網走簡易保険保養センター 

 

施設

応対

夕食

朝食

風呂

総合

80

85

65

85

80

75

 

 

 いわゆる“かんぽの宿”という所だ。昔、かんぽの宿は安くて施設が豪華だと人気出て、簡易保険の利用者以外の人たちが多く施設を利用するようになった。その分簡易保険利用者が締め出されてしまった。そこで、簡易保険に入っていない人たちには、施設利用料が課せられるようになった。これが結構な額になるのだ。かんぽ自体は良い施設だとは思う。だからと言って、ひとり¥2,000はひどいと思う。

1泊ひとりが¥16,000位になるのだ。これでは、普通の旅館にも泊まれる額だ。だから、我が家では、かんぽの宿は出来るだけ利用しない方向で考えている。しかし、旅行していて、かんぽの宿の賢い(?)利用法を見つけたのだ。我が家はトレーラーで寝泊りしているので、別に部屋は格別必要とは思っていない。だから、夕ご飯とお風呂の提供をしてもらえば良いのだ。かんぽの宿はかなりの確率で、夕食&お風呂の提供をしてくれるのだ。今回の網走簡易保険保養センターも快くOKしてくれた施設だ。部屋については、見てはいるが確かな評価は出来ないので、参考程度に見てほしい。

 網走湖の湖畔というより、湖畔の丘の上に建っている。昭和53年築の建物がベースで、平成6年に改装しているが、全体的に古い感じがする。お風呂は、無色透明の単純泉で、熱めでとてもよく温まる風呂だった。ただ、湯船が一つで洗い場が少ないのが難点かと思う。その上、ここも日帰り入浴の利用者が多い。 

 食事は食堂で食べる。Sanchaは蟹三昧コース¥8,000を食べた。毛蟹・タラバ蟹・ズワイ蟹が一杯から半杯付いており、見た目は豪華だが、今ひとつだといっていた。和風会席を私は食べたが、同様な感想だ。しかし、食堂の職員の人は(すこし太目のお兄さん)とてもよく気が付いて、良く働いていて、見ていて気持ちが良かった。 

全く関係ないのだが、この夕食時、年配のご婦人が盆上の1人用の鍋をさし“これは私がやるの?”などと間抜けな質問をしていた。ここは“かんぽの宿”なのだ。いままでどのような人生を歩んでこられたのかは知らないが、公共の宿に来て給仕をしてもらうと言う事は、まず考えられないのだが。もとい、旅館であったとしても一人用の鍋は客自体がするのが普通だ。もう少しお金を払って然るべきところへ、泊まれば如何かと思う。尋ねられた職員も何を訊きたいのか理解できないようだった。こんな浮世離れした人もいるんだなぁとちょっとビックリだった。