ファイランの電脳魔導師    
       
4.内緒の生活

 

 2002/10/02  吾郎です、こんちは!(これも最終回?

 いろいろと謎が解けたり解けなかったり、増えてしまったり(笑)の第四話です。

 判ってはいたものの、ディアボロ&フィンチ、その他の「電脳魔導師」たちが使役するプログラムや魔導機などが出てきたおかげで、シリーズ最多のキャストとページ数でお送りしましたー。 久々アクション色が濃くて、わたしは楽しかったですね。今まで意図的に避けていた「魔導師」関係の設定とか出てくて、生き生きしちゃいました(笑)。

 生き生きといえば、おやじたちが!(爆笑) ガン卿&エスト卿の従兄弟コンビが面白かったなぁ(個人的に)。あと、書いてるうちに設定が出来てきてキャラ固まった途端にちょっといいこと(ぷ)思いついたのが、デリラ! おかげで、シリーズが一本増えたさ…。

 ハルヴァイトとミナミを含む、主要キャラの背後関係って複雑で入り組んでいるので、あまり第七小隊の残りの二人は内容に食い込まないあっさりした設定で行こうと思ってたのに、結局ダメでした。

 今後アンちゃんとデリがどうなって行くのか、というのも、ファイランの楽しみだと思って諦めてください(笑)

 そして、ここまでの長丁場お付き合い頂きまして、ありがとうございました! けど、このシリーズはまだまだ続きます。

 2002/10/02  吾郎です、こんちは!(どうにでもなれ、的

 今回はちょっと、真面目に解説しょうと思います。

 で、電脳魔導師。についてです。つまりですね(笑)、先にこの解説を読む人、後から読む人いろいろ居るわけですが、ややこしいぽい記述に惑わされないでください。すごーく簡単な事なんです!

 何か機械を動かそうとするとき、まず電源を入れますね? そんで、基本プログラムを立ち上げて普通の動作をさせる訳です。で、ちょっと変わった事をする時は、適当に外部ファイルを読み込ませる。って、そういう事なんですよ(笑)。まぁ、ハルヴァイトはかなり反則技使いますので、その限りではありませんが・・・。それと、「初期設定のバックボーン」てのは、待機電源だとでも思ってください。

 すいません。白状します。わたしは十二分に楽しかったですよ、書いてて(笑)。ここまでややこしい書き方は二度としないと思います。今後も何度かディアボロ達は出てきますが、大抵もっとあっさりしてますので、ご安心を。本当は小説中でもっと説明すべきだと思うんですが、どうしても戦闘シーンてある程度のスピードが必要なので、中途半端だった気がします・・・・。

 最後に余談。アンくんとデリさんは、もの凄くいい部下だと思います。ハルにーさまはめちゃめちゃヤな上官ですけどね(笑)。

 2002/09/18  吾郎です、こんちは!(こうなったらヤケだ

 やっと出て来ました! 先日までは名前だけだったひととか、正体不明だったひととか(笑)。

 でも今回は、またもやガリュー小隊長出番なかった・・・。あぁぁぁぁ。どーしてあのひとは、不機嫌になると出番そのものをボイコットするのでしょうか(笑)。代わりに、ドレイクにーさん走りまわってましたが。

 もう4回目なんですよね、この話も。まだ終わりそうにない? けど、ここで三分の二は済んでる。さ、次回はどうなるんでしょうねぇ(にや

 2002/09/18  吾郎です、こんちは!(今回はこれで押し切るのか?

 書く事がなくなってきました、既に(笑)。とりあえず、ハルヴァイト率いる(・・・ドレイク率いる、って気もしますが)第七小隊がやっとステーションに下りたようですが・・・。ただで済む訳ねぇし(笑)。何かありそげなミナミの独り言!

 そのミナミとハルヴァイトが自宅でのんびりしてるシーンて、書いてて結構楽しいんですよね。いっつもちょっとしかなくて、いっつも何やら難しい顔してるふたり(というか、主にハルヴァイト(笑))ですが、時々ミナミの見せる戸惑いとか、正直、自分で「あー。ミナミちゃんてかわいいなぁ」と思ってしまったり。

 ・・・・・・・・だって、普段はそういうシーン書くこと少ないんですもの(笑)。 

 2002/09/11  吾郎です、こんちは!(また?

 更新第二回ですが、まだ前置きやってます! おやじ達またも出っぱなし・・・。それでも微かにガリュー小隊長とミナミちゃんのほのぼのシーンなんかも欠かさないあたり、最近のごろーさんも何か判っているような、そうでないような、って感じですか?(笑

 2002/09/04  吾郎です、こんちは!

