ファイランの電脳魔導師    
       
番外編-8- 平和的同時多発恋愛事件

        

 2007/07/21 第21回は、最終回らしく、ハルヴァイト・ガリュー魔導師です。

 多分、話が進むに連れてファイランの中で最も「吾郎の書きやすさ」が変わったのが、ハルヴァイトだと思います。って言うくらい、激変しました(笑)、色々と。彼もまたミナミと同じで、当初よりも実は喜怒哀楽がはっきりしてきたはずなのですが、どうにも、ミナミ絡みの我侭と暴挙ばかりが目に付いて、本人の変化があまり目立ってませんね。まぁ、でも、それでこそのハルヴァイトという気がしなくもない、今日この頃です(笑)。
 さて、これにて今回の番外編は終了です。気になるCPもあるかとは思いますが、また次回お会い出来れば幸いです。お疲れ様でした!

(21)新規登場人物なし

 2007/07/12 第20回は、やっと出ました、王下特務衛視団準長官、ミナミ・アイリー。

 最近めっきり表情豊かになったミナミです(笑)。本編よりも先行している番外編ではどうやらハルさんと共にミラキ邸離れに住んでいるようで、アスカに迷惑かけたりリインを脅したり(主にハルヴァイトが)しています。最早ミナミさんについてはわたしが解説するまでもなく(笑)、本編の進行に合わせて徐々に感情…というか、「外」への接し方や考え方が変わって来ましたね。果たしてこの先、ミナミさんはどこまで行ってしまうのか。とにもかくにも、彼にもしあわせになって欲しいものです。

(20)新規登場人物なし

 2007/07/05 第19回は、またまたお待たせ、アン・ルー・ダイ魔導師です。

 当初端役の予定だったハルさんの部下で、いつの間にか番外編の主役になってしまったり、これまたいつの間にか一人前の魔導師になっていたり婚約者が出てきたりと大忙しのアンくんですが、やっぱり気になるのは、班長との関係ですかね。番外編7で一応の解決はみたものの、果たしてあの二人の「一年後」はどうなるのか…。というか、じゃぁアンくんは一年間「恋人なし」のままなんですかー? という質問は、受け付けておりません!(笑) 今後のアンちゃんの活躍にご期待ください!

(19)新規登場人物なし

 2007/06/19 第18回は、ミラキ家若執事、アスカ・エノー。

 登場した際の仕事ぶりのせいか、有能な執事の印象が強かったアスカですが、実はかなりの粗忽者なのですよ(笑)。ジューくんとアスカについては、メルフォのお礼SSで二度ほどちょっとしたエピソードを書いていて、今回ついに番外編デビューとなりました! まぁこれも、今後の本編に繋がる伏線だったりしてます。さて、そのアスカですが、リインに引き取られてミラキ邸に来るまでは不幸な少年時代を過ごしたからこそ、主人であるドレイクには感謝もしているし、ミラキ家に仕える意志も強い訳です。まぁまさか、ハルヴァイトとミナミの世話をするようになるとは、本人も思ってなかったでしょうがね(笑)。

(18)ジュメール・ハウナス / シールレート・アスクナン(氏名のみ)

 2007/05/31 第17回は、ドクター・ステラ・ノーキアスです。(16回は数字合わせのためありませーん)

 ヒューさんの友人という振れ込みで登場したドクターですが、実は彼女、以前もどこかに書いたと思うのですが、散歩さん的「パラレルキャラ」でして、外見と性格は全く同じながら複数のシリーズに登場しているのですよー。職業はドクターのほか、錬金術師、酒場の女主人、魔女…と、ホント、統一性ないです(笑)。で、ファイランにおけるステラは当初、班長が入院してるときお見舞いに行くアンくんの立ち回りを考えて、こりゃ女医さんの方が都合いいだろって事で登場させました。結果…その後の番外編など考えますと、ステラにしといてよかったなと(笑)、そう思います。

(17)新規登場人物なし

 2007/05/31 第15回は、ラド家執事、ドイル・バスク氏。

 今回の番外編が初登場のラド家唯一の執事、ドイルさんです。相当ヒネタ12歳、ベッカーぼっちゃんの家庭教師兼世話係としてラド家に住み込むようになった経緯が、最初から語られている…という(笑)、あからさまに何か怪しい人ですね。と、思うのは…詳細を知っている(というか、自分で考えてるんだから当たり前か)わたしだけでしょうか。どの辺りからか極端な脱力系になってしまったベッカーを、なんとかかんとか仕事に行かせている、地味に苦労人です。ドイルの活躍は次回以降の番外編になるでしょう。

