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最終更新日16/11/16

コラム

コラム376

写真のよさ

 写真を撮ることが好きで出かけた時とか風景とかを撮影して撮った写真をアルバムに記録して眺めるのが好きでした。

 写真の撮り方とか機材とかは拘らず、ただ写真を撮ることで記録として残るフィルムを アルバムに閉じて見直す事が好きでした。

撮った写真もどちらかというと家族や友達の人物よりも出かけた場所などの風景写真が多く、周りの人たちと 写真の撮り方が違うことを感じたことがあります。

写真撮影の際、撮影した写真の構図を素人ながら考えて撮影したりしていましたが撮影当時はネガフィルム時代だったので現像するまで撮った写真がどのようになるか分からないので写真の機能を駆使してそれを撮影した写真に反映させることが出来ず ただATで撮影しただけで終わっていました。

その内、時代が変わってデジタルカメラが普及して撮影した写真をその場で確認出来るのは一番変化した点だと思います。

今までは現像して初めて「こんな写真を撮ったんだ」と気づくことが無くなりましたから(笑) どのような写真を撮ったかがその場で分かるので、その場で撮り直しが出来るのが便利で面白い。

ネガ現像代もかからないので便利ですし。

当時、写真現像に出していたフィルムは24枚撮りか36枚撮りの枚数分しか写真にできなかったので撮影しながら取れる枚数を気にしながら撮影していましたが、デジカメはメモリーへ画像のデジタル記録保存がメモリー容量次第でいくらでも保存出来ることから撮影できる枚数を気にしなくなったものの撮る枚数が増えても記録データーとしてパソコンにただ保存するだけでした。
(撮った写真を印刷したり見たりすることが無いままでした)。

私はビデオ撮影(結婚式撮影)をプロとしていた時期がある為、 動画のビデオの方が静止画の写真よりも見る側としては分かりやすいと考えていたので静止画の写真の良さにあまり気づきませんでした。

デジタルカメラ本体もこだわりもなく電気屋で売られていたカメラを何となく買って使うだけでメーカーも機種もその時その時に買って使ってました。

コンパクトカメラよりも一眼レフの方が見た目がかっこいいと言うような理由だけで一眼レフを使ってみたり と一貫性がありませんでした・・・・・。

カメラで一眼レフやマニュアルモードがあるカメラでその機能を全く使うことが無いような状態で、ただシャッターを切って、撮った写真を見てそれに満足していたのですが 、その内、カメラの絞りを使うことでピンボケ効果が写真特有のよさだと思うようになってきました。

それで絞り(マニュアル)が無いコンパクトカメラでも試写体に近づけてピントを合わせる(マクロ)と背景がボケて試写体が強調される・・・。

これが全体のピントが合っている普通の写真よりも面白いと思いました。

特にマニュアルモードで絞りを開いて撮るとオートで撮る時よりも色合いから変わってしまう・・・。 オートで撮影とマニュアルで撮影を比べると結構違う・・・。

これは不思議に思いました。

人間の目で見えている風景と写真の撮る風景とに大きな違いがあることに気づきました。

ビデオの場合はホワイトバランスなどで色合いの設定はするもののカメラに写っているそのものを動画にするのでどちらかと言うと人の目で見ている映像とビデオの映像は近い気がします。

しかし、写真は人の目と写真では同じものが同じように写っていない。

これは写真を映像記録として考えていた私としては写真が表現方法が大きく出来るのは驚きでした。

写真のしぼりによるぼかしは撮影する方法として結構面白い気がします。

何でもかんでもぼかせばいいものではないでしょうが、ぼかす事で見せたいものを強調させる事が出来る写真は面白いと感じました。

ただ、その反面、個人のセンスが写真の場合は特に現れる気がします・・・・。

写真がとても奥の深いものであることをただ撮影していた私には今まで気づきませんでした・・・・。

どんな事でも追及していくと知らないことだらけです。 

田んぼに生えているホタルイを取りました。

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