 一時このままフェイドアウトしそうな勢いだった(笑)ファイランですが、無事第四話をお届けする運びとなりました。・・・万一そんな事(打ちきり?)にでもなったら、ガリュー小隊長とミナミちゃん(最近気に入っている呼び方(笑))は一生「キスだけ」の仲なんですかぁ? とか(笑)。恐ろしい話、そうなんですけどね・・・。 

 そして今回はついに、いろいろいっぱいややこしい人達とか者たちとか出てきます! あー。楽しすぎ!(爆笑

 基本的にこのシリーズは、なんちゃって(?)SFなんですが、「まるでそぼ降る雨のよに」同様、意図的にいかにもSFっぽい内容は避けてました、今まで。まぁ、主軸が「恋愛(これも、なんちゃって? 的な印象は否めませんが・・・今の所)」なので、「散歩モード」みたいに張り切ってSFっす! って訳でもなく、アクション全開っす! って訳でもなく、いわゆるストーリー重視でこつこつと書いてたんですよ。あくまでも、今までは(笑)。

 だからってこれが「はっちゃけた感じにいきなりSFアクション!」ってんでもないですが・・・。

 とにもかくにも、何やら暗雲立ちこめた状態で始まりましたが、最後までお付き合いください。そして、今まで以上に楽しんでいただければ幸いです。

   

   
 

   

登場人物

  2002/10/08

 リイン・キーツ/ ミラキ家に古くから使える執事。なかなか口は達者なよう。そして意外に神出鬼没。

  2002/10/02

 デリラ・コルソン/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊砲撃手。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキの部下。スラム出身。

  2002/09/25

 クラバイン・フェロウ/ 一度見た程度では記憶に残らないような地味な顔をした、やたら丁寧な謎の男。しかし、ドレイク・ミラキも彼を「有能」と認めている。

 マーリィ・ジュダイス・レルト/ 訳あってクラバイン・フェロウに引き取られた、ジュダイス・レルト家の次女。可憐で華奢でちょっとお転婆。なんと、アリスの恋人。

 ウォラート・ウォルステイン・ファイランW世/ 現・ファイラン王国国王。人前に出るのを極端に嫌う変わり者。

 ”ウォル”/ 正体不明の「美人で偉そう」な男。どうやらドレイク・ミラキとは何らかの関係にあるようだが、それも定かでない。とにかくワガママで意地悪そうだが、それが彼の本質ではない…らしい? 貴族階級なのか定かでないが、かなり顔は広い。

  2002/09/04

 ハルヴァイト・ガリュー/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊隊長。なぜか警備軍一部で異様に恐れられている(らしい)。出自のはっきりしない電脳魔導師で、その実力は「過去、現在、未来に例を見ない天才」。金属質な髪と目の色、整いすぎた顔のせいで(かどうか知らないが)「スティール・ブレイド」と呼ばれている。ドレイクとは父親の違う兄弟(弟)であることが判明した。

 アリス・ナヴィ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊事務官。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキとは旧知の仲、というよりも、「共犯者」らしい。女性の極端に少ないファイラン浮遊都市で天然記念物のように扱われ、自然分娩で子孫を残すだけの「女」であることを嫌って、軍に入隊した。その経緯には複雑な事情があるようなのだが、今は明かされていない。

 グラン・ガン/ ファイラン浮遊都市王都警部軍電脳魔導師隊大隊長。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキの上官にあたる。堂々たる王者の風格を備えた壮年で、電脳魔導師はいかなる時も「擁護する者」でなければならないと信じている。ローエンス・エスト・ガンとは親戚で幼なじみ。実は案外茶目っ気のある人らしい。

 アン・ルー・ダイ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊見習い電脳魔導師。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキの部下。三流貴族、ルー・ダイ家の三男と、陰口を叩かれて育った。

 ミナミ・アイリー/ ある日突然、ハルヴァイト・ガリューを迎えに来るようになった謎の恋人。実は「心因性の極度接触恐怖性」というのを抱えており、他人と直接触れ合う事を異常な程怖がる。のだが、なぜかハルヴァイトとの間で「キスだけはいい」という奇妙な約束がなされている。

 ドレイク・ミラキ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊副長。貴族階級であるミラキ家の家督を継いだが、電脳魔導師としてはそこそこ(らしい)。何やらやけに秘密が多く顔も広い人だが、ハルヴァイトをとても気に掛けている。というか、余計な行動と心配が多い。ハルヴァイトとは父親の違う兄弟(兄)であることが判明した。

 ローエンス・エスト・ガン/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第六小隊隊長。エスト・ガン家(ガン家から派生した電脳魔導師の家系)の家督で、四十台前半の紳士。ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊大隊長とは親戚筋にあたり、思い切りバカ呼ばわりするような仲…らしい。そして、穏やかそうな外見に見合わず毒舌。

    

 

   
 小説無断転載禁止