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メンテナンス


◆エンジン◆

エンジン異音

 

アイドリング中の異音

 

公開日20/05/27 最終更新日20/05/27

状況 交換 まとめ    

 
< 内容 >
 

状況

 

 

   
 
余り乗る機会もなくバッテリー上がりを防ぐ為に暖気運転をしていましたが、アイドリング中に1,2年前からエンジンルームから異音が起きるようになりました。

アイドリング中に「カラカラ」とした金属のこすれるような乾いた音がするようになり、音の感じが老朽化したモーターの様な駆動系よりしている感じがしました。

そんなに音が大きい訳でもなく定期的にエンジンかけたとき、「うるさいなぁ」と言う感じでいたのですが 今年になってから音が更にうるさくなってきてアイドリング中のエンジン音と同じ音量になりました。

状況確認の為に走行した所、クラッチを繋いだ時よりクラッチを切っている方が音がうるさく。

エンジン回転を上げると異音は連動するもののエンジンとは別の箇所からしている音の気がします。

このことからエンジン自体では無いのでクラッチで音が変わった事からレリーズベアリングの異音の可能性があると思ったのですが、その後の始動時のアイドリング中に「キュルキュル」とベルトの滑る音とゴムの焼ける匂いがして慌ててエンジン停止。

気になって車の底を見た所、床に粉が落ちており場所からエンジンで起きた模様。

粉はベルトの脇から発生しており、ベルトが削れて粉が落ちたと推測できるので、ベルトが擦れているという事はプーリかテンショナーが回りずらいか回っていない為にベルトが削れていると言う事になります(写真中央に黒い粉が見えます)。

 

交換

   
 
キュルキュルとベルト音が鳴りだしたのはエンジンの回転数が下がってからなので 回転数の低下でベルト負荷(テンション)が弱くなってベルトが滑って滑る音が発生したような気がします。

「ガラガラ」という音はプーリーからの異音と考えられます。

普段乗らないことで常に負荷がかかっている部品が固着しだしたと考えられるのでとりあえず地元のディラーに預けて調べてもらうことに。

走らせられない状況ならば、最悪、レッカー移動の話になりましたが「一度確認させてほしい」との事で現車を確認してもらうことにしました。

エンジンをかけるとやはりエンジン音よりも大きい金属の異音がします。

箇所からしてエアコンベルトの部分であることからプーリーが固着してベルトが滑っている状況なのでテンションを緩め、音がうるさいが走行は出来るのでディラーまで自走する事にしました(右写真の中央部品)。

 

この状態でエアコンが使えないだけで発電は出来るので走らせることは可能です。

ガラガラ音のする中、慎重にディラーまで運んで確認して貰った所、エアコン側のプーリーが原因場所ではなくベルト調整をするアイドルプーリーベアリングの方が固着していたのが原因でした。

交換後、音が止まりました。

 

まとめ

   
今回クラッチを繋いだ時に異音が変わったのはエンジンの回転数に影響してベルトの負荷で音が変わった為でしょうね。

あまり走らせないのも可動部の固着を生むので、ある程度の走行は必要と言う不具合でした。

 

今後は定期的に走らせようと思いますが古い車なので部品寿命だと思うしかありません。

今回の不具合は最初にクラッチ系を疑いましたが、クラッチ交換してから4万キロ経過しているのでクラッチの関連部品も交換考えないとならないかもしれません。

交換部品 アイドルプーリーベアリング                       1個
交換部品 ベルト、コンプレッサー    38920-PR7-A05 1個

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