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最終更新日17/07/14

コラム

コラム384

お酒の影響

  ネットで見ていた記事でお酒で酔っ払った性格への影響について研究成果が書かれていました。

アメリカの大学でお酒に酔っ払った影響を研究した結果、 
性格の5つの因子 「外向性/内向性」「神経症傾向/感情の安定性」「誠実性」「友好性/敵対性」「開放性/精神の閉鎖」 の中で
「外交性」がお酒によって変わっただけで他の因子は変わっていないとの事です。

この研究では、私たちが「お酒を飲んで性格が変わった」と言われているのはその人の「外向性」が変わったことによるもので人の性格本質は変わっていないと言う話になります。

結局、酔っ払っても本来の性格は何も変わらないとの事のようです。

よく飲みの席とかに性格が良くも悪くも変わる人は素の性格が酔っ払う事で表面化してくると言う事になるので、お酒で性格が豹変するわけではない と言う事になります。

そうすると人は本来の自分を抑えていたり隠していたりするのがお酒によって制御できなくなり本当の自分が出てしまうと言う事みたいです。

お酒飲んでも変わらない人はそのままなんでしょうけど、飲んで変わる人ってそれだけ自分を押さえつけていると言う事か、本当の自分を普段から見せていないのがお酒で表面化するだけと言う話になります。

それをお酒が強いから人格が「変わる」「変わらない」と言うよりもその人の性格がお酒に影響を受けやすい人はお酒で外向性が変わってしまい、本来の素の性格が出てしまうと言う事のようです。

となるとお酒の場で出てくる人格は本来の性格と言う事になってしまい、
悪い面が出てしまう人だと「あの人の本当の性格は○○○なんだ」と言われてしまう気がします。

個人的にこの調査結果の信憑性はともかく、

お酒で人格の一部が見え隠れするのは本当だと思いますが、お酒で性格が変わる人がどこまでお酒の影響によるものなのか、本来の性格がどうなのかは今一わかりませんが、お酒が影響している部分があるのは本当だと思っています。

また、お酒に限らず車の運転で性格が変わる人がたまにいますが、車が閉鎖的な空間であり、自己空間なので、それがお酒と同じような原因で本来の素が出てしまう人が居る気がします。

 

そもそも人間は普段から本当の性格を自分で普段から抑えていると言う事になりますが、 人によってお酒や何かの要因で、極端に変わる人もいますが、それが普段から抑圧なり押さえつけられているような環境にいる反動なのかはいまいち分かりません。

第一、人は誰でも巣の部分を隠したり押えたりして生きているのは当たり前なので、単純にお酒で性格の素が出ると言っても性格とか精神とか色々関係してくる気がします。

このお酒で変わる話を聞いたときに思ったのは、

痴呆症など脳の病気で性格が変わってしまう人が居ますが、
それが元の性格と違う攻撃的な性格になったり、他人に迷惑をするような性格になったりと元の性格とは別人格の様になる場合の原因が、

病気によって脳が壊されることによって人格が変わるのか、それともお酒と同じ様に病気が人格の素の部分を理性が壊れる事で制御出来ずに内面が表面化するのでは過程が違います。

もし脳が壊れる事で人格や性格が変わってしまうとなると、それでは元々の人とは別人になってしまう気がします・・・・。

病気やケガで人格が変わってしまうのと違い、お酒の場合、酔っ払っている間だけ別人になるにしても、本人がお酒の影響によって性格が変わる事を理解した上で、お酒の飲む量とかを自分で抑制する事が出来る事を考えてしまうと、お酒のお影響力は本人次第で影響を制御できるので個人次第の気がします。

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