(15)ドイル・バスク

(16)新規登場人物なし

 2007/05/24 第14回は、スーシェ・ゴッヘル小隊長。

「新婚さん」というアンちゃんの一言で登場するに至った、愛妻家(笑)デリさんの伴侶スゥさんです。「サン オブ ア ガン!」以前は事務官だった事もあり、微妙に儚げで綺麗な人だったはずが、緋色のマントを授与されてからこちら微妙に性格変わって来ましたね(笑)。基本的には常識人なので、魔導師でありながら一般警備兵にもファンの多い人です。そして、美人。スゥさんは、ファイランの登場人物中最も「まっとうにデリラを愛してる」というスタンスで書いています。そう、ハルとかミナミとかね…あの辺の物凄く偏りある人たちとは別です(笑)。そしてなぜか班長と微妙に仲がいい、というか、普通の知人みたいに一番差し障りなく付き合ってます。なのにどうして…アンと班長の仲を疑わないのか、凄く不思議(笑)。実はスゥさんかなり鈍感なところがあるようで、デリも相当苦労したとか、しないとか。果たして、アンちゃんの「好きな人」を知ったら、どんな反応を示してくれるのか楽しみです。

(14)新規登場人物なし

 2007/05/19 第13回、ムービースター、リリス・ヘイワード。

 第14話「機械式曲技団」で颯爽と登場したファイランのスター。俳優である義理の片親「アリシア・ブルック」の七光り(?)で芸能界入りしたようですが、その辺りの経緯は未だ明かされてませんね、そういやぁ。吹き替えナシのアクションスターで、それなりの演技力もあるものと思われます。でなかったら、トップになんか立てませんからね。作中、いくつかリリス主演作の話は出ますが、実際その映画を観ていたのはアンだけで、あとはかいつまんで「こんなストーリーだったねー」みたいな話ばっかりです。私生活が完全に秘匿されている…というのは、限りある浮遊都市ではあまり珍しくもないんですが、リリスには結構敵が多い(笑:何せ、あの家の一員ですから)ため、彼の素顔を暴いてやろうとしている一部の若手俳優グループも居る模様…なんて裏設定も、そのうち使えたらいいなー。

(13)新規登場人物なし

 2007/05/10 第11回は飛ばして(笑:数字合わせですが)第12回は、ドレイク・ミラキ電脳班副長です。

 第一話で出て来た「瞬間」はハルの従兄弟か何かにしようと思っていたものを、第二話の筋を考えていくうち、こりゃ兄貴の方が都合いいわ、という…非常に軽いノリ(笑)でおにーさんにされたドレイクです。ファイラン開始直後は下手すりゃハルさんよりファンが多かったっぽいんですよね、ドレイク。その後話が進んでハルとミナミがしあわせになるにしたがって、なぜかこちらは不幸のどん底に…。とはいえ、ドレイクにーさんとウォル様もまたファイランでは重要な位置にある二人なので、このまま別れ別れになって終わり、ってワケには行きません。まず、彼らのためのハルもミナミも奔走…する予定ですからね、今後。偉いんだけど偉そう感はなく、でも、締めるところはきっちり締める! 手のかかる弟とその恋人が一番で、自分の事は後回しですが、ファイラン打ち上げの暁には是非ウォル様としあわせになって欲しいものです。

(12)セツ・ハノア / リリス・ヘイワード / ウェズス・オルロ / ジャン・ジュアーロ / リイン・キーツ / アスカ・エノー / メイライン・ゴッヘル(氏名のみ)

 2007/05/04 第10回、ハチヤ・オウレッシブ。

 アンちゃん大好き(笑)ハチくんです! と言っても、以前からしつこいくらいに言われていますが、彼は別にアンと付き合いたいワケでもなく、自分を好きになって欲しいワケでも…あわよくば、くらいは考えてるかもしれませんが・・・ないんですよ、ええ。例えるなら、アイドルに心酔してるファンみたいな感じですかね? ハチは、ある程度番外編での出番を考えて設定されたキャラで、当然のように、班長とは反対で「恋愛」に非常に強い憧れを持っているからこそ、大好きなアンさんには誰よりもしあわせになって欲しいと思っています。でも(微笑)、今回何か…気に障った事があったようなので、この先もずっとその微妙な位置関係のまま居てくれるかどうか、かなり不透明になりましたがねー。

