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メンテナンス


◆外装関係◆

ヘットライト曇り

 

曇り取り

 

公開日17/09/24 最終更新日17/09/24

状況 作業 まとめ  
       
       

 
< 内容 >
 

状況

 

 

   
 
新車購入から2年目辺りでヘットライトの表面に一部くもりが発生し出しました。

その後、3年目の車検後にはヘットライト全体に曇りが広がりだしたので やはり対策が必要と考えました。

ヘットライトの曇り原因を調べた所、 ヘットライトカバーの材質がプラスチックである為、太陽光線による紫外線劣化。

ヘットライトカバーの湾曲形状(今流行り)により光が屈曲することによる熱焼けなどの複合要因でカバーのクリアーが剥げてカバー表面に劣化(細かいひび割れ)して曇ったようになるのが発生原因のようです。

個人的には自動洗車機や洗車時の擦りキズもカバー表面へのダメージとして少なからず影響している気がします。

特に自動洗車機のスポンジの破壊力は擦りキズの発生など特に大きい原因の気がします。

右写真の様にぼんやり曇りだしています。

しかし、このヘットライトの曇りは昔から騒がれていた気がしますが、未だにメーカー対策が取られていないと思います。

私も初代フィットでディラーにクレーム処理してもらったことがあります。

何十年も経過しているのに未だにメーカー対策が取られていないことに不思議に思ったら、某メーカーの対策はヘットライトカバーだけ交換可能、又はヘットライト本体交換を進めているという話・・・・。

メーカー側はヘットライトカバーが曇らないように対策するのではなく、新品交換によるメーカーが儲かるように対策したと言えます・・・・。

しかし、交換では根本対策がされていないので定期交換が必要になる。

これはユーザーに取っては定期的に費用が掛かる対策となります。

例え交換しなければレンズ曇りの進行が進むとライト光源が足りなくなる程になり最悪車検に光源NGになる場合もあるので対処(交換か磨き)が絶対必要になる箇所でもあります。

ある意味、車検を通じてレンズ曇り取りが商売になっています・・・・。

ヘットライトの曇りを店に頼んだりした場合もノウハウ次第ではキズが返って酷くなったり。

汎用品の曇り取りを使用しても耐久性に難があったりと根本対策に繋がっていないものが多いです。

今のヘットライドのクリアーパーツはポリカーボネート製でそもそも紫外線による劣化が起きやすく ガラス製のようなくもりが発生しない訳ではありません。

 

作業

   
 
過去にフリードのバックカメラのレンズ曇りでアルミナ研摩粉やピカールで磨いてレンズが綺麗になった事を考えて、
同じようにカバーの曇り取りはピカールで磨き落として曇りを除去してから、その後、塗装膜が丈夫なウレタン樹脂のクリアーで皮膜を形成することを考えました。

この対策は研磨でカバー曇りを除去してピカピカにしてもレンズ表面の保護膜が無ければ再び紫外線やキズによる劣化はしますのでカバー表面保護の皮膜としてクリアー塗装をした方が良いと思いました。
(カーボンボンネットなどで紫外線劣化対策としてクリアーを塗るのと同じです) 
まずはピカールでNBOXのカバー曇りが除去出来るかやってみることに。

ヘットライトの汚れを拭きってから古着にピカールを付けてゴシゴシすると・・・・。

結構、曇りが取れて綺麗になります。

ボディまで磨く訳ではないのでマスキングでライト周りを保護してから ゴシゴシ・・・・結構綺麗。 反対側も同じようにゴシゴシ・・・綺麗になりました。

ピカールでも結構綺麗になります。

ただ指が疲れます・・・・個人の趣味作業だからまだ良いのですが 時間的に効率的とは言えません。

左右2個あるので作業時間もかかります。

これで磨きは完了です。

この時点で曇りは綺麗になる反面、ゴミなどでカバーに深い擦り傷を付けてしまったりと完璧と言う感じではありませんでした。

今のカバーは形状が複雑で平坦では無いのが問題です。

本来コーティング作業に入るのですが、疲れたのでこのまま放置しました。

今回の曇りの原因が太陽光による劣化だけなのか気になったので様子を見ことに。

理由は自動洗車時のキズが曇りに影響していると思ったのでその後、自動洗車はせずに手洗いのみを実施。

1か月経過したのですがまったく曇りが発生しません・・・・・。

こうなるとレンズカバーの形状によるでっぱりは自動洗車時に擦れやすくキズが付きやすい部分にキズが付いて更に太陽光により劣化で曇り易くなるのでは?と考えました。

更に半年ほどこの状態で放置して見たらやはり上部の部分が薄っすら曇りが発生し始めました。

コーティングしないでも磨くだけで半年近く持ちましたが、結局、再び曇りが発生したので磨くだけでは根本の対策にはなりません。

やはり、曇り対策としてレンズ表面にコーティングを行うしかないです。

コーティングの為にウレタン樹脂クリアーを購入します。

今回は2液混合タイプの99工房製ボデーペンウレタンクリアーを買いました、値段は普通のスプレーよりも高めです。

作業の際、スプレーのミストが飛ぶので周りに影響の無い広い場所が必要になります。

再び、ピカールで曇り取りを実施後、今回はヘットライトとウインカー部の計4か所のカバーを磨きます。

 磨く前にレンズー周辺はマスキングして周りを磨かないように保護します。

再び奇麗になりました。

綺麗に磨いた後はレンズ表面は研摩粉の油が表面についているので中性洗剤で綺麗に除去、 この際、市販のカーシャンプは使いません。

シャンプには通常ワックスが混ざっているのでカバー表面に油膜を付けてしまうので塗装時には良くありません。

洗車乾燥後、マスキングで塗らない部分を広範囲にカバー完了後、スプレーの取説通りに2種混合してから一定時間放置後、横一定の間隔で塗装しました。

20cm以上離すと粒子の粒の影響か白く曇りだしました(汗)。

逆に15cm以内の距離で拭きつけると透明になり、吹き付ける距離が結構微妙で難しいです。

付け過ぎて垂れない様に注意しながら慎重に塗る面に対して直角に吹き付け。

作業時はちょうど微風が拭いていたので吹き付け時に流されます(汗)、無風時に行うのがベストです。

一度塗り終えてから重ねて塗る為、10分ほど置いてから塗装をしました。

完全に乾いてからの重ね塗りは出来なさそうです。

一缶では塗装が余る程度でした、ヘッドライトだけのクリアー塗装ならば2台分出来そうな感じです。

重ね塗りを何回するかによると思いますが・・・・私は3、4回重ね塗りしました。

それでもクリアー塗装は余りました。

塗ったクリアー塗装は廃棄して、塗装乾燥後(30分後)、保護に使用したマスキングを剥がして確認した限り、クリアー表面は結構綺麗ですが、屋外塗装なので、乾燥前に塗装面にゴミが付着してしまいました(汗)。

これは作業環境的にどうしようもないです、個人的はゴミ付着ゼロを目指すならブースで塗装するしかないと思います。

 

まとめ

   
  
今回のクリアー塗装の結果ではゴミ付着はありますが、それでも曇っている状態よりは全然綺麗です。

ぱっと見では新品同様です。

後はクリアー塗装の耐久性を検証します。

一般の曇り取り用品の市販品を使用してからカバー再曇り発生までは数か月から半年持たない製品が殆どみたいなので、
今回の作業で半年以上の曇り耐久性があればこれで合格です。

(今時点で3か月間が経過しましたが全然問題ありません)

 

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