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コラム378
ペットの高齢化 |
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たまたま見たテレビで犬の高齢化についての番組を放送していました。
買ったペット(犬)が20年近く生きることで足腰の老化で歩けなくなり、痴呆症などで普通の生活を送れなくなって介護が必要になり飼い主が世話をしているという内容。 私が子供の頃、実家で猫を飼っていましたが10年以上生きれば長生きだったと記憶しており介護が必要になるほど長生きをした記憶がありません(犬と猫で寿命が違う気がしますが)。 しかし、今はペットの食べ物が良くなったことや医学の発達で長生きする事になっても、それが生き物としての寿命として健康体で居られる訳では無いと言う事です。 人間そのものが長生きするようになって高齢化に伴う介護の問題がそのままペットの犬でも同じように起きているのを見て考えさせられました。 しかもそれらの動物の介護をしている方々は動物を飼った時が中年だったみたいでそれなりに高齢者の人ばかりでした。 それらの方々のペットへの接し方はペットというよりも家族として大切に扱っていましたが、番組を見ていて色々と考えさせられました。 昔、人間は遺伝子的に150歳ぐらいの寿命を持っていて、それを食べ物の栄養不足や病気、ストレスによって寿命よりも早く亡くなると聞きましたが、それが健康体として自分の事が出来る状態で150歳まで生きる事が出来るのではなく自分で自分の事を出来ない状態で150歳まで生きているとなると健康寿命の意味が大きく感じます。 それが人間だけの話ではなく動物まで同じである事を知ると中年の今の自分が。後、20年、30年と歳を経って年寄りになった時、自分がどうなっているのか全然他人ごとではない気がします。 病気を治しても高齢時に健康体で居られるかは別問題・・・・・。 生き物の寿命が長くなっても健康体でいられるとは限らない事実が人間だけではなくペットの世界にまで起きていると考えると寿命が長くなることと健康体で居られることの実際の差を感じました。 私が歳を取ったころは一体どうなっているんだろう・・・・と考えると怖くなります。 |
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