(10)ステラ・ノーキアス / ウィニー・メイスン / セリ・ルダイク / ハチヤ・オウレッシブ

(11)新規登場人物なし

 2007/04/25 第9回は、お待たせしました(?)班長、ヒュー・スレイサー。

 班長です。最早その呼び名も定着しつつありますね、班長(笑)。ちなみにハルさんも班長ですが、特務室で「班長」と言えばヒューの方ですよ? 血の繋がらない弟四人と道楽者&人気俳優という、微妙に複雑な家庭環境で育ち、正義感はない(この人にあるのはまた別のものだと思います)のに衛視に取り立てられてしまったー、というと、なんだか流されてここに辿り着いてしまったようにも聞こえますが、そんなワケなどないのですよ! まぁ、いつの間にか番外編の主役に躍り出ちゃったのは、半ば流されてともいえなくもないですがね(笑)。さてさて、ステールメイトでアンちゃんと将来の約束(!)などしてしまった班長ですが、果たして無事に一年過ごせるのか、これからも班長の動向にはご注意くださいね(笑)。

(9)レスター・ロブソン / カイン・ナヴィ / リリー・ラクリー / ルバート・ロー

 2007/04/17 第8回、隠れエスト卿ルードリッヒ・エスコー。

 本妻とも円満にお付き合いしているらしいエスコー親子ですが、現時点(本編17まで、番外編8まで)では、タマリとルードの「微妙な距離感」が少し出てきてる程度ですね(と、ちょっと意味ありげな発言)。ルードリッヒとフロイラインは予定調和として登場させたので、今後の関わり方にご注目ください。で、さて、ルードはといえば、初登場でミナミを言い負かそうと(?)したり、そのくせ無茶するアイリー次長にほいほいくっ付いて行ってしまったり、ヒュー不在の折には最も被害を被ったりと、なかなか忙しいようです(笑)。元々「出すつもり」だったキャラだったんですが、ではどんな行動パターンにしようかと、結構悩みました。まぁ、結果的には「若ローエンス(笑)」ってイメージなんですが…ルードに関しては、本当に、上手く書けてるのか時々不安になります。とりあえず、班長の事は尊敬してる…らしい…です。

(8)タマリ・タマリ / ウロス・ウイリー / ルードリッヒ・エスコー

 2007/04/12 第7回、特務室の紅一点、ひめさまアリス・ナヴィ嬢。

 ファイランという話を考えて世界観を構築しキャラを配置した時から、ハルとドレイクの幼馴染みたいな位置関係の女性を出そうと思ってまして、彼らより少し年上でよき理解者というよりは、女性的に彼らをね、見守ってあげてるような人が欲しかったんですよ。それがなんであんな豪腕(笑)になりマーりィみたいな恋人が出来てしまうのかが、散歩的七不思議。一時期、本気で将来的にあの人(…誰かはご想像にお任せします…。あえて言うなら、陛下じゃありません)の嫁に行くという恐怖の展開も考えていたのですが、結局その流れは消滅しちゃいました。だってほら、アリスが嫁に行くとカイン君が泣いて、ジルの仕事に支障が出ますからね!

(7)クインズ・モルノドール / ミナミ・アイリー / ハルヴァイト・ガリュー / ガイル・キャニター(氏名のみ) / ラシュー・エドワドソン(氏名のみ)

 2007/04/05 第6回、替え玉が居てもおかしくない(ドレイク・談)ジリアン・ホーネット衛視です。

 ずーっと前からいつでも特務室に居るような気がするジルですが、初登場は「引越し日和(番外編)」です。多分(笑)。本編に至っては、「機械式〜」くらいからじゃないですかね? 頻繁に出てくるようになったの。それなのに、やたら出番の多い印象があるのは、わたしだけでしょうか?? 特別官舎でもいい位置(?)に付けているらしいジルは、勤務年数が長くても2年未満…最近はそうでもないようですが…という特務室にあってヒューの次くらいに長居で、次期室長候補ではないかと思われます。それもあって意外に班長とは仲が良く、アンちゃんをネタにからかっては逃走してるようです。事務専門官なので格闘技は人並み、裏設定として、射撃が「壊滅的に下手」(笑)というのもあったりねー。

