玉川温泉滞在記  湯治初体験4日目(新玉川温泉) 

 

施設

応対

夕食

朝食

風呂

総合

 70

 80

 60

 55

90 

80 

 (24日新玉川温泉)

 

7月24日

 夜半からの雨は止まず、午前3時でも降り続いていた。岩盤浴は雨のため、小屋でしか出来ない。仕方が無いので、大浴場へ行った。源泉に入ると昨日以上にピリピリする。仕方が無く、露天の湯と50%の湯に浸かり、源泉は10分ほどに留めておいた。10分入れば十分か(笑)4時過ぎまで入り部屋で、のんびりした。どの部屋も5時には起床している。かなり雨が降り、気温が低く肌寒い。Sanchaは、“もう風呂は飽きた。俺は病気じゃないから、もういい。俺の悪いのは女運だけだ”という。どうも、玉川温泉は肌に合わないようだ。事実、私より背中の湯ただれが酷い。私は腋の下にポチポチっとあるだけだ。肌は敏感なはずだし、私の方がずーっと温泉に浸かっている時間が長いはずなのだが…。三日で一巡りだそうなので、湯ただれの状況を見ながら回数を調整する頃なのだろう。

 

朝食も相変わらずの渋滞だ。入り口から遠く離れた一段下がったところにあるテーブルで食べるが、直ぐに近辺のテーブルも一杯になってしまった。夜飲んだくれている人も少なく早寝・早起きだから、朝もきちんとお腹が減って食事が美味しい人が多いのだろう。どの人も、本当によく食べる。私は胸焼けが酷かったのだが、飲泉療法のせいかここへ来てから良くなってしまった。やはり、効いているのかなぁと思い始めた。食後、少し休んで大浴場へ。ここでの最後の入浴だ。最後になって解ったのだが、露天の湯は湯ただれに効果があるのだそうだ。最後にいっぱい浸かっておいた。風呂の中で会った地元のおばちゃんが言うのには、やはり雨の日の岩盤浴はガスの関係で具合が悪くなる人が多いらしい。やはり、自然の状況に合わせるのが一番なのだと思った。

 

さて、今日は新玉川温泉に宿替えなのだ。今夜はこことは違い、新しい建物でTV・冷蔵庫・トイレつきの部屋なのだ。バンザイ!玉川温泉を9時過ぎにチェックOUTした。トレーラーで暫らく片付けをし、猫と遊んでから新玉川温泉に向かった。ここでは宿の駐車場に停める事が出来た。フロントへ行ってみると、玉川温泉から新玉川温泉への移動だと早くチェックINできるらしい。部屋へ案内してもらうと、予約通り10畳に洗面所・トイレ・TV・冷蔵庫付だ。冷房は無いが扇風機が置いてあった。なにより、このスペースの広さが嬉しかった。Sanchaと顔を突き合せるような空間の狭さは、辛かった。早速、ここの風呂に入ってみる。ここには岩盤浴の変わりに温熱浴と岩盤浴に似た物があった。床にゴザが引いてありその上に更にバスタオルを引き、横になる。その上にビニールハウスのような囲いをかけるのだ。かなり岩盤浴に近いものがある。20分ほどやってみるとかなり汗が出た。源泉はここの大浴場の方が広い。我が家に必要な露天の湯はここには無かった。うーん、がっかりだ。入っている人たちも、玉川温泉のような切実さや真剣さが無く、気楽で物見遊山の観光色が強く感じられる。有名な玉川温泉を体験しに来たという感じだ。中には地獄すら観に行かない人もいるのだ。温泉に入っているお婆さん二人が“玉川は、なんだかねぇ。こっちまで具合が悪くなっちゃう”と話していた。逆に玉川を知っている人には、物足りないかもしれない。

 

夕食はここもバイキング。もう、バイキングは沢山と言う感じだ。メインのおかずが無く、細々としたものが数多くあった。玉川の方が良かったかも知れない。宴会をしている人もいるが、このくらいの時間に岩盤浴から帰ってくる人たちもいる。様々だなぁと思った。

なんだか、湯疲れなのだ。早く寝た。