々、仕事の関係や趣味友達はその接点による繋がりが無くなれば切れてしまうような関係の場合も多いですが価値観や考え方などの人間性による接点の場合、それらの交流は比較的続くのですが、そのような人達に出会うのは中々難しい話です。

何年たっても新しい人に会って交流を保つのは難しいと言えます。

ようは人間関係は面倒と今更になっても思います・・・。

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