(6)新規登場人物なし

 2007/03/31 5回目は、ギイル・キース部隊長です。

 ギイルは、一般警備部にもハルたちの協力者…というほど大袈裟でもないけれど、何らかの「関係者」を紛れ込ませておいた方がいいだろうという事で、「ハガネノ ヒト」でとりあえず名前だけ出してたんですよね。それが「告白」で司令(…実はこれ、そうです、フランツおじ様です)の命令を蹴って当時の第七小隊に肩入れし、勢い、ハルさんの部下になってしまったワケです。で、「エンドレス」でミル=リー嬢とお近づきになったハズのギイルですが、なぜか(笑)、その後の音沙汰がありません。人騒がせな上官に振り回されて、ゆっくりお茶をいただきに上がる暇もないのでしょうか?(笑) こちらの二人についても、そのうち書いて見たいエピソードとか…あるんですけどねぇ。

(5)ギイル・キース / ドレイク・ミラキ / アリス・ナヴィ / デリラ・コルソン

 2007/03/21 今回は、出番ないのに騒ぎを起こしていた(笑)タマリ・タマリ副長です。

 実は班長と同じ歳のくせに「美少女」呼ばわりされてるって事は、かなりの童顔なんでしょうね、この人。いつもにこにこというか、へらへら笑ってるタマリですが、それはあくまでもスタイルであって、実は色々とハードなものを抱えていたりします。で、その「色々なもの」が表面に出てくるのは、唯一ルードの前でだけなんですよね。後発、「サン オブ ア ガン!!!」からのレギュラーながら、臨界ファイラン階層制御系セカンドシステムという立場上、「全ての人よ うらむなかれ」「フレイム」辺りでは大活躍でした。まぁ、単純に、あのいかにもわざとらしい言葉遣いとか芝居掛かった空気とかが、動かしやすいというのもありますが(笑)。

(4)ヒュー・スレイサー / イルシュ・サーンス / ジリアン・ホーネット

 2007/03/14 解説3回目は、なぜか(笑)ベッカー・ラド副長。

 決して今まで出番の多い人ではなかったんですが、本編「17.フレイム」辺りでナイ・ゴッヘル小隊長と共に電脳班の起こす騒動に巻き込まれてしまった、意外と苦労人です(笑)。では、さて、今までそう重要なポストに居なかったはずのベッカーが、なぜここに来てクローズアップされたのかというと、ある人物との相性問題です(笑:あ、セイルくんじゃないですよー)。…まぁ、ベッカーにも色々仕込みがあって、彼もまた、今後の番外編での活躍にご期待ください、というとこですかね。

(3)ベッカー・ラド / セイル・スレイサー

 2007/03/07 キャラ解説2回目、メリル・ルー・ダイ事務官です。

 ルー・ダイ家の次男で歳の離れた兄と魔導師の弟に挟まれ、影の薄い人(笑)。の、はずが、マイクス坊ちゃんのおかげで魔導師隊に編入させられ、対人恐怖症のナイ・ゴッヘル小隊長に気に入られ、ついにはハルさんと差し向かいで話し込むハメになった、ある意味不幸な人ですね。そもそもメリにーさんは、「サン オブ ア ガン!!!」でアンちゃんとマイクスの話を書こうと思ったら勢い名前が出て来ただけだったんですが(笑)、番外編をやってるうちにどんどん出番が増えて来ました。彼は特務室の衛視とあまり面識がないので、まぁ、その辺でもちょっと面白く立ち回ってくれるかなと(笑)、色々考えたりしてます。

(2)メリル・ルー・ダイ / アン・ルー・ダイ

 2007/03/04 今回の番外編では、表題として使っているキャラの解説など、ここでやってみたいと思います(笑)。それもあわせてお楽しみください、の、番外編開始!

 第1回は、キャロン・ヒス・ゴッヘル嬢(笑)。言わずと知れた? 番外編7で登場したアンくんの元・婚約者です。性格は「男らしく捌け過ぎなくらいに捌けた人」と当初から決めてて、それで、いかにもなデザイン(現在のキャロンがこれですね)にするか、もう、フランス人形(笑)みたいにベッタベタの美少女を持って来るか悩んだ挙句、美少女だったらアンくんとお似合い過ぎじゃないか! という事で、迫力満点の女丈夫にされた人です。既にキャロンの登場意義を言い当てた方がいらっしゃる(2007/03/04現在)くらい、珍しく「意図的」に作られて登場した彼女ですが、アンくんの婚約者ってのは書いてる途中に思い付きで決めました(笑)。彼女の、今後の動向にご注目を!

(1)キャロン・ヒス・ゴッヘル / スーシェ・ゴッヘル / ベラフォンヌ・ヒス・ゴッヘル(氏名のみ) / イムデ・ナイ・ゴッヘル(氏名のみ)

       

   
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