ファイランの電脳魔導師    
       
4.5スイート=スイート・ルーム

   

 2002/10/22 出たよ(笑)。当初予定外のエピソードなので、コンマ5…。

 元々、スィート・ルームのシーンて「4」の最終章になる予定だったのですが、ハル&ミナミの他に、どうしても書きたい組(笑)があったので、わざと独立させて第七小隊全員を観察してみた訳です。

 この中で唯一「恋人」がいないのはアン少年。「4」でかなり出番の多かったアンとデリですが、書いてるうちに設定が固まって面白かったデリにはなんと(笑)、ビジンの伴侶がいたり! アリスとマーリィは、妙にマーリィが甘えててかわいっぽい(ジガジサン)。ドレイクとウォルは、かなり複雑な事情の上でお付き合い(爆笑)しているようで一騒動起こし、ハルとミナミは…相変わらずさっぱり判らん恋人同士でした。

 ただねぇ、全体にスィート路線(どんなよ…)を狙ってはいるんですよ!

 しかしここで疑問。

 ミナミは本当に、ダブルベッドでハルヴァイトと寝た(睡眠だぞ、あくまでも)んでしょうか?

 どうなんでしょうねぇ(にや

 2002/10/16 今回は、展覧試合直後の第七小隊&マーリィとミナミがステーションのホテル(しかもスイート!)にお泊まりするお話です(笑)。

 実は。前回の「内緒の生活」で書ききれなかった事を分離させたものなので、妙に説明くさい言い回しが多いかもしれません(汗)。ごめん、どうしても「4」はあれで終わりたかったの。

 とりあえず、そんな感じで・・・。どんなよ? どんな・・・。つか、スゥさんお気に入りキャラなんですけど? 

   

   
 

   

登場人物

  2002/10/22

 ウォラート・ウォルステイン・ファイランW世/ 現・ファイラン王国国王。人前に出るのを極端に嫌う変わり者。実は”ウォル”と同一人物だったことが判明した。

 ”ウォル”/ 正体不明の「美人で偉そう」な男。どうやらドレイク・ミラキとは何らかの関係にあるようだが、それも定かでない。とにかくワガママで意地悪そうだが、それが彼の本質ではない…らしい? 貴族階級なのか定かでないが、かなり顔は広い。

 ドレイク・ミラキ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊副長。貴族階級であるミラキ家の家督を継いだが、電脳魔導師としてはそこそこ(らしい)。何やらやけに秘密が多く顔も広い人だが、ハルヴァイトをとても気に掛けている。というか、余計な行動と心配が多い。ハルヴァイトとは父親の違う兄弟(兄)であることが判明した。

 クラバイン・フェロウ/ 一度見た程度では記憶に残らないような地味な顔をした、やたら丁寧な謎の男。しかし、ドレイク・ミラキも彼を「有能」と認めている、王下近衛兵団衛視長(特務室々長)。陛下の側近であり、マーリィを引き取って自宅に住まわせ、勢い、アリスを居候させている。

 ミナミ・アイリー/ ある日突然、ハルヴァイト・ガリューを迎えに来るようになった謎の恋人。実は「心因性の極度接触恐怖性」というのを抱えており、他人と直接触れ合う事を異常な程怖がる。のだが、なぜかハルヴァイトとの間で「キスだけはいい」という奇妙な約束がなされている。

 ハルヴァイト・ガリュー/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊隊長。なぜか警備軍一部で異様に恐れられている(らしい)。出自のはっきりしない電脳魔導師で、その実力は「過去、現在、未来に例を見ない天才」。金属質な髪と目の色、整いすぎた顔のせいで(かどうか知らないが)「スティール・ブレイド」と呼ばれている。ドレイクとは父親の違う兄弟(弟)であることが判明した。

  2002/10/16

 アン・ルー・ダイ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊見習い電脳魔導師。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキの部下。三流貴族、ルー・ダイ家の三男と、陰口を叩かれて育った。

 デリラ・コルソン/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊砲撃手。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキの部下。スラム出身で、度胸と銃撃の腕を買われて電脳魔導師隊に編成された。かなり掴み所のない飄々としたひとのよう。

 スーシェ・ゴッヘル/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第九小隊事務官。電脳魔導師階級だが、現在は階級停止中。それに至るには、第七小隊(デリラ・コルソン)となんらかの関係がある模様。

 アリス・ナヴィ/ ファイラン浮遊都市王都警備軍電脳魔導師隊第七小隊事務官。ハルヴァイト・ガリュー、ドレイク・ミラキとは旧知の仲、というよりも、「共犯者」らしい。女性の極端に少ないファイラン浮遊都市で天然記念物のように扱われ、自然分娩で子孫を残すだけの「女」であることを嫌って、軍に入隊した。その経緯には複雑な事情があるようなのだが、今は明かされていない。

 マーリィ・ジュダイス・レルト/ 色素遺伝子の欠損、という致命的な遺伝子異常のため隠匿されて育ち、その後クラバイン・フェロウに引き取られた、ジュダイス・レルト家の次女。可憐で華奢でちょっとお転婆。なんと、アリスの恋人。

    

 

   
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