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メンテナンス


◆冷却関係◆

ラジエター交換

 

ラジエター交換について

 

公開日08/09/13 最終更新日09/06/22

状況 交換作業 まとめ    

< 内容 >

状況

 

 

 

 

クーラント液を交換してから停車時の地面にクーラント液の漏れが確認されました。

調べた所、ラジエターの下部のコックが少し緩んでいたのですが漏れるほどでもなく。
用心の為に、コックを閉め直した後も少々のクーラント液漏れが断続的に確認されました(一ヶ月程度続きました)。

その内、クーラントの漏れが発生しなくなってしまい、コックの漏れなのかラジエター自体のひび割れによる液漏れなのか原因が分からなくなりました(困)。

よくあるホースの繋ぎ目からのクーラント液漏れはホースとクリップを新品交換にしており原因としては考えにくい状態でした。

そこでラジエターの老朽化として新品交換を検討してみるとNSXは純正でアルミ製2層コアであり値段も10万円程度もする為に社外品を検討したのですが社外はもっと高!
銅製ならば純正よりも安く買えますがどうせならばアルミ製3層と考え

色々と悩んでいる矢先にMTRIXより同じNSXオーナーの方もラジエターからの液漏れで社外品交換をするとの事なので私も便乗して交換する事に。

交換作業

       
購入品はRFY製のアルミ製3層コアです。

取り付けの際にはラジエター側のホース、クリップ、ブッシュを新品を用意。

19501-PR7-000 フロントウォーターロアー×1
19502-PR7-000 フロントウォーターアッパー×1
19510-PR7-A01 クリップ×4
74172-SD4-020 ラジエターマウントロアー×2

クーラント液を抜いてからまずはスペアタイヤを外して取り付けにはまず上についているレジスターを外してからクリップを外してホースを取り外します。

ホースは新品があるので再利用する訳ではないのでカッターで裂いてホースを外してからラジエター上部を固定している左右のブラケットを外してラジエター引き抜きます。

ラジエターを外してファン一式を新しいラジエターに移植の際にマウントも交換。

ラジエターを外した時でないと交換できないのでついでに交換。

今まで付いていたマウントは硬化していました。熱の影響でしょうね。右写真の左が新品マウント、右が使用していたもの。別物の硬さでした。

ラジエターの取り付けはコアを傷つけないように慎重に下ろして行きます。

ホースは新品に交換しましたが、ラジエター側の配管部に逆溝が作られておりホースを引っ掛けるようになっております。

内圧でホースが抜けないように対策してあるのでしょう。その所為でホースが中々はまらない。

特にロアー側のホースはバーコンプライアンスピポットロアーが結構邪魔で取り付けが大変。

ラジエターのコックは13mmのネジになっていました。しかもネジ内側には○リング付きでしっかり作られていました。このラジエター作りこみがしっかりしてます。

後は上部のステーとセンサーを取り付けて交換完成。

クーラント液を入れ、エア抜きを行い完了。

取り付けてみる限り純正よりも厚みがあり+1cmぐらい太くなりスペアタイヤを戻してみましたが確実にスペースが狭くなってました。

純正ラジエターの故障の原因はコアをプラスチックのケースで上下を挟んで構造なのでこの挟んでいる部分からクーラント液漏れ、またはプラスチックのひび割れなとが原因で駄目になるようです。

その為、表面に傷が無くても内圧によって液漏れがする場合、破損箇所が分からない場合も多いようです。

まとめ

       
外したラジエターを見る限り外傷は無くまだまだ使えたかなと思っていたのですが・・・・よく見てみるとコアが錆びて白く変色してボロボロになっていました。

液漏れについても普通は漏れなくても内圧が上がった際に漏れないかどうかは分からない状態でしたので交換時期としては十分持ったと思います。
18年間使用したのですから・・・。

交換後の走行では熱交換率が間違いなく上がったと思います。
ボンネットを開けた時の内熱が増した様に感じましたが町乗りでは容量UP効果が分かりませんでした。町乗りで水温が上がるような事を経験してませんから尚更ですがサーキットなどに行くならば必需品でしょうね。

その後、液漏れ確認とコックのまし締めをして完了。

しかしここで問題になったのはスペアタイヤ、はっきり言って意味が無い状態。
理由はブレーキがNA2になっている為、スペアタイヤが付かないし実際にスペアタイヤは実走行に耐得るものではないので。

一般的にはスペアタイヤは軽量化として取っ払われる存在なんですけどね・・・・・しかも現在の新車はスペアタイヤからリペアキットに変わってきているし・・・・現状ではますます意味が無い。

電動ファンの熱排出の妨げにもなってそうだしエアロボンネットにでも変える事があれば間違いなく撤去でしょうね〜。

今までスペアタイヤを載せていた理由は元々オーバーハングの位置にあるのでフロントのバラストとしてフロント加重に貢献していると思いそのままにしてます。(有る、無いの違いは・・・よく分かりませんでしたけど)

これで冷却部の新品交換はすべて完了しました。しかし、相変わらず劣化している部品は後が経たないです。

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