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最終更新日14/04/25

コラム

コラム344

会話の多様化

   人との会話で話していると会話が偏る傾向にあります。

会話が自分の生活環境に影響される為、環境がどのような状態にいるかで会話が決まってしまう。

環境と言うのは独身、結婚、子供によって3等分されているように感じます。
例えば自分が若い頃ならば独身が多いので独身に関する会話(恋愛とか)になる。
しかし、年齢と共に結婚したりしなかったり、結婚しても子供が居たり居なかったりと言う具合に人によって環境が違う為に、会話に交ざる交ざれないと言う温度差が生じます。

私が知る限り、この温度差を気にして会話をしている人がどれだけ居るのか疑問ですが・・・・。

基本的に環境に左右されない会話をすれば良いのですが、生活環境に追われてそれ以外のネタがあまり無い人も多く 家庭の話や仕事の話と言う人によっては聞かなくてもよい話になってしまっている場合があります。

私自身、生活環境の違いによって会話を分けるようにしています。

例えば、結婚についても結婚したい、しないのどちらかで相手が考えているか次第で結婚に関する話をして良い時と駄目な時があります。
なので相手が独身の場合、この手の話をしないようにしたりしますが・・・・・・平気で早く結婚しろとか結婚した方が偉い様な事を言う人もいますが・・・。
 まぁ・・・・結婚している人同士の会話でもプライベートに関係する話なので相手に対して傷つけたりする事もあり本来、配慮が必要なのですが・・・・そんなことお構いなしの人も多いように見えます。

生活環境の違いを配慮して趣味性や昔話をしたとしても 会話が面白い人は経験が豊富な人に多いので、普段、仕事と家の往復だけの生活になると必然と会話ネタが少なくなるように感じます。

そうすると会話ネタも自然と仕事の話とか子供の話とかになりますが、これらの会話は接点がある人のみですべての人に受入れられるわけでもない、でも会話ネタが無ければ偏った話題のみになってしまう・・・・。

自分の自由時間が取れた上で他趣味で多くの人と接したりすれば様々な会話のネタが入手出来るので人との会話の際にも色々な事を話せるのですが、限られた環境の限られた趣味会話だけでは限られた人にのみ受入れられる気がします・・・。

生活環境による会話の影響は大きいのですが、日常に影響されてさまざまな会話が出来なくなるのも寂しい気がしますが・・・・。

おそらく、家庭や仕事の話を取り上げた状態で他人と会話をするとなると自分の経験や趣味などの話になりますが趣味は共通する人が居ないとならず、やはり話せる人が限定されてしまいます。 

その為、会話の引き出しが多くあれば引き出しの内容を選んで話せるのですが、そこまで多方面の人は少なくやはり他人との会話は共通点に左右されてしまいます。

人との会話は自分の話安い好きな話だけであれば気楽で楽しい、しかし、知らない話や知らない人との接点はその人が持つ経験と多様性によって決まってしまう為、他人への会話そのものが自分が持つ閉鎖的な限られた内容になりがちの気がします。

私自身日常生活が同じ事の繰り返しの中で劇的な変化も有りませんので会話に厚みを持たせる事は出来ませんが他人への会話の配慮は必要な気がします。
それが年と共に配慮が更に無くなって会話に「我」が出て来るのは極力抑止したいとは思っていますけど、私も実際にそこまで配慮して会話などをしていないのが現状です・・・・・・・。

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